プレゼンテーション1

さよなら私のクラマー(7)を読んだ

王道の胸熱展開と思いきや、さらにその上を行き、最後の一コマで主役級キャラを最大限に引きずり出す巻だった。

「四月は君の嘘」が好きだ。
友人に勧められてkindleで1巻を買い、そのまま最終巻までポチり続けた。
興奮が冷めやらぬうちにアニメ版を連続で全話見て、映画館で実写版を観て落胆した。
今でも不定期で「一人四月は君の嘘祭り」を開催している。

それぐらい「四月は君の嘘」が好きだ。

同じ作者が描いたマンガを読みたくて見つけたのが、「さよならフットボール」
別にサッカーはそれほど好きじゃない。
むしろ、スポーツものはほとんど読まない。
子供の頃、キャプテン翼が大流行していた時でも、何が面白いのか理解できなかった。

サッカー嫌いというか、スポーツ自体が好みではないのだ。
自分にスポーツをする習慣がなく、その延長線でスポーツを観戦するという習慣も生まれず、結果的にスポーツ漫画にもあまり興味を持たない人間になった。

そんなサッカーおよびスポーツ苦手人間の私の、苦手意識を押さえつけてでも読ませる力が作者の絵にはある。
上下巻だけの短編なので、すぐに読めた。
単純に、純粋に面白かった。

ある時、書店の新刊コーナーで平積みにされていた「さよなら私のクラマー」を見つけた。
クラマーってなんだよ? 
と思いながらも、新川直司氏の絵を見つけて素通りすることは、私にはできなかった。

この話が、さよならフットボールの続きの話であることに気づいた時には、実に驚いた。
この手の話は大好きである。
別作品の主人公が登場するとワクワクする。
菊地秀行氏の魔界都市ブルースシリーズの影響だろう。
とにかく、それ以来、新刊が出るたびに購入するシリーズの一つになった。

さて、7巻の話。

いきなり試合のシーンから始まったのだが、前巻の記憶が完全にロストしていたため、読み直しから始めなければならなかった。
そろそろ主人公たちのチームが勝つのかなと、思っていたら、またまた相手は強敵。
めっちゃ強いプレイヤーもいる。
この地区、選手層厚すぎねえか?

今回も負けるのか〜、あまり負けが続くとマンガとしては面白くないなあ
と思っていたところで予想もしなかった選手交代。
ここでその選手を起用するのか! 完全に意表をつかれた!
この展開大好きである。

これで一気に勝ちに突き進むと思いきや、それでも乗り越えられない圧倒的な敵の強さ。
どうなるんだろうと思わせておいて、主役級の選手が登場。
昔のウルトラマンを彷彿とさせる展開。
ものすごくいいところで7巻終了

あー早く続きが読みたい。

月刊誌に手を出さないように自分を自制しなきゃ。

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