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オンライン他国マスターに纏わるちょっとした噺


「オンライン他国マスターへ ようこそ!」

この文字列を見たとき、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。

お見合いで手に入る職業SPスキル、夢見るタマゴ、異様に早く手に入るゴッドマスターの称号______

もしかしたら、やたらこれを勧めてくるわたぼうやアクセサリー破壊爺を思い浮かべる人もいるかもしれない。

今回はそんなオンライン他国マスターについて様々な観点から振り返っていくことにする。

言うまでもなく、本稿は筆者である私自身やその周囲が経てきた足跡を中心に書いているので、大いに私の主観やデータの欠損(意図して省く場合もある)、理解に苦しむ内容が混じることも度々起こると思われるが、そこはどうかご容赦願いたい。
また、本稿において人名を表記する場合は全て敬称略の形で記すこととする。

※目次はかなり長いので開く場合は注意


いくつか前置き

オンライン他国マスターとは

オンライン他国マスターとは、テリワンSPから導入されたコンテンツであり、インターネットを通して自分のパーティをアップロードしたり、アップロードされた別のプレイヤーのパーティと戦うことができる場である。

基本的な遊び方

基本的に1日1回の更新につき10人の対戦相手を取得でき、勝利すれば名声ランクptとそれに対応する称号や累計勝利数に応じた報酬が手に入る。
また、テリワンSPでは嘗て勝利後に相手のパーティからランダムに1体だけランクを問わずにモンスターを入手することができたが、アプデでSSランクの種族のモンスターを入手することができなくなった。
対してイルルカSPはリリース日から今日まで仕様を変えず、元がSランク以下の種族であれば入手することができるようになっている。
そのため、クラウドセーブで更新前のデータを保存しておき、オンタコを更新して欲しいデータがなければクラウドロードをしてクラウドセーブをした時点のデータに戻ることでリセマラをするプレイヤーもいる。

2020/08/06~

記念すべき本作イルルカSPの発売日であり、オンタコの歴史を語る上でも外せない日である。

日付変更線

早速、初日に発生した問題があった。
それは、「このゲームの日付変更線が何時に設定されているか」ということだった。

「説明を聞く」から見れるこの文言に私含め多くのプレイヤー(?)が悩まされた

普通に考えれば、日本標準時と同じ00:00か、多くのソシャゲで採用されている04:00(サイゲとかは05:00だったり)辺りではないかという推測に至るはずだ。
しかし、このイルルカSPというゲームの前身であるイルルカ3DSでは、MGP/CGPの日付変更線が02:00に設定されていたのだ。
故に、初日から頑張りたいプレイヤーたちはこのうちのどれが正しく、いつオンタコをやるべきなのかということに悩まされた。
初日で出てくるモンスターや得られる報酬は大したことないかもしれないが、数多くのプレイヤーたちと差をつけるためには少しでも多くランクポイントを稼ぐ必要がある。
それに、1日1回しか更新できないと言われたら、それを逃すと何か損した気分になってしまうものだ。

結果として、それは04:00であることがわかり、現在では一般的な認識になっている。
普通の人であれば大方就寝後かと思われるが、後述する"周回"においてはこの時間が重要なボーダーラインとなった。

呼称について

「オンライン他国マスター」という名称は普段使いするにはやや冗長である。
人は長い名称というのは略したくなるもので、黎明期より様々な略称が生まれた。
以下によく見たものをざっと列挙すると、

  • オンライン他国

  • 他国マスター

  • オンタコ

  • タコマス

  • タコス

この5つぐらい。
黎明期こそ様々な略称で呼ばれていたが、現在はほぼオンタコで統一されていると言っても過言ではない。
場合によっては当て字で「御蛸」と表記される場合もある。

恐らく初出は2021/02/06の私の配信
表記は鱆だが、これも訓読みは”たこ”

ログインボーナス

黎明期のオンライン他国マスターでは、テリワンSPで仕様変更があっただけにどうなっていることかと思ったが、同様に本作では勝利後に相手パーティ内の元がSランク以下の種族をランダムに入手することができる仕様であったため、有用なデータは二次配布を繰り返されていった。

特に、黎明期から広く流布していた配布データはこれだ。

「他国PTに流して」

この4枠化ふくぶくろには夢見るタマゴから手に入るウルトラガードSP、カメハの神将ベニヒから1/7の確率で入手できるねぶた魂、それに加えて当時は黙示録厳選でしか入手することができなかったために希少価値の高かったマジェス・ドレアムなど、どれも有用性の高く且つ入手の面倒なスキルをまとめて配布するデータが現れた。
出現時期に関しては2020/08/10以降程なくしてであったかと思われる。
何故その日付が基準になるかと言うと、某姉弟チャンネルでマジェス・ドレアムのスキルや轟雷滅殺剣の存在が広く知れ渡ることとなったからである。
このふくぶくろは大多数のユーザーによって二次配布が繰り返され、オンタコを更新すれば大体一覧のどこかにはいるため、”ログインボーナス”などと呼ばれることもあった。
また、他にもVロン、スペクテット、神将ゲッパクなどで同様の、或いは別の有用スキルへ入れ替えた個体を配布を行っているデータも数多く存在する。

しかし、その時期にストーリークリアをしているプレイヤーはまだ少なかったため、4枠化ふくぶくろは仲間になる段階で新生配合を取り消され、下3段のスキルを持たないふくぶくろも多く二次配布された。

