プレゼンテーション3

自分で自分のストーリーを作る 「インパクトカンパニー」を読んだ

マーケッターの神田昌典氏の本。
神田さんとは何度かお会いしたことがあるし、講演会にも何度も参加している。
その神田さんから色々なところで直接聞いた話を1つにまとめてくれたような内容の本。

この本の中で、心に刺さったのは

物質的に満たされても、「豊かさ」は得られない

という言葉。

私はそんなに裕福ではないが、アラフィフになって、贅沢はできないけれども欲しい本をそれほど躊躇することなく買う程度の財力は持っている。
デジタルガジェットについても、少し節約したり妻と相談して家計から援助をもらったりすればそんなに我慢することなく、必要なものは買える。

でも、若い時に金がそれほどなく、大型家電量販店のチラシを見ながらあれが欲しいこれが欲しいと、ギラギラ考えていた頃の方が、生活にハリがあるような気がする。
そのギラギラが、活力になっていたような気がするなあ。

今欲しいものはモノじゃなく、自分が世の中で役にたつ人間だと言うう客観的な何か。
普段聴いている神田さんの話から、そんなことを考える事はなかった。
活字にまとめていただくと、いつもとは違った考えが浮かんでくる。
ありがたいことだ。
私が、会変革のためにできる事はなんだろうか。
それを平成のうちに決めて、新しい年号になったら即実行する。


また、この本ではストーリーの重要性についても述べられている。
ストーリーの重要性は、神田さんが以前から繰り返し述べていたこと。
神田さんが開発したストーリーを課題解決に生かす、フューチャーマッピングというツールを私自身も学び、一時期はそれを人に教える資格も有していた。
この本でも、フューチャーマッピングについて書き方付きで説明している。
面白いから、読んだ人はやってみたらいい。

このツール自体の使い方はそれほど難しくない。
多くの人がつまづくのは、ストーリーを作ることだ。
私自身はストーリー作りにするほど悩んだことがない。でも書けない人がいる。
この差は何だろうかと考えたとき、読書量の差ではないかと考えている。

私は現在そんなに小説を読んでいない。
しかし大量のマンガやアニメ、映画に触れることで、大量のストーリーを摂取している。
重要なのは本を読むことよりもストーリーに触れることではないかと考える。

いろいろなストーリーをに触れておくことで、自分のストーリーも容易に書けるようになる。
とにかく、ストーリーに触れる続ける。
これを徹底していくと、自分の人生やビジネスのストーリーを描くことができるようになるのではないだろうか。

今年も神田さんの講演会が全国で行われている。
私もどこかで参加したいと思っている。


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