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読書 彩瀬まる 感想

優しい短編集

LGBTでは色んな事を感じるし考えさせられますね。

でも、もぅお腹いっぱい感も否めなく何処まで法律での規律が必要なのかちょっと分からなくなってるモブ子です。

#眠れない夜は体を脱いで  
「手が大好きなので、いま起きている人の手の画像をください!」掲示板に貼られたコメントに画像をアップする人、それについてコメントする人返す人。たまたまネットですれ違った人たちのバックボーンが手を通して紹介されていく短編集。

他人が見てる自分と自分が知ってる自分、どちらも本当で本当では無いんだけれど、一致してる人いるのかなぁ?
そこで、なんともやりきれないままならない気持ちが優しく書かれています。

「自分がよく分かっているものには親切なんだ。知らなかったものは厄介だけど、慣れれば面白いもんだよ。」

多分そーなんだと思う。
ただ厄介なことに自分自身ですらよく分かってなかったりする。それでも、自分が頭で考えるよりも先に感じるものは確かにあって、それに寄り添っていけたら確かに幸せは感じることが出来るんだと思う。

性別って確かに大きな区別であったりするけれど、心の性別って結構あやふやなんじゃ無いのかな?最後の物語もゲームの中で作るアバターが自分と違う性を選んでいるからってトランスジェンダーでは無い。

あやふやなものに規律を付けることが出来るのかしら?
学校のルールって理不尽だなぁと感じながら、守ったり破ったりしてましたよね。破る時はマイルールが有りませんでした?限られた中で自我を通す楽しさを見つけて欲しいな。私はモブ子なので、大多数より少数の意見が王道になりつつある事が違和感なのかもしれない。守らなければならない弱者はいつも少数なので、そこを突かれると困るけどね…

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