また、本稿の主旨とは関係ないが上記の内容のうちカメハとマジェス・ドレアムについて少し補足

  • カメハ厳選の確率
    ストーリークリア後に利用可能となるカメハふしぎな冒険隊の連れてくるモンスターは「ライブラリが埋まっていない種ほど手に入りやすい」という経験則的知見こそあるものの、ここでは便宜上全てのモンスターの入手率は同様に確からしいものとして扱う。
    ご当地スキルを持つ神将はDランクであり、Dランクのモンスターは全126種存在する。
    よって、目当ての神将を引く確率は1/126であり、その上で当該神将の持ち得るご当地スキルの数だけ分岐が発生する。
    例えば、ねぶた魂を持つ神将ベニヒは1/7、クスリ売りの祈りを持つ神将ゲッパクは1/6である。

  • マジェス・ドレアム
    マジェス・ドレアム含む全10種のモンスターは本作リリース直後に入手不可能であったため、マジェス・ドレアムや邪竜神ナドラガなどのスキルは黙示録から手に入れる他なく、かなり貴重だった。
    それらのモンスターが正式にリリースされたのは2020/09/11であり、約1ヶ月も待たされることとなったが、その少し前から既に当該モンスターを入手しオンタコで配布をする改造データも散見された。

オンタコ攻略・周回用パーティ

ある程度意識的にこのゲームに取り組んでいる人なら基本的に毎日オンタコに触ることが習慣になっていると思われるが、その上で欠かせないのが攻略・周回用パーティだ。
何を使うかは人それぞれだが、黎明期付近で紹介されて流行ったのは主に以下の2パターン。

超速速攻型
複数枚のいきなり霧を採用し、速攻で片を付ける構成。
斬撃を主に据えたパターンとステルスアタックを主に据えたパターンの2種に大別されると思われる。
現在ではこれらのパーティの組み方に倣って任意のモンスターに入れ替えたり、段位戦で使用する黒速攻を流用している場合なども見受けられる。

#参考文献

シャッフル轟雷
スピンスライムというモンスターは自身がスモボでありながら、スモボが行動順で優位に立てるいきなりシャッフルを持つため、シャッフルパーティで採用される場合が多い。
それに加えてロケットスタートを持つため、いごっそうと合わせてSP化特性の暴力的な倍率の押収で相手を滅殺することができる。
それはオンタコでも同様で、シャッフルで相手の霧を牽制しつつ超速などに上を取られないようにすることで、大抵の有象無象を狩ることができる。

特に、以下の動画で紹介されるスピンスライム*3 + スライマデュラ1のパーティは現在でも多くの人に使用されている。
それをオンタコの配信パーティに設定する人がいるため、ポイント稼ぎの側面からすると倒すのが面倒だという話もあったりする。

本筋から逸れてしまうので詳細な解説は省くが、参考までに筆者の主な使用パーティを紹介すると以下の3通り。

ステ最低値モンスター

2020/08/13
筆者の「種調整モンスター作りたいけど、3DSみたいにスライムつむり配布とかないから全部自分で作らないといけないよな」という旨の投稿についたリプライとそのやり取りの一部である。

現在では”何故か”周知の事実どころか常識になっているが、当時は欲しいモンスターを欲しいスキル、新生、系図で他者に依頼して回収するなどという発想は存在しなかった。
先に記した通り、当時のオンタコは育成済み個体を回収するというより、よくある超Gふくぶくろのような有用なタマゴスキルやご当地スキルを持つモンスター、乃至はスラ忍やワルぼうといった図鑑を埋める上で少し手間のかかるモンスターを狙うといった側面が強かった。

しかし筆者はと言うと、既に収集癖の片鱗が発露しかけていた。
(実際に使うことはないというのに)

(⇐)当時某姉弟チャンネルの影響で流行っていたスモボ鯨
(⇒)比較的良さげなスキルの3回ボックススライム

全ての始まり

少し飛んで2021/02/05、こんなツイートをする人物がいた。

まさかの、オンタコの配布モンスターのリクエストを募る旨のツイートである。
仮に育成を依頼したとしても、それを回収するということは何万、何十万という膨大な数のデータの中からこの1データのみを引き当てなければならないという過酷な試練に自ら立ち向かうことに相違なく、当時は誰しもが半分冗談めいた心持ちだったはず。

しかし、早々に4枠分の依頼が集まり、できたのが以下の3個体である。

行動遅い・HMW・ド7

当時環境を席捲していた"赤庇う"のヒーラー枠。
いてはこそ失うものの、耐性面と行動回数からエルギオスと互換性があり、最遅であることを活かして赤庇うミラー時に相手のエルギの下から体技封じの息を打つことができる。

3回・MAW・ド物/ド3物1/ド7物1

みんな大好きネドラ。
低HDで集敵して亡者に入ることで亡者リザオのコンボを安定させることができる他、メガボディの火力補正を最大倍率で享受しやすい。

行動遅い・HDsw・ド7

HPバブルSP込みでS1を実現でき、且つ行動遅いとスモールボディを同時に持てる3体のモンスターのうちの1体。
メガザルダンス、特攻、じごくの踊りなどが主な役割で、”マツリバ”のブギーの前身とも言えるような役割。

