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期待の麻雀初心者 山神カルタのここがえらい!


※これは冷静に布教するつもりで書き始めたものの、途中からテンションのままにただベタ褒めをするだけになった記事です。この注意書きで嫌な予感がした方は注意して読み進めてください。



はじめに

皆さん今月(2021年1月)の頭にあった「新春!にじさんじ麻雀杯2021」はご覧になったでしょうか。私は傍らで天鳳の三麻段位戦しながら見てました。

ダメとはわかっていつつも、どうしても気になったので、局の合間とかにチラチラ見ながら打ってました。

そしたらなんか勝ってなんか三麻七段なれました。初めてなれたので自慢します。いえーい。

noteは書き慣れておらず、こういうテーマで書くのは初めてなため、拙い点もあるかもしれませんが、良ければ見ていってください。


新春!にじさんじ麻雀杯2021について


さて、恐らくこの記事にたどり着く大半の方は、その大会の影響でまた雀魂のプレイヤー数跳ね上がり大成功に終わったことはご存知かと思います。

しかしご存知無い人もいるかもしれないので、その時の反応も+して余談を書きます。

「わかってるから件の山神さんについて話せよ!」という方はすっ飛ばしておいてください。麻雀のオタクなのでどうしても語りたいんです。


「新春!にじさんじ麻雀杯2021」「いちから」という企業に所属するVTuberグループ「にじさんじ」内で開催された麻雀大会です。

これの前身にあたる「にじさんじ最強雀士決定戦」が開催された時は、私は「にじさんじ」についてはTwitterに流れてくる話題やえっちな画像くらいでしか知らない状態でした。息子がお世話になっております。

基本的に個人で麻雀を打っている放送を渡り歩いていてカバーしていなかったので「なんか知らんけど企業所属のVの中で麻雀大会するらしいねー」くらいの反応でした。

しかし、開催後の雀魂の活気を見たら大手VTuber企業大会の力を思い知らされました。

44人の参加者のうち結構な割合が初心者なのですが、初心者特有の役無し副露、出来メンツ崩しと麻雀打ちが見たらもったいないオバケになるような、そんな混沌を極めた大会でした。

しかし混沌を極めながらも盛り上がり同時視聴数は5~6万人と番組として大成功

しかもその5万~6万人の内訳は普段麻雀をしない「好きなVTuberが楽しそうにゲームをしているから見に来た」層なので新規開拓の面でも大成功です。

そうして大会を見た「にじさんじ」の視聴者層は大会内で使用された雀魂に雪崩れ込みました

この雪崩により麻雀人口が増えたことによりリアル麻雀のプロによる大会であり、「Mリーグ」の視聴者数にまで影響を与えたとの話もあります。

そして麻雀界隈も「にじさんじ」による麻雀大会の影響力を思い知ったころに開催された、第2回大会である「新春!にじさんじ麻雀杯2021」

前回の麻雀大会の反響は「にじさんじ」内にもあったようで、参加者は64人に増えました。

更に前回開催から麻雀にのめりこみ本格的に麻雀を始めた人や、それに惹かれてか麻雀配信を始めた人大会に出るために0から麻雀特訓を始めた人がたくさんいて初回とは見違えるレベルの大会になりました。

それでも混沌はまだまだ極めてました。混沌を見に来た層でも安心!

その結果同時視聴者数はなんと圧巻の9~11万人麻雀番組としては最大規模になりました。

もちろんそれだけの人数がいて雪崩が起きないはずもなくまた雀魂にも雪崩が行きます。

さらに大会で巻き起こされた麻雀ブーム「にじさんじ」内にも影響を与えていて、大会後新春にじさんじ杯には不参加だった人も麻雀配信を始めるようになりました。

そのうちの一人が今回私が取り上げる「山神カルタ」さんです。すいません長らくお待たせしました。


彼女初の麻雀配信


彼女は大会後に麻雀を0から始めるにあたって、新春にじさんじ杯の優勝者である渋谷ハジメさん麻雀を教えた「師匠」こと千羽黒乃さんとコラボを行います。

それがこちらの

【雀魂】千羽先生に教えてもらう!はじめての麻雀🀄【にじさんじ/山神カルタ】

です。


同じ種族:鴉天狗なのにどこでこんなに差がついたんですか?


