"RED, WHITE & ROYAL BLUE" を読みました


"RED, WHITE & ROYAL BLUE"を読み終えてから2年が経ってしまったので下書きだったこれを完成させました。


"RED, WHITE & ROYAL BLUE"(和題「赤と白とロイヤルブルー」)は、アメリカ合衆国大統領の息子がイギリスの王子様と恋に落ちたら…?という華やかなラブ・ロマンスです。

 私はこの本を2020年12月21日に書店の洋書コーナーで見つけて「表紙が可愛いから」と軽率に購入しました。洋書なんてまともに読めたためしがないので、読めなかったらインテリアにするか〜と思いつつとりあえず裏表紙のあらすじを読むと、「ハンサムでカリスマで頭が良い米大統領の息子、アレックスはイギリスの王子様、ヘンリーのことが何かと気に入らなかったが、なんと彼らの揉めている様子がタブロイド紙にスクープされてしまい英米の外交関係が危ういと報道される。この混乱を収集するために彼らは世界に向けて仲良しアピールすることになった。」と書いてあり、この本の”ヤバさ”を確信しました。これはもう読むしかないなと。

英語力にそこまで自信があるわけではないのでDeepLさんにお世話になりながら読み進め、なんとか読み終えました。

最初はギクシャクしていたふたりがだんだん打ち解けてお互いがお互いを大切に思うようになっていく様子が本当に素敵で、華やかでもどかしくて最高にキラキラしているふたりの愛に心が暖かくなり何度も涙が溢れました。真っ直ぐな愛と勇気が歴史を変える、奇跡の瞬間に立ち会ったような感覚になり読み終わったあとしばらく胸が高鳴っていました…。

自分が置かれている『大統領の息子』/『王子』という立場、そして恋煩いによって自分が嫌になるようなこともあるけれど、お互いを愛するうちに自分を誇れるようになるんです。

内容はもちろんの事、ストーリーの各所に散りばめられたウィットに富んだ皮肉にも楽しませてもらいました。"Smart people with bad manner" の物語はオタクみんな好きだと思うんですよ。育ちがよく賢い二人が上品にバカをやっているのがもう最高です。

書店でピンク色の可愛い表紙の洋書を見つけたらぜひ手に取ってみてください。二見文庫からも「赤と白とロイヤルブルー」という翻訳版が出ています。


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