以上の3体がオンタコ史上初を飾る特定の個人へ向けた配布モンスターであった。

期間ごとにざっくりオンタコ産モンスター紹介

以下に時系列順にオンタコで配布されていた数々のデータを紹介していく。
配布されている個体の種類や被りなどが多量にあることもあり、適宜詳細画像の添付を省いている場合、そもそもデータが欠損している場合もあるが、ご容赦願いたい。
なお、参考までに筆者の本稿が投稿されるまでの総ツモ数は約480であり、その個体を保持している。
(牧場の最大容量が1000なので、その半数はオンタコ産モンスターが占めていることになる。)

語彙紹介

本題に入る前に、読者諸君の理解を得やすくするため、以下の紹介中にも用いられている語彙をいくつか紹介しておくこととする。

  • オンタコ
    オンタコでクラウドセーブ・ロードを繰り返して周回すること自体を”オンタコ”と呼ぶ。目的のデータへ向けて走り続けることから、”オンタコマラソン”、”タコマラ”などと呼ばれることもあったが、現在はオンタコで一意に定まっていると言える。
    また、マラソンから転じてオンタコをする者を”走者”などと呼ぶ場合もある。

  • ツモ
    さりげなく”ツモ”という言葉を先程から使っているが、これは麻雀で牌山から牌を1枚取る行為、加えてその行為による役の完成で勝利することを意味する「ツモ」に起因する。それから転じてオンタコにおいては、目当てのデータを引き当てた際に使われる言葉である。
    起源は杳として知れない(私が最初だったような気もする)が、発生時期は2021/02下旬~2021/03上旬であり、実は最初期から使われていた言葉である。
    また、1回の更新で欲しいデータが複数手に入った場合には”ダブルツモ”、”トリプルツモ”、”4ツモ”などと呼ばれ、現状確認されている同時最多ツモ数は”6ツモ”(きわみさんしろう 2024/05/25)である。

  • 絶版
    「一度出版した本の版を廃棄して再び発行しないこと。また、その本。」という広義の意味と同じで、本をオンタコのデータに置き換えたものである。
    古いデータ(どうやら、一定期間オンタコに触れないプレイヤーのデータは削除されるようだ)や配布主が配布をやめたデータなどがこれに当たり、当該データは貴重である場合が多い。

  • オンハラ
    「オンライン他国マスターハラスメント」の略語であり、他者に「オンタコ行け」(漢字表記は”御蛸池”)などと言ってオンタコを強いることを示す。これは主にオンタコをしない者たちによる行為であり、非常に質が悪い。
    余談だが、読者諸君もTwitter(現在は不当にXを名乗っているようだが、そんなものは知らない)で度々”#オンハランチ”というタグとともに食事の写真がアップロードされているのを見たことがあるかもしれないが、これはオンハラとランチの組み合わさったものである。このハッシュタグを最初に考案、ツイートしたのはドクター・デロトであり、同時にオンハラの生みの親でもある。
    また、#オンハランチの派生で”#オンパチランチ”というのも存在する。このパチの部分に相当する言葉はパチンコであり、ひかる(害悪パ研究所/ニート/ホームレス)(⇐これらは単なる蔑称ではなく固有名詞である)がパチンコにハマっていた時期にツイートしたものである。

2021/02/05~

最初のムドー、ネドラ、カルゴがリリースされた後、ほどなくして複数人から回収報告が為された。
人によっては2時間で回収できたという報告も上がったが、筆者はと言うとネドラ1匹回収するのに約90時間もかかってしまい、このオンタコ沼(という名の池)の洗礼を存分に受けたのであった。
しかし、実際に回収した者が複数現れたことや、回収に至る所要時間が(尤も運次第ではあるが)想定より短かったことから、当初は荒唐無稽に思われていたこの配布の形態が現在に至るまで存続することとなったのである。

とは言え、以上のモンスターたちを配信しているアカウントは1つだけであり、回収のためにはかなりの試行回数を要することには変わりない。
そのため、以降の走者たちへ向けて二次配布を行う者たちも現れ始めた。

特に、ネドラとムドーはその傾向が顕著であった。
それはネドラを好んで使ったあるプレイヤーの存在が大きいと思われる。
なお、当該プレイヤーはその様子を嘗てYouTubeに精力的に投稿していたが、現在は全て削除されている。
ムドーは赤庇う全盛期の最中であった当時希求されていた代物であり、単純に需要が高かった。
残るカルゴはと言うと、ネドラと同様に使用者は1人に限られる上、汎用性や面白さという観点においては少し欠けるため、需要はそこまで高くはなかった。

2021/02/20、約90時間のリセマラの末に漸く引き当てたのがこれ

また、その影響も相まってか当時はメガボディモンスターの配布が流行っていた。

(しかし、このうち3/4が同一人物である)
この中だとカンダタワイフとキマイラロードは絶版の中でも最上級レベルに貴重である
亡者運用メガボディたち
このように、系図内に特殊配合などを組み込んだものを”お洒落系図”と呼ぶ
歴史を感じる名前とコメント
”純血”ネドラ
赤庇うはぐれメタル
実際には自己産Lv1運用が主だったが、オンタコで配布する者も少なからずいた。
Lv1が良いとされる理由は負けず嫌いSPの他、ある仕様(バグ?)があったからである。
(右は比較用の種全振り個体 HMD・獣7)

