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蕾が教えてくれること

昨日の夕方、散歩に出かけました。
一日中家の中で過ごした後、ひんやりした空気の中歩いていると体が温まっていきます。

天気はあいにくの曇り空。昼間は晴れていたようなのですが、午後からだんだん雲が増えてきたよう。

家の前を通っている県道沿いを車に気をつけながら進み、三叉路を曲がり池でコイを横目に見ながら、山側に上がっていきます。

上がりきる手前に、梅の木がありました。よく見ると、小さな蕾をいくつもつけている。

体だけでなく心も温かくなりました。

まだまだ本格的な冬が続いていますが、蕾を見つけると、春がやってくることに気づかされます。


多くの方と同じく、私も春の花花は本当に美しいと感じています。

満開の梅や桜の木、ふっくらした木蓮やコブシの花、見渡す限りのチューリップ畑…

そういった花々が咲き誇る前には、必ず蕾がついています。
ごく当たり前の事なのですが、これなくしては満開の花を見ることはできません。
春の花の蕾は、春の風が吹く前から、まだまだ冷たい空気の中で、じっと木々に留まり少しずつ少しずつ成長を続けます。

そんな蕾を見るたびに、いつもメッセージを受け取って、力を貰っています。

「春は必ず訪れる。どんなに寒い冬を過ごしていても」

 散歩道の脇のつくしと、野草の蕾 19年3月撮影
 山桜の蕾 19年3月撮影
 ソメイヨシノの蕾 17年3月撮影

人生においても 誰もが冬を経験します。
自分の周りの世界が冷え切った真冬のように感じることがあるものです。

でも、必ず次の春が来ることを伝えてくれる蕾を見つけることができます。冷え切った心に小さな灯火をともしてくれるそんな蕾が見つかりますように。



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