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自己破産をした男

こんにちは。SHIN1です。

この記事を見ている人の中には自己破産を考えている人がいるかもしれません。実際に私が自己破産した経験をお伝えし、役に立てれば幸いです。

また自己破産の対策について知っておくことは重要です。
本記事では、自己破産に至るまでの経緯や手続きの流れ、そして再起への道筋について解説します。
具体的には、借金の問題点、弁護士や司法書士との連携方法などを紹介します。
また、自己破産での抵抗感や社会的なイメージについても触れ、自己破産を乗り越えるためのメンタルを紹介できればいいと考えてます。
自己破産になった方や将来的になる可能性がある方にとって、有益な情報となるでしょう。

ちなみに自己破産とは

債務の返済ができなくなった個人の申立てにより開始される破産手続のことです。個人である債務者が破産手続開始の申立てをしたときは、同時に免責許可の申立てをしたものとみなされます。

法テラスより引用

自己破産の経緯

私は2019年5月16日に自己破産の手続きを行いました。約5年前の話です。なぜ自己破産したのかと言うと、家庭の支出が収入を超えていたからです。実際にどのような状況だったのか、ご説明していきます。

私は大学を卒業後に新卒で運送会社に就職後に携帯ショップ(某代理店)に転職しています。私のプロフィールに詳しく書いてます。

自己破産の原因

転職後に自己破産の手続きをしてます。運送会社に勤めていた時はお金に関しては特に問題なく過ごせていました。今思えば、自己破産の原因になった理由として大きく2つあります。

  1. 収入が減ったこと

  2. 浪費が多すぎたこと

まず、1番目に関しては転職する際に年収をこだわらなかったため。携帯ショップでは運送会社に勤めていた時より、年収がおよそ100万円は落ちていたと思います。転職する際は年収を前の会社より上げていくものだと思いますが、私はそうしなかった。それが収入が減った原因です。

2番目の浪費が多すぎるに関してはクレジットカードの使い過ぎたことが原因です。転職をする前はほとんどクレジットカードを使わずにほぼ現金生活をしていました。しかし携帯ショップに転職後はクレジットカードを利用してポイントを貯めるようになったのです。生活レベルも落とさなかった私はどんどんお金が回らなくなりました。
多少クレジットーカードを使用しすぎても賞与等のボーナスでどうにかできた。徐々に月々のクレジットカードや家賃等の支払いが遅れていきます。親のいない私は、姉や友人に迷惑をかけたくないので相談することもなく1人でいつも悩んでいた。お金をどうにかしようと消費者金融にもお金を借り、そのお金をクレジットカードの返済や家賃等に充てていた。それはただの自転車操業にすぎなかった。次第にクレジットカードは使えなくなり、消費者金融からもお金を借りれなくなった。さらにクレジットカードのリボ払いや消費者金融の利息も大きくなり不安も大きくなっていった。

転機

どうにかしようと考えた私はネットで調べた結果、『債務整理』『自己破産』というワードにたどり着いた。もしかしたら返済するお金が減るかもしれないという希望が見えました。すぐに私は司法書士の事務所に電話をし、アポイントを取った。実際にどうにかお金が減らないかを司法書士の方に相談すると、言われた。
「いや、これはうちでは対応できません」
私は失望した。簡単に言うと、債務整理ができないとはっきり言われました。実際の借金の内訳が以下の通り(5年ほど前なのでうろ覚え)

  • 奨学金

  • クレジットカード3~4社

  • 消費者金融2社

  • 銀行のカードローン

  • 車(乗用車)のローン

合計金額は500万円以上あったと思います。そこで司法書士の方が『法テラス』という国が設立した法的トラブル解決の日本司法支援センターを紹介していただきました。法テラスは日本全国各地にあるとこで、私もその時はじめて知りました。

後日に法テラスに足を運び、無料で弁護士さんと相談していただきました。結果もう自己破産するしかないと言われました。その後は弁護士さんの事務所に何回か行き、自己破産の手続きを完了しました。ちなみに弁護士の費用は法テラスが立て替えており、返済は5,000~10,000円ほどを毎月返済しているのを覚えています。

この時期の私のメンタルとしてはとても苦しいものでした。職場では責任のあるポジションを任さられている中、自己破産の手続きが進んでいる。もし自己破産したことがばれたらどうしようとか考えたりもありました。また誰にも相談せずにずっと自分だけで抱えてました。どうしても身内には知らせる必要があったので姉だけは知っていた状況です。
自己破産を乗り越えるためにはすぐ弁護士に相談することです。ただそれだけでいい。

自己破産したその後

2019年5月16日に自己破産の手続きが終わり、私はホッとした。日常生活にはほとんど影響はなかったです。借金は0、車も0、クレジットカードも0になるくらいでした。住んでいる地域が交通の便が整っていたら、車は必要ありません。レンタルで十分です。また職場の人にもばれることもありませんでした。やはり世間一般には自己破産と言うとかなりイメージが悪いので、職場の同僚や上司に知られると昇進や昇給に影響が出てきそうです。
実際に私は仕事も上手くいくようになり昇進もできました。

自己破産した後は何よりお金に関心を持つようになったのです。
お金の知識がなかったからリボ払いやカードローンなどを利用していたんだと。またNISAやiDeCoなどの勉強をするようにもなった。

正直に言うと自己破産する前の私は、「自己破産したら人生が終わる」というイメージでした。しかし自己破産をしなければ今でも苦しい思いをしていたかもしれません。借金は返さないといけない、借金を踏み倒すこともしてはいけないです。
ただ今この記事を見ている人で苦しんでいる人がいれば、自己破産や債務整理という国の制度を利用するのはいいのではないでしょうか?

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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