2021/07/~

この時期において特筆すべきは、誰と申し合わせたわけでもなく育成済み個体を配布する者が現れたことである。

このように、配布対象者を定めない代わりに汎用性が高く誰でも使えそうな個体を配布するアカウントが以降一定数出現、存在し続けることとなった。

特に、この人物は複数回に渡って名義を変え、同様に汎用性の高い育成済個体を配布し続けた。

2021/08/~

このとき、後の段位対戦史にも大きな影響を与えた”黒シャフ”と”マツリバ”が生まれた。
当該パーティにおける主要モンスターはぶちベス、どんぐりベビー、ブギー、マジェス、メルトアなどであり、リバース下運用であれば素早さが低いことに越したことはない(ただし、作戦封じの息を当てる順番の兼ね合いなどにより、必ずしもそうというわけではない)が、当時はそこまで多量にオンタコ産個体を保有しているプレイヤーは少なく、現在のように可能な枠は全てオンタコ産で用意するといった芸当をするプレイヤーは存在しなかった。

#参考文献

しかし、既にその運用を意識しているような配布データもいくつかは存在した。

やネ弱
今やお馴染みの厨パ
赤庇うの台頭により出番が減ったリバース用アタッカー
野生個体値の育成済個体が配布されたのはこれが最初
彼が段位10000到達時に使用していたモンスター

また、某YouTuberが弊界隈に関わり始めたのもこのときである。
当時はオンタコ、延いてはイルルカSPに形成されていたのはかなりニッチな界隈であり、それまでは新規という新規もほとんどいなかったが、新規が増えていったのは2021/夏~秋頃であるような気もするし、これも一つの切っ掛け足り得たのかもしれない。

2021/09/~

引き続き黒シャフ用の個体が配布される中、徐々に増える新規プレイヤーの影響も相まって少しづつ個性が出始めてきた時期のように感じられる。
このときには既に段位戦でオンタコ産最遅モンスターを使用することが半ば当たり前になっていた。

配布が目的ではなく、好きなものを好きなように並べるタイプのデータも出現し始めた
”料理人”と呼ばれる魔界神マデュラーシャが登場したことで、名前に設定するデータも出現

2021/10/~

リボンの騎士・1は存在しない
何故彼が今になってオセアーノンを再配布し始めたかと言うと、オンハラの為である
オンライン 他国マスター
オンライン他 国マスター
絶版の中でもかなり貴重なデータ

2021/11/~

2021/11の最大の特徴にして流行は4枠化おにこんぼうである。
8月に流行り始めたマツリバへの対策の1つとして考案されたという経緯がある。

これを皮切りに、4枠化おにこんぼうの二次配布やスキル、個体値・系図違いの個体が数多く配布されていくこととなった。

#参考文献

また、自らが望む個体を自分で作って自分で回収するためにサブ垢を用意する者も現れた。

これは普段本作をプレイする端末とは別の端末を用意し、そちらでも本作を購入した上で欲しい個体を育成・配布するという方法であり、金銭的にも労力的にもコストは高い手段である。

謎の大称号王(このときはまだ大称号王ではないようだ)

余談だが、2021/11/30までに大称号王を達成したプレイヤーを時系列順に列挙すると以下の通り
・2021/03/03 Mobius
・2021/09/06 Xepalous
・2021/10/24 Bruce
・2021/10/31 奇人
・2021/11/26 イル(エコーズ)

2021/12/~

2021/12/28
いよいよ2021も終わりを迎えようとする頃、きわみさんしろうの手元ではあるパーティが完成していた。

そう、パーティメンバー全員がオンタコ産個体なのである。
理論上可能ではあるが、段位戦で人気のマジェスやザラームなどはオンタコで手に入れることが不可能であるため、大抵のプレイヤーはパーティ全員がオンタコ産個体になるということは滅多に起こらない。
しかし、このプレイヤーはその異常なまでの執念を以てこの並びをスタンバイへ、パーティへオンタコ産おにこんぼうを編成するというオンタコ産限定縛りを科した上で段位ptを9999まで積み重ねたのであった。
※段位pt9999達成:2022/03/16
 大称号王 達成:2022/03/28

また、特に断りもなくきわみさんしろうの名を出したが、この記事をここまで読んでいる熱心な読者諸君であれば、説明するまでもないだろう。
その異様と言えるほどの執念と継続力には誰しもが敬意を払わざるを得ず、オンタコの総周回数・総ツモ数において彼の右に出るものはいないというものだ。
(ともすれば、左にいるのは私ということになるが)

なお、これまで精力的に活動しているプレイヤーであるにも関わらずきわみさんしろうの画像がここまで1枚も登場していないのは、彼が自ら育成した個体を配布するのではなく、自らがオンタコで回収した個体を他の走者へ向けて二次配布する形を取り続けているからである。

”いきなりクライマックス”
※画像は2021/10/06のもの
きわみさんしろうの段位戦パーティの完成に至る最後の1ピースがこのグリフィンクスであった

また、広原雪子(Xepalous)の配布するとどろく闘鶏のカギはいずれも立地・条件ともに最高条件であり、特にこの報酬がオムド・ロレスの金策カギは多くのプレイヤーによって二次配布が繰り返され、最高条件の金策カギとしては最もメジャーなものと言えるだろう。

先述の通り2021/11/26にイル(エコーズ)は大称号王を獲得した後、
段位戦で使用していたモンスターを一部オンタコで配布し始めた。

#参考文献

野生個体スライムつむり

2022/01~

オンタコで配布されためざめのいやし新生モンスターで最も古いのはブギーではなくぬけがらへい

2022/02~

終了の野生個体値セット
恐らくこれが最後のデータ
終了のデータは所持者が少ないことや現在は二次配布以外で手に入れることができないことから非常に希少価値の高いデータのうちの一つであると考えているが、ダゴンのみに関して言えばきわみさんしろうの二次配布によって所持している人が多いのではないだろうか。
E = m * c ^ 2

