【プロに発注しない】動画制作入門 vol.2 〜撮影準備編②〜
こんにちは、映像制作会社で働くD見習いです。
前回掲載した記事をたくさんの人に見ていただいていて、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
今回も引き続き、「プロに発注しない 動画制作入門」を皆さんにお届けします。
前回の第一回では、動画制作をする前に知っておくといい心得についてお話をしました。
次は撮影準備編②ということで、用意するべき道具や企画の書き方についてご紹介します。
1 用意しておきたい!撮影に欠かせない道具たち
動画を作る時には、様々なものが必要になります。
プロの映像制作スタッフが撮影する時には、もちろんプロ用の高価な機材を使用しますし、編集には有料のソフトを使ったりスタジオを借りたりしています。
このような機材は専門的な知識や技術がないと動かせないですし、スタジオを借りるのにもソフトをダウンロードするにも高い費用がかかってしまします。
では技術とお金がないと、綺麗な映像をとったりスタイリッシュに編集を行ったりすることはできないのでしょうか。
そんなことはありません。
映像のプロでなくても、皆さんが比較的簡単に手に入れられるもので、動画制作を行うことは可能です。
自分で動画を作るなら、どのようなものを用意するといいか先輩や上司に聞き込みをしてきましたので、ご紹介します。
① カメラ(スマホ)
動画を撮影するには用意が必須のカメラです。
最近はスマートフォンの画質が向上していて、スマホのカメラでも十分綺麗な映像が撮れます。
② HHD
撮影したデータや繰り返し編集したデータをパソコンに保存しようとすると、ファイルサイズがどんどん大きくなってしまい容量を圧迫してしまいます。
快適に作業するためにも、外付けのHDDはあった方がよいようです。
③ 編集ソフト
動画をカットしたり、字幕をつけたりする作業に必要になってきます。
有料の編集ソフト(Adobe Premiere ProやFinal Cutなど)のほかにも、無料の編集ソフト(AviUtlなど)がたくさんリリースされています。
無料のソフトもかなり色々な編集が可能ですが、動画の書き出しなどの際に重くなってしまうなどの難点はあるようです。
スマホのアプリにもいくつかありますが、秒単位のカット作業が必要なときに指先で画面を操作するのは結構難しいので、パソコンを使用することをお勧めします。
無料有料のいずれにしてもサイトやYouTubeで、丁寧な使い方解説がされています。
④ BGM
動画にBMGやSEをつける場合には用意が必要です。
ここで一点注意ですが、お気に入りのアーティストの楽曲を使用することはもちろんNGです。
サイトから削除されるだけではなく、訴えられることも。
HPやYouTubeで公開する場合は、著作権に配慮しフリーで使用を許可している楽曲を使用しましょう。
フリー音源を提供しているサイトはたくさんありますので、ぜひそこで動画の雰囲気にあったものを探してみてください。
またフリーの音源であっても、使用の仕方によっては使用料が必要だったり、二次配布のように禁止されている使い方もあったりします。
使用前には必ず規約を確認し、正しい使用ができるように気をつけましょう。
あとはクオリティを高める目的に加えて、クリエーターへのリスペクトの意味合いも込めて、購入という選択肢もぜひ考えてみてください。
2 ホームムービの一歩先へ!すぐ実践できる工夫
必要な用意とは少し変わりますが、動画撮影の時に気をつけてほしいポイントというのをいくつか教わったので、合わせてご紹介します。
手作り感満載のホームムービーから抜け出すコツになります。
① 音声に気をつけてみよう
動画がよくできているか、逆に素人っぽく野暮ったくなるかは、音声への配慮によって決まるらしいという有力情報をゲットしました。
例えば外の騒音や周りの話し声が入らないように気を配ったり、音が聞こえやすくなるように外付けマイクをつけたりすることで、より洗練された動画になるとのことです。
② 光を調節しよう
映像の綺麗さに光が深く関わっているということを、僕はこの仕事を始めてからとっても感じています。
撮影クルーの照明スタッフのような大それた機材は必要ありませんが、自然光がよく入るような明るい場所を探して撮影を行うと、綺麗な映像が撮影できます。
またプロが使っているレフ板(光を反射させるための道具)の代わりに白い布を用意すれば、顔に光を柔らかく反射させることができます。
これも十分な効果があるとのことです。
③ 手ブレを少なくしよう
カメラを手に持って歩いたり、長く被写体を追ったりしていると手が疲れてきてぶれてしまったりということがよくあります。
それを防ぐために、スマホやカメラを固定できるグッズを使用すると良いでしょう。
通販サイトなどで、「ジンバル」や「スタビライザー」と検索してみてください。
そのほか高機能なものでなくても、例えば百円ショップで売っているような、三脚やセルカ棒のようなものでもかなり手ブレを防ぐことが可能です。
今回は撮影や編集時に便利なアイテムを紹介してきました。
具体的な動画制作のイメージができてきたのではないでしょうか。
次は企画や構成についてのお話をしてみたいと思います。
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