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君は小学生のまま大人になればいい。

大富豪と言われる方と一般の方とでは一体何が違うのか?間違いなくハッキリ言えることは【マインド】です。

マインドでしかないと言ってもいいでしょう。マインドとは、考え方やあり方、思想や哲学、生き方そのものとも言えます。

やはり、ここを磨いていかないと真の成功者にはなれません。あのアインシュタインが次のような言葉を残しています。

「成功者になろうとするのではなく、むしろ価値ある人間になろうとしなさい」

非常に納得いく言葉ですね。世の中には「なんちゃって成功者」や「期間限定の成功者」が沢山います。

彼らはただ単にお金が欲しくてお金を得る方法を実践してお金を得ただけ。そこにマインドがない。

だから得たお金を簡単に失ってしまうんです。僕が出会ってきた“悲惨な債務者”たちの多くは、かつて「超お金持ち」と言われた人たちだったのです。

彼らはみんな同じことを言っていました。「借金をしても、稼いですぐに返せると思った」みなさん余程、お金を稼ぐことには自信があったのでしょう。では、彼らはなぜこんなことになってしまったんでしょうか?

まず第一に「稼ぐ」には限界があるからです。例えば、若くして数億円という大金を稼いでいたプロスポーツ選手が、引退するときにはほとんどお金が残っていなかったり、芸能人のように一度は大金を手にしても、数年後には借金を抱えているというケースは少なくありません。みなさんもニュースなどを見て、不思議に思われるかもしれません。

彼らの多くは、収入が増えると、それに伴い支出も増え、税金も増え、生活水準も上がっていき、ますます稼がないといけないと思い、仕事に精を出す。
そしてさらに収入が増えると、ますます支出が増え、税金も増え、豪邸を建て、高級車に乗り、豪遊する。もっとお金が必要だと思い、もっともっと仕事に打ち込む・・・。これの繰り返し。

では、なぜこうなるのか?

それはそこにマインドが抜けているからです。生き方、思想、あり方が抜けているから環境の変化に自分も流され、それまでに築き上げてきたものが音を立てて崩れ落ちる。まるで土台ができてない上に建物を建てたように…

何を行うのしても一番大事になってくるのは土台です。建物も土台さえしっかりしていれば崩れません。しかし、どうでしょう…昨今の世の中は…

あまりにも土台を無視したものが目立ってませんか。それは生き方であったり、製品、サービスも同じです。建物のデータ偽装、食品偽装、政治家のお金の問題。「そんなに銀座が好きかね?」って思いますよね(笑)これらはすべて【土台】を無視したところから始まっています。

建物の土台は「安全」のはず。
食品の土台は「安心」のはず。
政治家の土台は「志」のはず。
そこを無視するから様々な問題が次々と起こるのです。

ではボクたちが生きていくうえでこの土台はどのようにして作っていけばいいのか?正確に言えば、実はもう出来上がっているのです。全員とは言えませんが99%の人はもう土台は出来上がっています。ただ、ほとんどの人が気付いていない、もしくは忘れてしまったか…

僕たちが生きていく中で必要な土台とは、「小学校一年生の一学期で習うこと」です。拍子抜けしましたか?笑

でも、これは紛れもない事実で小学校一年生の一学期で習うことだけでこの世なんて成功しちゃうんです。「じゃあ、なんで成功法則とかセミナーとかあるんだよ!!」と言うかも知れません。彼らの多くは成功法則を商品として商売をしている人たちなんです。つまり、早い話がマーケティングです。

売って儲けたいがために、さもこれをやると儲かるみたいな表紙を作ってそれを商売にしている。まさに行き過ぎた資本主義が生み出したまやかしと言ってもいいでしょう。

誤解があるといけないので言っておきますが全部が全部そうではありませんが。中には立派な教えもあると思います。ですが、多くがマーケティングだということ。じゃあ、小学校一年の一学期で習うことって具体的には何か?それは一言でいえば【原理原則】を中心とした生き方へシフトするということです。