2022/03~

オンタコ産では唯一スモボのネドラ
案外素早さが高く、コツブレを備えていることもあり、行動回数の多いスモボを上からダークブレイクなどで一掃することができる。
少なくとも豆柴は2022/03/24には大称号王になっていたようだ。

2022/04~

古くから本作をプレイしている人にはピンと来るはずだが、これらは彼が実際に段位で使用していた個体である。
この辺りで段位では黒シャフ用のシーメーダが流行り始めた

2022/05~

野生個体値の4枠化おにこんぼうはこれが初

2022/06~

2022/07~

2022/08~

2022/09~

2022/10~

勉強しろ
オンタコ行け

2022/11~

マツリバに対して4枠化おにこんぼうが生み出されたのであれば、この4枠化暗黒の魔神はそれらに対する一つの解答と言えよう。
おにこんぼうと比較すると、ときどきリバースと行動遅いを持つ点については同じだが、暴走機関とAI確定2回行動を持つことによってマツリバのようなS4に対してはこちらの方が有利を取りやすい。
また、暗黒の魔神のSの最低値は3であるため、おにこんぼう(S6)に対してリバース下で必ず先制し、HPバブルSPを持ったブギー(S2)を抜ける可能性すらある。

余談だが、この暗黒の魔神は巷で”テラ魔神”と呼ばれている。
この呼称は考案者であるひまてらすの名から取ったものとするのが自然な考えだが、それに加えてSI接頭語のG(ギガ : 10^9)の上がT(テラ : 10^12)であることにも起因していると考えることができ、実に機知に富んだ呼称である。

#参考文献

2022/12

絶版のまま終わるかと思われたが、現在(少なくとも2024/07/14付近)はきわみさんしろうによる二次配布がされており、入手可能な状態となっている

2023/01~

第一発見者は私でした(2023/01/05)
この配布データは一見して有用スキルが詰め込まれているのにも拘らず新生配合されていないため、使えないモンスターであるかのように見える。しかし、これらは2022/06頃に所謂村外で開催された大会のレギュレーションに則った実際に使用されたモンスターたちである。不定期ながら村内ではいくつか大会が開催されていたが、村外で大会が開催されることはなかったため、なかなか衝撃的であった。
このプレイヤーの出現も2022/06頃であったが、筆者Möbiusとは全く無関係の人物である。
こちらは本物の私

2023/02~

2023/03~

2023/04~

ここまでこの記事を読んでいる、或いは平素よりオンタコに勤しんでいる諸君については、既に気付いている・知っているかもしれないが、オンタコで配布されているモンスターの中には明らかに実用性が低く、本来の配布とは趣を異にする個体が混在している場合がある。
これは配布者がトチ狂っていたり単なる嫌がらせの類ではなく、真っ当に配布するために設定されたものである。

では、何故実用性の低い個体を敢えて配布するのか、誰がこれを欲しがるのかという話になるが、この疑問に対して端的に回答を述べると、育成済みオンタコ産モンスターをコレクトしている人物が存在し、当該人物らを満足させるためである。

彼らはオンタコに興じ過ぎるあまり出回っているデータのほとんどをコンプリートしているため、いくらクラウドロードをしても未入手のデータが出てこず、新たなコレクションとの出会いに飢えている。
故に、その狂った人間を落ち着かせるためにそういったデータが配布されることがあるのだ。

これは一見して狂人どもの一方通行な強制にも見えるが、マイナーモンスターを育成したいという層や少し趣向を凝らした育成をしたいという層も一定数存在しているため、需要と供給の関係が成り立っている。

ちなみにその狂人どもは、きわみさんしろう、Möbiusという名前らしい。

2023/05~

2023/05/11
以降のオンタコにおいてやや特異な配布をされる(後述)個体が放流された。

Bruceは2021/11の初期型4枠化おにこんぼうに始まり、2022/05の野生個体値4枠化おにこんぼうなど、自ら作成・配布したデータを引き当てた他のプレイヤーに二次配布の依頼をすることで望む個体を手に入れてきた。
そこで、次にその形態を取ったのがこのケルベロスである。

ケルベロス(1枠)はで連続(3)・AI1~3・カウンター・瀕死会心・亡者を備えており、特性に無駄がない種である。
この時点でかなり器用な使い方のできる種であることはご理解いただけると思うが、それを3枠化する利点は攻撃が全体化されることで一撃1500の会心ダメ(連続で分散するためにカンストしない)を撒けることにある。
HDをオンタコ産で極限まで下げることで亡者に入りやすくする他、通常攻撃を誘発・集敵することで瀕死会心カウンターの試行回数を増やすことが狙える。
また、同様の運用方法で使用される3枠モンスターで言うと、凶魔獣メイザー、ヘルクラウド、オセアーノン、スラ忍レッドなどがあげられるが、いずれもカウンターを持たないため、これがケルベロスが唯一抜きん出ているとされる理由である。

2023/06~

タイプGが放流されるのは2度目であるが、このときはちょっとした流行となった

2023/07~

みんなでやろうイルルカSP

2023/08~

ゾンビ系限定CGP

2023/09~

鞭カウンターを没収されたスライムナイト
ギュメイもレパルドも無霧適正高めで好きです

2023/10~

2023/11~

スモボ新生キマイラロードは吹雪無効で常にマホカンタと庇うを持つため、体技予測をすれば呪文チェインの攻撃をほとんど受けきれる上、AI2回行動を持つため、役割がなければ轟雷を使えるといった理由から一躍日の目を浴びかけたが、実際に段位で使われることはなかった。
代わりに、AI2回行動こそ失うもののいてはを持つ庇う新生ゾーマが使用されたことはあった。
ギガンテスは2021/11/21にJasper主催の下開催された「デスピサロ杯」で私が使用していた個体。
二次配布の二次配布

