最愛(もあい)

心の中を少しずつ言葉にしていきたい。

最愛(もあい)

心の中を少しずつ言葉にしていきたい。

最近の記事

さて、

さて、につづく言葉を探している。 一日の中でさて、と思うタイミングがどれくらいあるだろうか。 さて、と思えるほど私は余裕をもって生きられているのだろうか。 朝起きて、さて、と息をつく暇もなく「会社に行かなければ!」と突き動かされる。 何に突き動かされているのだろうか。 家に帰って、さて、と思う暇もなく寝転んでしまう。 きっと疲れているんだろう。 さて、コーヒーでも入れて読書をしようかしら さて、仕事も終わったから絵でも書こうかしら そんなことが言える毎日をきっと生きた

    • 孤独と少し向き合ってみよう

      明日私が死ぬのなら死因はきっと孤独だろう。 近頃の私は孤独に殺されそうになっているので孤独と少し向き合ってみようと思う。 仕事があり、ご飯にも住む場所にも困っていない。 決して贅沢ができる暮らしなわけではないけれどなに不自由の無い生活を送っている。 一般的に不幸と言われることもあったかもしれない人生だった。 しかし、それも誰もが一度は通るような不幸なので、特に私はどうとも思っていない。 五体満足で何の不自由もなく生きている。 それだけで充分なことはわかっている。 ただ、

      • その他大勢の中の一人:私

        どうしようもなく私はその他大勢の中の一人なのだ。 痛烈にそれを感じる瞬間がある。 大好きなバンドのライブ、ステージで奏でられる音楽、それを囲むその他大勢、その中の私。 大好きなあの人たちとの圧倒的な距離感を感じたとき、「どうしようもなく私は」と思う。 私はいつまでもこちら側にいて、あちら側に行けない私を悔しく思う。 彼女たちと私は何が違ったのだろう。 わからないけど、ただ空虚な悔しさに襲われるのだ。 悔しいと思うくらいだからきっと私はあちら側にいたいと心の奥で思っている

        • 今は過去が積み重なったもの

          今は過去が積み重なったものだった。そんな当たり前のことを忘れていた。 大学1年の夏から大学2年の春に掛けて私は私を作り直した。 今までの自分の大嫌いだった部分がひとつ消えると言うのをきっかけに、全てをリセットするかのように生まれ直そうとしていたのだ。 それからだったかは定かでないが「振り返らない主義」その言葉で蓋をして今と過去を別の自分として考えていた。 それから出会った人の中でそれまでの私について私から聞けた人は片手で数えられるほどしかいない。 さいきんそんな過去とち

          空は曇り、公園のベンチ、どうしようもない心

          肌に触れる風が冷たい。 公園のベンチ一人ぼっちで空を仰ぐ。 たまにだけど心がどうしようもなくなるときがある。 切なくなる。 やるせなくなる。 駅のホームに吸い込まれそうになる。 ひとりぼっちを自覚する。 誰に吐き出す訳でもなく、飲み込んで眠りに付く。 大体それで終わるのだけれど、今日は違ったみたいだ。 公園のベンチで一人、空を仰いでいたくなった。 そうしているうちに自然に書き出していた。 どうしようもなくなったとき、みんなはどうやって普通に戻るんだろう。 友達に電話をす

          空は曇り、公園のベンチ、どうしようもない心

          時間がゆっくり進めばいいのに

          心を亡くすと書いて忙しいという字になる。 社会人になって、忙しさに溺れて心がすり減っていく感覚にさいなまれることが何度かあった。 やりたいことがやるべきことで埋め尽くされ次第に、心から動くことがなくなっていく。 日々を何事もなく終わるように消費していく実感が生まれていく。 果たして人生とはそんな日々の連続なのだろうか。 忙しさに溺れて息継ぎができないまま深く深く沈んでいく。 その先に何があるのだろうか、心を失っていく社会に絶望をした。 今、私は息をしている。 しっかりと