どういうことか?これには分かりやすい例があるので紹介しましょう。

今から50年ほど前…ある若者が町工場を立ち上げた。しかし、その若者は経営に関しては全くの素人で経験も知識もなかった。どうすれば経営が上手くいくのか…まったく見当もつかなかった。そこで困り果てた若者が出した答えは、とにかく人間として正しいことを正しいままに貫こう!!ということでした。

「嘘はつかない」
「正直でいよう」
「欲張らない」
「愚痴は言わない」
「人のせいにしない」

これが小学校一年生の一学期で教わること。そして大人になるにつれ、忘れてしまうこと。この単純な規範をそのまま経営指針に据え、あとの難しいことは、ほとんど気にしないでやってきた。

それから50年…、この小さな町工場は日本を代表する大企業にまで成長したのです。この会社こそ現在の京セラであり、経営者は京セラやKDDIの創始者であり、日本航空をどん底から救った稲盛和夫氏だったのです。

稲盛氏は当時から今も変わらず、一般に広く浸透しているモラルや道徳に反することをして、上手くいくことなど一つもないという単純な確信があった。それはとてもシンプルですが、それゆえ筋の通った原理でした。

多くの人はこのことを分かっているはず。嘘をついて上手くいくことなど一個もない。正直じゃなきゃ人に嫌われてしまう。欲張ると結局は損をする。人のせいにすると自分が成長しない。

分かっていますよね?じゃあ、なぜそんな生き方をするのでしょうか?この世にはいくつかの原理原則があってそれには絶対に刃向かえない。それはこの後の章で詳しくお話ししますが、小学校一年生の一学期で習うことも原理原則と言えます。こういう話をすると必ずこう言い返してくる人がいます。

「それは分かるんですが、社会に出ると人付き合いや世間体などがあって必ずしもそうは生きられない」

これがよく言う固定概念。そう生きると何か問題があると勝手に脳がインプットしているだけでいざ、こういう生き方をしてみるとかなりの確率で仕事も人付き合いもうまくいきます。

例えばボクは行きたくもない飲み会に誘われると断るんです。「ごめんなさい、あなたたちとお酒を飲みたいとまだ思えないんです」(正直)

すると、間違いなく嫌われます(笑)けど、あの心理学者、アドラーは次のように言っています。

「10人の人がいたら、2人はあなたの事が嫌い。1人はあなたに好意を持っている。あとは7人はどちらでもない」

あなたは10人みんなから好かれようと思っていませんか?ボクはボクを好きになってくれる1人だけを大事にしたいんです。そのためには、多くの人と付き合っている暇はない。最初からすべての人に好かれようと思うから原理原則から逸れていく。そうじゃなく、どんなに無理をしても、どんなに媚びを売っても、10人中2人には嫌われるし、7人は自分に興味がないと思えばいい。

たったそれだけのことで人間関係はうまくいく。人間関係がうまくいけばすべてのことがうまく回りだします。なぜなら運や富はいつの時代も「人」が運んでくるからです。インターネットが商売の重要なツールになっても結局は動かすのは「人」です。

「人」を無視して上手くいくことなどこの世の何一つない。もし、今あなたが仕事、金銭面で悩んでいるのなら、そこには確実に「人」の問題があるはずです。直接結びついていないように見えても必ず人の問題があります。そこを一度真剣に考えて改善してみるといいと思います。

逆にボクは数多くの成功者に会ってきましたが、例外なく彼らは「人」を一番大事にしている人達です。すべては「人」で決まるので人を大事にできない人は成功しないということ。

そしてちょっと矛盾しているようですが、どんなに頑張っても全員に好かれることはできない。なので、初めから全員に好かれようとは思わないことです。全員に好かれようと思うと、どうしても生き方が原理原則から逸れてしまいます。

続く!

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