2023/12~

この期間に増えた新規配布データは他の期間と比較すると取分け少ないが、これは2023/12/01に発売されたDQM3へと多くのプレイヤーが移住したためである。(しかし、その多くが一月と持たずにDQM3をやめた。イルルカSPに染まり過ぎた者にとっては相容れない仕様であった。)

2024/01~

このケルベロスは2023/05に紹介したBruceによって作成された個体である。
特に、ゴリラの極みときわみさんしろうは2023/05に当該個体が放流された後に逸早くツモり二次配布を続けていたが、当のBruce本人が2024/01になっても未だツモれていない状態であったため、その惨状をTwitterで目にした他のプレイヤーたちによって、この辺りから(2023/12にもしれっと一つ紛れ込んでいるが)ケルベロスの配布データは多くなった。
オンタコで出現するデータに偏りがあることは日々オンタコに勤しんでいる読者諸君であれば経験則的に知っているはずだが、彼の場合は結果的に約1年もそれを拗らせてしまうのであった。(最終的にBruceが当該個体をツモったのは2024/05/17であった。)

2024/02~

オンタコ周回は気持ちいい
右雨炎
この辺りでキラーマシン3の再流行

2024/03~

ついに名指しする者まで現れるも、Bruceがケルベロスをツモるのは2ヶ月後のことである

2024/04~

相方にはオクトセントリーを置きましょう

2024/05~

※以下説明が長くなるため、例外的に最初に当該データ以外を紹介する。

きわみたんじろうの”いきなりフィナーレ”
きわみさんしろうの”いきなりクライマックス”のオマージュである
バルザックであることにも特別な意味があるが、それは別の項で後述することとする

「Bruce様へ」のメッセージとともに身元不明のアカウントから配られるケルベロス。
結果としてBruceはケルベロスをツモることはできたものの、このデータからではなかった。

5/17、彼がツモったのはすんすのサブ垢である。

”サブ垢”という名からして2021/11にTonnelatが行っていた別端末を用意して新たに作成したアカウントからデータを配布するという形態と同様であると思われるかもしれないが、これに関しては事を異にする。

詳細な説明は省かせていただくが、普段使いの端末とアカウントがそれぞれ1つずつあるだけでアカウントを増殖できる手法が2024/05/15にすんすによって確立されたのだ。

普段からオンタコに勤しんでいる読者諸君においては自明かもしれないが、つまりこういうことである。

このように、複数の同一のアカウントが同時に多数ヒットするようになったのだ。
パーティランクPROFESSIONALの枠は最大5枠であるため、1ツモで実質5ツモするなどという芸当も実現できてしまう。
(同時最多ツモ数は2024/05/25 きわみさんしろうによる6ツモである)
また、このようにアカウントを多量に増殖された状態であるため、単純なツモ率も以前と比較してかなり跳ね上がった。
しかし、PROFESSIONALの枠がこれらのデータに占有されてしまうがために、それ以外の非増殖のデータがツモりにくくなったという弊害もあるため、必ずしも喜ばしいことではない。

2024/05中にすんすにより増殖されたデータは先に紹介したケルベロスのデータ以外では以下の通り

メッセージ欄の数字は増殖して何垢目かを表しているようだ
ツモりやすく同時に多数ツモれるという特性を利用し、よく配合で使われる個体値と系図の育成用モンスターも配布され始めた。
リザードキッズ(HMW/ド)
ゴースト(HMS/ゾ)

また、早くも2024/05中にその手法を模倣しデータを増殖するプレイヤーも現れた。

2024/06~

※非増殖のデータから先に紹介

個人的に正体が気になるデータ
これもすんすだが、☆7のこのデータは非増殖である

以下、すんすによる増殖データ

以下、すんす以外による増殖データ

オンタコ小宮果穂と鈴木羽那は同一人物

2024/07~

今更だが、なんとなくでしか増殖法を理解していなかったため、筆者もこの手法を試してみることにした。
すると、難なくできてしまったので私からは以下の2つのデータ(ともう一つ別のデータ)の計3つのみが放流されている。(3つ程度では更新しても全く出てこないため、与えた影響は少ないと思われる)

そして、2024/07中にすんすにより増殖されたデータは以下の通り。

今まではリザードキッズ(HMD・HMW)とゴースト(HMS)しか配布していなかったが、

  • リザードキッズ(HMad/ド)

  • リザードキッズ(HMA/ド)

  • メカバーン(HMA/ド)

  • グリーンモッキー(MDS/獣)

  • ディアノーグ(HMW/?)