          時間がゆっくり進めばいいのに

          さみしがり東京

          東京に来て1年と半年が過ぎようとしている。 都会に対して恐怖や不安しかなかったけど、今はなんとなく過ごしやすさや居心地の良さを感じている。 住めば都とはよく言ったもので、人口が一番少ない県から来た私でもそう感じるくらいには順応できる。 高いビルが立ち並び、街はきれいに整備されている。 都会に来た友人が「洗練された町」と言っていたがその通りだと思うくらいにはキラキラした世界だ。 そんな東京で最近私はふとさみしさを覚えている。 交差点で待つとき、駅で電車を待つとき、たくさ

          さみしがり東京

          いつか夢を語ることを忘れた大人たちへ

          夢のようなもの パティシエになりたい、消防士になりたい、漫画のヒーローになりたい。 子供たちは無邪気になりたいと夢を語る。 小学校6年生の時のことだった。 課題を出された、「夢を叶えた自分の姿を紙粘土で表現してみよう」と そんな課題だった。 私は、母に相談した。 車を運転しながら語った母の言葉を今も覚えている。 「~士といった資格を取って名乗れる職に就くとよい。 死んだ父は頭が良ければ一級建築士になりたかったと言っていた。」 そうして私は小学校6年生にして一級建築士

          いつか夢を語ることを忘れた大人たちへ

          【短編小説】衝動が死んでいくまで

          「間も無く電車が出発します。」 その音を聞いた瞬間、私は職場とは反対の列車に飛び乗った。 衝動に任せて飛び乗ってしまった。 もう、引き返せない。 生まれてから24年、良い子として生きてきた。 遅刻も無断欠席もしたことがない真面目な私。 真面目のままレールにのって生きてきた。 つまらない私。 そんな私がある朝ふと仕事に行きたくないと思った。 行きたくない。 そんなこと考えたことも無かった。学校も仕事も行くのが当たり前だと思っていたから。 少しワクワクした。 私に新し

          【短編小説】衝動が死んでいくまで

          本の匂いに包まれて

          本屋の匂いが好きだった。 立ち並ぶ本の一つ一つに込められた想いがあって、 その一つ一つが空間に染み渡ったような独特の匂い。 新しい漫画を開く瞬間、漂う匂いにわくわくしていた。 本を閉じたあとの匂いには充実感と少しの切なさが詰まっていた。 中学生くらいの私は、本屋で何時間もそんなわくわくを感じながら、本の匂いに包まれていたような気がする。 その頃の私は紙の漫画を集めるのが楽しみだった。 ジャンプも紙で読んでいた。 いつからだろう、本屋に何時間もいられなくなったのは。 いつ

          本の匂いに包まれて

          2月、心を緩やかに生きたい

          1月の私 1月、年の始まり、私は実家で古きともに会って、語り合って、これからの決意を固めた。 「何かをしよう」と そこでまず、始めたのが二級建築士の資格勉強だった。 ここでやる気になっとかないと一生やらない気がしたから勉強を始めた。 取り急ぎ3時前後に寝て家をでるギリギリの時間に起きる生活をやめ、 早寝、朝早起きをして、勉強を始めることにした。 そんな生活を少し遅い仕事始めの10日から始めた。 ついでに節約のために自炊も再開して、朝ごはんも食べるようにした。 その生活をまだ

          2月、心を緩やかに生きたい

          はじめまして最愛です。

          自己紹介 はじめまして、最愛(もあい)です。 昨年の春、大学を卒業し、就職を境に東京に。 出身は鳥取県で、大学は島根県と生粋の田舎育ち。 初めての東京生活、初めての社会人、体験するものすべてが新鮮で学びの絶えない日々。 そんな生活の中で、感じたことや学んだことなどをこのnoteに記していきたい。 一緒に頑張る人とつながりたいのでぜひぜひよろしくお願いします。 今の私 東京に出てきて早くも1年がたとうとしている。 この1年での成長はExcelやスプレッドシートを使いこなせ

          はじめまして最愛です。