このコラボでは導入として、雀魂内のチュートリアル機能に千羽さんが補足を入れるという形式で進みます。

千羽さんはいわゆる「褒め殺しタイプ」の教え方をする方で、隙あらば褒めにかかるので、それはそれはほんわかした雰囲気で進みます。

この導入内からも「疑問に思ったらためらいなく掘り下げる」様子が見れるのでだいぶ相性が良さそうという感触でした。

教わる側が伸び伸び出来ている地点で教え方としてはもう成功ですよね。教えるときはこうありたいものです。

そしてその中で山神さん役種一覧に並ぶ大量の役を見て「めっちゃある...これ全部覚えるのめっちゃ大変なんじゃ...」という反応をします。

そこで千羽さん山神さん「役はひとまず覚えずにリーチをかけられるようになろう!」という目標を掲げます。まっすぐ進んでリーチで殴る。

にじさんじ杯でもこのスタイルのプレイヤーは強かったですね。

その後、雀魂の友人戦機能でCPU相手に持ち時間300秒実際の対局に移るんですが、当然「何から切るべきか」という疑問にぶち当たります。

初心も雀士も雀傑も雀豪も雀聖も魂天も悩む永遠の課題ですね。私も何もわかりません。

そこで千羽さん「まずは字牌から切る」「牌は繋がっているところを残す」「牌を内側に寄せる(≒孤立牌は端から切る)」という方針を教えます。


キャプチャ

そして手が進んで7巡目、千羽さんは5ブロック打法を意識させるために出来メンツで区切るという方法を教えました。

更に557p部分の受けの話もしたんですが「初心者としては結構スムーズに出るなー」ってスピードで5p6pと答えてましたね。

まあでも数字に強いタイプだと結構すんなり出る人もいます。

この時は「この子苦手ではなさそうだなー」くらいの反応をしてました。


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さよなら5ブロック打法......。千羽さんも基本形から外れるとはいえ七対子の説明をします。教育に悪いツモだなあ。

その後立直自体は実らなかったものの初立直に大興奮しています。かわいいね。

しかしこの後、CPU(簡単)が大暴れします。

どう打ってもテンパイすら出来ない状態からCPUにアガられるのを繰り返してしまいます。無理ラスだよ無理ラス!


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そして迎えたオーラス、孤立牌が綺麗になくなって何を切るか?という局面になりました。

ここは初心者なら悩み続けても仕方ないよなーとは思うのですが、山神さんはすぐに「一度いいなと思ったもの1回言っていいですか?」と2mを選択。

後から千羽さん理由を聞かれて「内に寄せて残すなら1sは双子(≒頭)になってるし他の78m34s788sは2種類で待てるから」という感じの返答をしました。

今日始めた初心者が20秒30秒で出す返答としては十分すぎる。

788sがあるし一番外側だから1s落として「頭無いなった!」としてもおかしくない局面だと思います。


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雀魂くんもご褒美渡しに来てますねこれは...。


キャプチャ5

キャプチャ6

CPUくんの無慈悲な追っかけにも負けず見事初和了。お見事なのじゃ!

オカルトは信じないタイプなんですが初和了が確定三色ってのは何か持ってるのかなとかは思っちゃいますね。


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2東風目からはCPUの暴走を止めるべく師匠が介入します。やだこの師匠段位が青い...。怖い...。


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早速立直出来る手が入るのですが「でも待ってください1回考えます」と、なぜこれがリーチになったのか何を待てるかを考えてからリーチ

えらい!!!!!!!!!!!!!!丁寧!!!!!!!!!!!!!!

