『ど素人が読める決算書の本』まとめ

週に1冊読んだ本のアウトプットをしています。

◇印象に残った部分
-銀行マンが習うプロの決算書の見方
とりあえずパパパっと大雑把に全体を見て大体どんな感じか掴んで、それから気になる所を詳しく見る。
具体的には、最初は『資産合計』『負債合計』『純資産合計』を見る。
次に、『流動資産』と『流動負債』を比較する。
次に、『固定資産』と『株主資本』を比比較する。
そして、気になる細かい項目を見ていく。

-収益力を見るためには
会社の収益力を見る場合、最も大事なのは売り上げと利益の前年比。

-粉飾決算が発覚!?
粗利率は商売の基本構造部分であり、そうそう大きく変動するものではない。もし粗利率が大きく変動していたら、理由を探るべき。例えば、架空の売り上げを立てて売り上げを大きく見せる粉飾決算をしている可能性もある。

-粗利率の目安
卸売では10%程度、小売では30%程度、製造業では、15%~30%程度、サービス業では20~30%程度が目安。

-自己資本比率の重要性
他人資本は他人から借りているお金だから返す必要があり、利息の支払いや元本の返済など、将来の現金の支出を伴う。なので、自己資本比率が大事な指標になる。
自己資本比率の目安としては、50%以上だと高い、30%以上なら普通、20%を下回るとちょっと危ない。

-インタレスト・カバレッジ・レシオ
借金の利息支払い能力を見るための指標。年間の事業利益が支払利息の何倍あるかを示す。目安としては3倍以上で、20倍以上あるとかなり高いと言える。

株価を決める上で最も重要な指標がEPS (一株当たり利益)。ここでの利益は当期純利益のことを指すため、EPSは以下の式で求められる。
一株当たり利益=当期純利益÷発行済み株式数

また、PERは株価収益率を指し、株価が一株当たり利益の何倍かを示す。
PER=株価÷一株当たり利益

-伸びそうな会社のポイント
以下の三点が重要である。
(1)増収増益になっている(P/L)
(2)借入金が少ない(B/S)
(3)商売で得た現金で必要な投資を行い余力で借金を返済している(C/F)


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