日記:子供の嘘2 やっぱりゲーム
先週、小6の息子が親の目を盗んでゲームを長時間やってしまい、キツく叱ったのですが、その数日後にまたしてもゲームをやってしまいました。今回はなんと深夜1時から4時までゲームをしていたのです。(前回記事こちら)
朝から驚くとともに、怒りの頂点に達しました。昭和的にはちゃぶ台をひっくり返して、首根っこを掴んで引き摺り回したい、、、が、今は令和です。
ドロシー・ロー・ノルト先生の「子は親の鏡」の中の「広い心で接すれば、キレる子にはならない」「叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう」という一節を思い出します。
怒りに任せてはいけないと思い、口を黙ました。子はそそくさと学校に登校していきました。
私はパソコンのログを確認しました。色々とブロックしているはずなのですが、それを解除する方法をネットで検索している履歴、最終的にはなんらかの方法で突破し、ゲームをしていた履歴がありました。また昨日だけではなく、一昨日もでした。夕飯も食べずに熱心に机に向かって塾の復習動画を見ている様子でした。私はたいそう感心して褒めたのですが、実は授業動画を流しつつ、バックグラウンドでゲームをしていたのでした。怒りのマグマが沸々と湧いてきてどうにかなりそうになりました。小6ってここまでするのか、狡賢さに驚き、悲しくなりました。
子が嘘をつくのは親が怖いからだそうです。怒られたくないから嘘をついてしまう。叱っても一時的にしか効果はなく、どうしたらバレないか考えてしまう、という負のループに陥る。
そうすると、怒ったわたしのせいであるということになるのですが、私はこの愚行を許さないといけないのだろうか?
その日、私は在宅勤務でした。仕事は難題だらけ。こんな日でお構いなしに次から次へと舞い込んできました。なんだか気持ちが落ち着かず、場違いな発言をしてしまったり、判断がいまいちでした。
14時過ぎになると、子が小学校から帰宅してきました。目を合わさず会話もせず、漫画を読みはじめました。私は無言で仕事を続けました。
しばらくすると、息子はソファでうたた寝をし始めました。徹夜でゲームしていたのですからね。眠いでしょうね。そこから4時間くらい眠り続けました。
私はその寝顔を見て、何度も水をかけてやろうと思いました。裏切られた気持ちになったし、それをバレないように誤魔化している、そんな奴が目の前でスヤスヤ寝ている様子が許せなかったのです。我が子の寝顔をみてそんな気持ちになる日が来るとは。。。。
夕飯の時間になりました。私はこの子のためにご飯を作らないとならないのかと思うとなんだか苦しくなりました。外の空気も吸いたくなって、お弁当を買いに行きました。
買い物から帰ってきてもまだ息子は寝ていました。声をかけましたが起きません。私はお弁当を投げつけたくなりましたが、食卓に並べて、寝室に移りました。その後、しばらくして彼はようやく起きてお弁当を食べたようです。
その後、子供からの反応はありませんでした。このまま寝るのかと思いましたが、自分の気持ちとしてこのまま終われないなと思いました。仕方なく向き合うことにしました。絶対にキレない、大声をあげない、と心に決めました。
落ち着いて伝えました。
「ちょっと話をしようか。」
「昨日ゲームしてたね。一昨日もね。全部わかってるよ。」
子供はカタツムリみたいにうずくまり動かなくなりました。怒られると思ったのでしょう。しばらく待ちましたが、返事がありません。というか、返事ができなかったのでしょうね。私が怖いのだなと感じました。
時間も遅く、そのままリビングで寝られてもかないません。
「私はあなたが本当のことを言うまで私は待つからね。今日はもう遅いから寝なよ。」できるだけやさしく告げると息子はそそくさと寝室に向かいました。
私はソファに寝そべり天井を見上げました。これでいいのだろうか?なぜなのか。私のせいなのか。どこかで間違えたか。どうしていこうか。色々な想いが浮かぶけど、一つも答えがありません。
私も子供の頃、親の目を掻い潜って悪さをしたことがあるなと思い出しました。家族に嘘をつくと親はこんなに傷つくものだな。家族への嘘は最悪だな、と何十年ぶりに反省しました。なんだか酷く疲れて眠りについたのでした。
長くなってしまったので、一回切ります。(続く)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?