ガイド任せにして「わーいリーチ!」でもいい場面なんですが、全体的にこういうところで冷静に理解してから動くのがとても良いと思います。


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更に次の局のこの場面。千羽さん「ちょっぴりだけ受けが広がったのに気付くかな?」という疑問を投げかけます。

「8sがいなくても7sは56sでメンツになるけど8pは...」という問題ですね。

もちろん山神さんはこれには流石にその場では気付けません。それはそう。始めて78分ですからこの子。

ですが「ちょっと待ってください考えてもいいですか?」と考え込みます。


えらい!!!!!!!!!!!!!!!!!!


更に1分考え込んで「わかんないけどわかりたい!」と言い出します。


えらい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


全体的にこれがえらい。じっくり考え抜いてる。

その後「9sを頭で使って8s切り」という考え方に至ります。

もちろん師匠は合ってるので褒めるんですが「理由が分かってないので教えてください!」更に説明を求めます


えらい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


こうして千羽さんから説明を受けた山神さん麻雀歴82分にして牌効率沼に入っていきます。その先は地獄だぞ。


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さて沼とは別にリーチ選択のお時間です。「4枚生きの7p待ち」「3枚生きの8p9s待ち」ですね。

千羽さん「待ちの枚数が多い方を選ぶのがセオリーじゃ!」と教えます。

それじゃあ8p切りリーチ...の前に山神さん「待てるの2個ある方と1個だと...」と食い下がります。

多分待ち1種4枚2種3枚なことが気になるんでしょう。つまり2種で待てるメリットが気になってるので比較したいということですね。

えらい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

麻雀するときに欲しいものが色々備わってます。

とどのつまり麻雀は14枚の中から比較して切ってを繰り返すゲームなので丁寧に比較が出来ることは良いことです。私は出来ません。


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東2局は褒め終えたので次行きましょう次。ドラを残したら縦引きして聴牌した局ですね。いいなあこの引き。俺も欲しいですよ。

教え通りリーチをしよう!となるわけなんですが「でもこれって1枚ずつなの怖いですね しょうがないけど」「これ なんかリーチしない手とかはあるんですか?」という疑問を投げます。

おそらく待ちが2枚ということは大体のリーチには枚数で負けます。

なので、「アガり牌以外何が来ても切り続ける羽目になるリーチは怖い」「かけずにアガれるのならそっちも選びたい」という考えでしょう。

えらい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

すいませんずっとこんなテンションで。でもえらいんだもの。

なんでも気が回りますねこの子。麻雀にセンスは関係ない派なんですがこれにはさすがにスタート地点の違いを感じます。


最後に


さて、ひとまず初回配信の褒め所はこれで終わりで、本当はここで千羽さんのいない、第2回のソロ麻雀配信についても触れていくつもりでした。

もちろんそっちにも「えらい!」と叫びたくなるポイントが大量に含まれていて、是非とも取り上げたいのですが、既に4000文字になっていたため一旦ここで切ろうかと思います。

というわけで締めに、山神カルタさんの麻雀について総評を出そうと思います。

全体的に「貪欲に最善手を打とう!」という意欲を感じます。

しかも「疑問を徹底的に潰そうとする」「結論が出るまで粘り強く考え抜く」という熱意に加え「飲み込みや定着が異様に早い」という能力まである。

これが続けばかなりのスピードで成長するかと思います。

現状での課題といえば「思考が300秒前提なので段位戦が5+20秒と短時間であることを考えると適応が難しい」という点でしょうか。

ですが、この点を克服して、段位戦で無理なく扱えるようになった場合、もはや「銅の間どころか銀の間でも勝ち越せるし金の間でも通用する」と言って差し支えないでしょう。

今は手役をほぼ封印し、リーチとそれに向かう牌効率だけの状態ですが、その牌効率に関してはもはや初心者離れしています。

つまりここまでの4500文字で何が言いたいかというと、

「手役、鳴きを手に入れて羽ばたく山神カルタさんが見たい!だから早く第2回講座コラボをください!!!!」

ということです。お願いします。

師匠が一番分かっていると思いますが、打てば響く逸材なので熱いうちにどんどん打ってください。


おまけ

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山神さんが45678の三面張の構造に気付いた時の顔です。

ここすき。

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