  • アイアンタートル(HMW/ド)

  • アクバー(MAW/悪)

の7種が新たに配布されるようになった。

※以上のデータは2024/07/18までのものである。

余談

ここからは上記までの内容で説明の漏れたオンタコについて関する様々な余談を記していく。

パーティランク

現在においては「オンタコを更新するときのパーティランクによって出現するデータが変化する」という経験則的知見はある程度は知られていると思われるが、これが最初に知られたのは2021/02頃というかなり早い段階であった。

カツオ武士とリヒト

この経験則が明確に見出されるに至った原因のデータである。

何故このデータが注目されたかと言うと、パーティランク☆6でオンタコの更新をすると高確率でこの2つのデータが出現するからである。
しかも多くの場合、この2つのデータは同時に出現するため、ただの何でもないデータであるにも拘らず覚えられてしまったのだ。
そのため、「オンタコを更新するときのパーティランクによって出現するデータが変化する」⇒「欲しいデータは大体PROFESSIONALだから更新時はパーティランクをPROFESSIONALにした方がいい」という新たな常識が生まれた。

なお、カツオ武士に関しては今も尚語り草になるに止まらず、ファンアートまで描かれるなど一部の層に異様な人気を博している。


内部的なパーティランクの差異

※以下は「オンタコを更新するときのパーティランクによって出現するデータが変化する」という仮説を正しいものとして話を進めるものとする。

パーティランクがPROFESSIONALの場合、当然PROFESSIONALは出やすくなるはずだが、PROFESSIONALが一覧に表示される上限の5枠のうち5枠埋まりやすい場合や、逆に全然埋まらない場合も観測されている。

これが何を意味するかと言うと、「同じパーティランクでも内部的には差異がある」ということを示唆しているのである。

この「同じパーティランクでも内部的には差異がある」という考え方はイルルカ3DSのときから存在していた。
具体的にはすれ違いバトルの「結果だけ表示する」場合、実際に手動の対戦で強いパーティで対戦させるより、内部的なパーティランクが高いパーティで対戦させた方が勝率が高いというものだった。
特筆すべきは、これがプレイヤー間の迷信めいたものではなく、公式の出している情報であるため、信憑性が確かであることにある。

最強データ+ガイドブック(通称”緑本”)のp.71参照

また、すれ違いバトルだけでなく、MGP/CGPにおいてもパーティランクは重要な意味合いを持っていた。
MGP/CGPでは自分よりパーティランクが高いパーティに勝利すると「強さの差による追加点」で加点されるという仕様があったためである。
そのため、GP上位勢は可能な限り自陣のパーティランクを下げるべく、無駄なステータスを削ぎ落したり(Lv1育成は当たり前)、必要ない武器を装備させない(もし装備させる場合はひのきの杖で無駄にステータスを盛らない)、無駄な特技を取得しない(マインドガード+が欲しいなら魔戦車ダビドに30pt振ればギラガード+とマインドガード+だけの取得で済む等)といった具合に、パーティランクを下げる方向への調整を要求された。

話はやや逸れたが、同じく公式が出している本の中にGPについて説明している箇所があり、そこでパーティランクへの影響が大きいものと小さいものについて一部言及されている。

究極対戦ガイドブック(通称”青本”)のp.104参照

しかし、これらの考えに則った行動がイルルカSPのオンタコにおいて実践されたのは2022/07/31が最初であり、意外にも遅め。
コロンブスの卵というやつである。

アララララウネ

そして生まれたのがこの「アララララウネ」であった。

1枠でラが1つなら、当然4枠はラが4つ

実は全ての最大ステータス合計値が最大値となる種はアラウネ。
(※ただし、画像の個体はド7悪1ではあるものの、HMAである。最大値はHMWのときである。)
スキルは各スキルの被りが可能な限り生じないようにパーティランクへ影響を与えやすい特技を中心に選定した。

つまり、
「オンタコの欲しい配布データは大体PROFESSIONALであり、パーティランクが高ければPROFESSIONALの出現率も上がる」⇒「PROFESSIONAL且つ内部的なパーティランクを可能な限り高めた状態であれば、PROFESSIONALを引く確率を可能な限り高めることになり、間接的にツモ率が上がる」という考えだ。

御蛸之神自摸太郎

「オンタコを更新するときのパーティランクによって出現するデータが変化する」のであれば、当然浮かんでくる疑問がある。

「最もツモりやすいパーティは何か」

先述の通りパーティランクが高ければPROFESSIONALの出現率は上がるからして間接的にツモりやすくなるものの、過ぎたるは猶及ばざるが如しというものだ。
目当ての配布データにジャストミートするパーティが存在するのであればそれが一番良いに決まっている。

そこで、あるとき注目されたのがきわみさんしろうのパーティであった。

自作のADバルザックらしい。
このときの名前は「つもぉんばるざく」だが、「つもぉんざくざく」「つもつもつもつも」「御蛸之神自摸太郎」など定期的に変えているようだ。
実際にこの影響を受け、同じ個体を育成するプレイヤーが何人か現れた。
しかし、きわみさんしろうがここまでツモれているのは単に運がいいからではなく、圧倒的なまでの試行回数の積み重ねによるものであるということを決して忘れてはならない。

クラウドセーブの時間

あるとき、きわみさんしろうによって建てられた仮説があった。
それは「クラウドセーブの時間によってツモ率に変動がある」というものであった。

クラウドセーブ時間は午前04:00付近
日付変更線が中心となっている

実際、彼は特定の時間にはある人物をツモりやすいなどの法則性を見出しているようだが、検証している人物が彼しか存在しないため、その実情は杳として知れない。
ちなみに、最も効果がありそうな050505(オンタコオンタコオンタコ)と055555(オンタコココココ)は彼曰く意味がないらしい。

