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【RefindSelf】ゲームの中の自分を知る

 ネタバレ入れつつどういう心境でプレイしていたかを備忘的に残す。いや、本当に面白いゲームだった。もうこのゲームを”3周”プレイすることができないって思うと、残念だ。

 このゲームでは短いストーリーを周回することが想定されている。主人公の少女がその場所でどう行動するかで、私の性格というものが診断される。主人公と登場人物らの関係性や考察はしない。ただ、彼女のストーリーをプレイヤーである私が操作して、どう感じたかをメモする。

私は私の道を切り開く!!

 診断結果は3周終えてのこんな感じだった。圧倒的「ソロプレイヤー」。いや、だよね、という納得感が凄い。良くも悪くもマイペースにプレイしすぎたな。左から最初の3つは1周目のプレイが反映されている。丸が私を最も象徴する性格、四角は私を補足する性格。ひし形は私の秘められた性格で、バツ印は私から最も遠い性格らしい。

「ソロプレイヤー」の詳細

 でも、この結果になったのもちょっとだけ納得感がある。付録を見れば今までプレイしていた内容の数値記録が見られる。そこを見れば、ただただ、私のプレイスタイルがヤニカスすぎただけなんじゃないか、とも思う。

たばこの本数:驚異の70本

 いや、これはあくまで3周+αの数字が反映されているので3周終えての本数は20本とかそれぐらいだった……はず……(多分)。なんかこういう感じで際限なく煙草が吸えるゲームって面白くて、どれぐらい吸えるんだろうって気持ちになっただけ。何度も吸ってみて吸えちゃったのが悪い、うん。1周目の行動の中でも、みんながしてなかった行動らしいね。

1周目のたばこ行動

 あと、ゲームの性質上、プレイ時間の終わりが可視化されている。そう、この少女の人生、プレイが終わるときに「なんの行動をするか」が選ぶことができる。これってさ、世界の終わりに何をするか、ってよくある問いに近いよね。そう考えたときに、私は一人で思い出とかそういうのを思い出しながら、ひっそり考え事をして終わるんだろうなって思ったらタバコを吸っていた。それが「ソロプレイヤー」の気質を高めていたんだと思う。
 なんなら、行動時間に限りが見えてきて、マップ探索していたのに喫煙所目指して戻りに行っちゃったぐらいだしね。基本的に2周目、3周目は行動を変えてやっていこうと思って進めてたけど、その終わりだけは3つとも共通していた。どう行動したとしても人生の終わりはそうでありたいっていう、私の願いなのかな。

 そうそう、ちょっと面白いなって思ったのが2周目の行動乖離率。平均見てみると、みんな、あんまり行動変えようとしなかったんだねというのが驚きだった。私は行動を変えて「道化師」になろうとしたんだよね。なろうとしてなれるものでもなかったんだけど、なんかさ、そういう適当さとか柔軟さ、みたいなのちょっと羨ましいなって思って。

2周目なりたかったはずの「道化師」

 それも補足する性格の「職人」に相対するような性格だったからなのかな、と後になって思う。結局、行動変えても「ソロプレイヤー」だった。なぜだ、やはり、ヤニカスが原因か。と思って行動見返したら、なんなら1周目よりもたばこを吸っていて笑った。ストーリーの謎解きそっちのけで、短くスパスパ吸いやがって。そういうところが「ソロプレイヤー」って言われるんだよ、きっと。

2周目のヤニカス行動

 補足する性格は「勇者」と「職人」。本来の性格、というよりはゲームをする上での性格と思って、解釈するとなんとなくわかるような?気がする。いやでも、ちょっとしっくりこないような。

 本来の私は、面倒くさがりで、一人で自由気ままな適当人間。ハマったら確かにのめり込むほどに熱中するけどもその熱は続かない、飽き性。そんな風に理解をしているから、変だった。特に「勇者」は違和感ある。

 けれど、ゲーム上なら。その適当さで行動しているので、本来の私よりも強気に出ているのかもしれない。普段の私、行動なら結構な保守的なのに。だけど、考え方は挑戦的ってことなのかな。……いや、違う。これ、単純に屋上から飛び降りたり、ツボを片っ端から割っていったから、そうなっただけなのでは。どの行動がどう影響するかの対応を忘れちゃったけどね。

「勇者」の詳細

 ああでも、きっと、「このゲーム上の少女がこういう風に行動してくれたらかっこいいな」って思いながらプレイしていたから、それが色濃く出たのかもしれない。その少女がクールにも、背負う運命に立ち向かってほしいっていうそんな気持ち。本人は味がわからなくとも思い出のたばこを吸って、街の住人にまともに会話したりしなかったりでのらりくらりと会話しては、他人に心うちのさみしさを悟られたくない。それでも、結局は私の信念を通す、的なさ。そういう登場人物が好きなんだろうね、私は。

「職人」の詳細

 「職人」は説明文読んだら、だいぶ納得した。確かに、こだわりは強かったかも。登場人物に心情を照らし合わせてプレイ進めるぐらいだし。でもこれって、やっぱり、たばこ……いや、うん。そうだね、こだわりがあった。

 遠い性格は「商人」。それも凄くわかる。わりと計画とか、お金による価値みたいなのを見出さずに、気ままにプレイしていた。まあ、思い出とか売ったりしたんだけどね、それは己の逆張り性格故の選択というか。

「商人」の詳細

 そうそう「商人」でおもしろいなって思っていたのは、おまけの「博士の人間理解度テスト」。結果を見ると、尖った回答が多いというか、「商人」タイプはこういう回答するよねがわかりやすく出ている。それは他のタイプと真逆な傾向なのも含まれていて、興味深かった。やっぱり遠い性格だから、気になるのかな。

 ちなみに、「博士の人間理解度テスト」の正答率はだいたい3割でした。結構、真面目に答えていたつもりなんだけどな。周りに興味ない感じも「ソロプレイヤー」すぎるって。

 このゲーム、ストーリーの周回以外にも面白いなって思う。「博士の人間理解度テスト」も然りだけど、私は「比べる」機能も結構、好きだ。文字の通り、性格を比べるっていうただそれだけなんだけど、見知らぬ人の性格と比べるのも結構、面白くて。顔の見えないその人はどういう性格なんだろうって、行動をまじまじと見てしまう。人の性格とか行動を数字で見るのが大好きな人間なので、本当に面白い。全然違う性格でも、たばこ仲間を見つけては「仲間だーー!!」ってはしゃいでる。

 性格診断が終わってその後も、ちまちま周回進めているんだけど、「ソロプレイヤー」と「勇者」と「番長」しか空いてない。自分がプレイしたいようにすると、当たり前なんだけど回答が寄ってしまう。ちなみに、3周目は流石に「ソロプレイヤー」を脱して「勇者」になれたけど。いやいや、「道化師」になりたいんだって、なんて思いながら。

 ゆったりとした音楽と共に、この世界の謎をゆっくり知っていこう。まだまだやれていないミニゲーム要素だってあるんだ。……補足する性格に「ランナー」も選ばれがちだけど。「ソロプレイヤー」らしく、ゴーイングマイウェイな感じで続きをプレイしよう。

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