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【体験記】みうらよこすかMaaS
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57398566/picture_pc_f96cd9ad049362c952f56cbb8b1c1596.png)
旅程
出発
ちょっと朝早めに出発。横須賀に寄りつつ、昼頃に三崎港あたりにつく予定。JR経由で品川で乗換。窓口でそこまでの乗車を精算し、ここからデジタルチケットを使用開始。
駅係員の認知や案内もしっかりしていて、品川駅での乗り換えも比較的スムーズ。NFCもMaaS実証では初めて使ったけど、反応も速く使い方や場所によっては有効な認証になる印象。遊園地とかのフリーパスとかで使ったら、いつどこでどれくらい使われたかのデータの把握が出来そう。
再インストールや端末変更すると対応できない旨が購入時の注意書きにあったが、このあたりは本格導入時には改善されると期待。
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横須賀で寄り道
三笠公園に立ち寄るために、汐入駅で途中下車。降りるときもNFCを窓口でかざす形。ちょっと歩いたバス停から三笠公園まで移動。ここはデジタルチケットのフリー区間外なので、普通に乗車。
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三崎港へ
三笠公園から横須賀中央駅へ歩いて戻る。途中下車は進行方向に向かう限り乗降駅が違っても大丈夫。横須賀中央駅のNFCはやや反応が良くなかった。場所によって差がありそう。
検索結果の料金表示がチケットを反映しているのは地味だがお得感を感じるためにも重要。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57399226/picture_pc_0ddb030a68d507492f5bcf5c98b79793.png)
三崎口到着。駅でデジタルチケットを使ってる人に遭遇。実証実験だけど結構知られてるっぽい。
ここからは路線バスに乗って三崎港へ。バスチケットはアニメーションになっていて降車時に運転手に見せるタイプ。
気になった点として、左の画像の『チケットを表示する』を押すと右の画像(アニメーション)になるんだけど、右の画像は時間がチケット上に表示されないから不正しようと思えばできる気がする。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57399652/picture_pc_4d582c6e0256b66e793f8764dfa6a977.png)
まぐろまんぷく券&三崎・三浦おもひで券
三崎口で下車。別のお客さんもデジタルチケットを利用していた。実証ではあるが、普通に使われてるを見るのはチケットの知名度が高いためと思われる。
まんぷくきっぷは『庄和丸』で利用。このキップ専用の定食かな。
刺身も美味しいが、竜田もかなり美味しい
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57400000/picture_pc_af7e5652ff1e6f8efc3c8a7be8987623.png)
おもひで券はシェアサイクルに使った。1,000円前後のアクティビティやお土産に使えるチケットと考えればいいかな。
まんぷく券もおもひで券も、店舗ごとのNFCにかざして有効化する形。店ではその番号を紙に控えるオペレーション。今回利用した店舗は両方とも慣れている感じで、結構使われてるんだなと感じた。
個人的には各チケットを切り替えるUIが良いと思った(リンク参照)。
ひとつの企画券に複数種のチケットがあるときにサクサク他のチケットを見て、次の行動を考えられる点が使いやすい。
観光メモ
MaaS旅的にはおまけに近いが、観光記録。
自転車で走るのに良い日でもあるけど、止まると暑すぎる。水に飛び込みたかった。かなり坂道が厳しいけど、電動自転車だったので楽に動ける。この地形と電動自転車のレンタルの相性は非常に良い。
城ヶ島の2つの灯台を見に行ったり、半島側の海沿いを走ったり、2時間くらいうろちょろ。
自転車を返却した後は、「ミサキドーナツ」で休憩しながらバス待ち。平日だからか他に客は一組で、ここでリモートワークできそう。
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帰路
旅の途中ではあまり使わなかったが、事前に作ったマイプランの使い勝手も悪くない。入替も追加も簡単だし、横須賀あたりのスポットを加えることもできる。チケット対象店舗を一覧からも地図ベースからも探せるのは、このエリアを知らないユーザーからするとかなり便利だと思った。
ただ、帰りのルートでなぜか横浜からはJR利用を提案してきた経路検索には課題ありかな。チケットを最大限活かすルートを最優先してほしい。
マイプランにも経路検索にも有効区間表示があってわかりやすいのは良いと思う。
京急→他社線への乗り入れ分も品川からの差額で精算できた。たぶん紙のキップと同じ精算の仕方で他社にも伝わってるんだろうと思われる。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57400726/picture_pc_f250f75d97664b687b43cba6cac55d3f.png)
まとめ
短期間の実証にも関わらず、一般ユーザーに認知され、現場運用がしっかりしているのは、元々の「みさきまぐろきっぷ」が企画券として知名度が高く、運用も慣れているためと推察される。
お得感もかなりあるが、現地で消費する仕組みになっているのも非常に良いポイントだと思った。
みさきまぐろきっぷ:3,570円
《お得感まとめ》
品川→汐入:650円
横須賀中央→三崎口:283円
バス往復:710円
まんぷく券:約1,800円
おもひで券:約1,000円
三崎口→品川:943円
計 約5,400円相当
あくまでデジタル化にすぎず、付加価値をどうつけるのかは改善余地が大きい。データもどの駅で途中下車したか、どの店舗で何時に使われたか、といった点は新たに把握できるが、ユーザーがどう観光したかまでは取れてないと思う。紙のチケットにはない何かをもっと加えないと運用コスト以上の価値を生み出すのは難しい。
(もしかしたら、ドコモユーザーだとデータがもう少しとれてる?)
アプリとしてはシンプルなのでサクサク動いて使いやすかった。NFCも面倒かと思ったけど、意外とスムーズ。観光マップ・スポット検索と、マイプランも計画段階では悪くないが、道中にもう少し使う場面があってもよさそう。
アプリ概要
『みうらよこすかMaaS』
提供元:NTTドコモ
期間:2021年6月22日~7月21日
《主な機能》
デジタルチケット/経路検索/観光マップ/スポット検索/マイプラン
以上
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