また、筆者も「(午前)4時台にオンタコをするとツモりやすい」などと言って4時にオンタコをしていた時期もあった。

配信データの削除に関する仮説・反例

これも経験則的知見であるが、どうやらオンタコ(或いはイルルカSP)に一定期間触れない人物のデータは削除されるらしい。
というのは、古いデータの中で現在引けないデータ、即ち絶版が存在するからである。
あくまでオンタコの内部システムを覗き見たわけではないので絶対と言い切ることはできないが、最もオンタコをしているきわみさんしろうとそれに次ぐ私筆者が口を揃えて言っていることであるからして、単に引けてないだけと片付けるのは腑に落ちない。

しかし、反例になり得る存在がいる。
それが他でもないカツオ武士とリヒトなのである。
彼らは2021/02からその姿を変えず、2024/07まで名前、称号、コメント、パーティ、鍵の一切を変えていない。
ここまで配信データが更新されていないとなれば、流石にもう中の人はそのデータでプレイしていないのだろうと考えるのが自然である。
故に、上記の仮説に則れば現在はその姿を目にすることはできないはずだが、今も尚オンタコの海に漂い続けている。

そこで、更に新たな仮説が生まれた。

「カツオ武士とリヒトは公式が配信しているデータなのではないか」

本作リリース初日のことを考えてみるとわかりやすいと思われるが、公式の配信しているデータが存在しなければ、一番最初にオンタコを更新したプレイヤーは誰のデータも取得することはできない。
今となっては一番最初にオンタコを更新したプレイヤーを特定して何が出たかなどを確認することはできないため、断言はできないが恐らく10枠全てが公式の配信データだったのではないだろうか。

では、そう言われて見返してみるとどうだろうか。

コメントが無機質且つ当たり障りがない上に全く同じ文面であるところなど、実にそれらしくはないだろうか。
この仮説が正しいのであれば、他の古いデータは全く見当たらないのにも拘らずカツオ武士とリヒトが今も尚発見されることにも説明がつく。
ただし、これもあくまで極めて精度の高い経験則的知見の域を出ないことにご留意いただきたい。

DbgMons

2023/11/14
不思議なデータが発見された。

対戦勝利の報酬として入手すると、どうやらこれは「モントナー1_ふつう」というデータらしい。

通常、このときに表示される名前はモンスターの種族名であり、ニックネームではない。
そもそもニックネームは8文字までであるため、字数オーバーである。
ともすれば、これは内部的に「モントナー1_ふつう」と命名されたデータであると考えるべきであり、恐らく中身はモントナーなのだろうが、モントナーが仲間になるというのもおかしな話である。

ちなみに牧場に入ると「DbgMons」という名前になる。
その名から推測するに、Debug用のMonsterのデータがどういうわけかオンタコに放流され、ここまでやって来てしまったということらしい。
ちなみに、このDbgMonsはタップするとゲームがクラッシュして落ちるため、一度仲間にすると永遠に牧場の貴重な1枠を占有されてしまう。
また、パーティに入ったものをタップすると以下のようなエラーメッセージも表示される。

そして、牧場やパーティ内にいるものをタップするとクラッシュするが、配合はできるようだ。
ただし、子をDbgMons、つまりDbgMonsの転生か新生をするとクラッシュする。

何気に「赤の魔石」という本作内に存在しない紋晶が使われている

また、配合で生まれた子にも、異常性の一部が受け継がれるようだ。
わかる範囲だと、少なくとも当該モンスターをタップしても何も表示されないらしい。

いずれにせよ、改造データ乃至は不正なデータをオンラインに持ち込むのは御遠慮願いたいところである。

人気の改造データ

けつ毛バーガーいっちょあがり!

プレイ時間の割に名声ランクと対戦勝利数が極端に多い、と言うか誰も到達していない領域に達している改造データである。
パーティランクがPROFESSIONALであるためにオンタコをやればやるほど目にする機会が多くなるデータであり、妙に愛着を覚えるプレイヤーが後を絶たなかった。
ちなみに、このデータと対戦したことで自らのゲームデータに悪影響を及ぼしたといった類の報告は為されていない。
そもそも、最後に目撃されたのが2022年上半期であるため、現在はその存在を確認することもできない。
また、その影響で何かとけつ毛に関連するデータのスクショは様々なプレイヤーによって集められている。

更新エラー

オンタコが更新できなかったときに出るエラーメッセージである。
エラーによってオンタコが更新できない理由は様々であるが、少なくとも複数端末で同時にオンタコを更新するとこのエラーが出る。
2端末でオンタコすれば効率2倍ということにはならないので注意。

配布モンスターの性別

配布モンスターの性別に注目したことはあるだろうか。
少なくとも私の場合は「育成済み個体は必ず両性にする」というルールを課している。

育成例

これは「性別もしっかり厳選してるので、Lv1で個体値・種等も含めて全て厳選済みの個体ですよ」ということを示すためにイルルカ3DSのGP上位勢の一部において根付いていた慣習である。
普通、モンスターの性別は対戦相手に表示されないため、一見して自己満足の域を出ない(否、然して間違ってはいないが)無駄な厳選であるかのように見える。
しかし、イルルカ3DSの牧場フリーバトルでは相手にGPのランキング上位パーティを設定することができ、そのときに性別も表示されるため、性別まで拘るプレイヤーが一定数存在したのだ。

なお、配合で両性の生まれる確率は5%である。(緑本p.286参照)
仕組みとしては先に両性か否かの抽選が行われ、両性が選ばれなかった場合は子の種族毎に固有の確率によって性別が決定される。多くの種族は♂50%/♀50%であるが、♂100%、♀100%の種族も一部存在する。

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