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【映像制作会社社員の】 実家のからあげ 【業務日報】


Withコロナ時代の到来で働き方は大きく変化しつつあります。
映像制作会社である弊社MOTIONも、全社でリモートワークを実施中です。
長期間の在宅勤務でお疲れの方々が少しでもほのぼのとした気分になれるよう、
個性豊かな弊社社員のちょっとした日常を記事にしました。
今回はアニメーターだった経歴を持つエグチが担当です。

こんにちは
外出自粛中のエグチです。

今回は僕の毒にも薬にもならない記事です。
というかブログです。(会長がなんでもいいよと言うので!)


こんなご時世なのでずっと家におります。
もっぱら本を読んだり読書をしたりしているので退屈はしないのですが、実家の動物たちを思い出して少し恋しくなります。

僕の実家は埼玉県で農家をしていて、ネコを1匹と、ニワトリを2羽飼っています。

ネコは「ナツ」という名前で、愛嬌を全方向に振りまきつつ外からネズミを捕まえてきては、外に放り出されるようなヤツです。

2羽のニワトリは、遠くから見ると唐揚げに見えるので「カラアゲ夫妻」と呼んでいます。

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実家に帰ると僕はカラアゲ夫妻を尾行します。

夫は常に僕と妻の間に入って妻を守り、睨みを効かせてきますが、怖くないので構わずついて行きます。
常に2羽が離れずにいるところがとても愛らしいです。

妻が動けば夫は守りながらながら後を追い、エスコートもします。
夜は妻を守るように夫が覆いかぶさって一緒に眠ります。


カラアゲ夫妻は「天草大王」という、日本最大級の肉用地鶏で、熊本でのみ飼育されている品種です。
老夫婦のため繁殖能力はありませんが、元気で力強いです。

オスには立派なトサカと黒い尾羽があり、首回りにはこれまた立派な羽毛がもっさり生えています。
メスはオスに比べて派手さはありませんが、シンプルなフォルムとカラーリングには趣があります。
ニワトリは画家の伊藤若冲が大量に描いてしまったことでも知られていますが、若冲にそうさせてしまうほどの魅力を秘めた動物なのです。

見ても、描いても、食べてもよし。とっても魅力的。

そんなカラアゲ夫妻を、飼いネコのナツが獲れもしないのに狙っているところを見るのが僕は好きです。

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たまにナツとカラアゲ夫妻が一緒にウロウロしているのを見かけるので、仲が悪いわけではないのかもしれませんが、
イタリアの男性が女性を見たらとりあえずナンパをするように、ネコもニワトリを見かけたらとりあえず命を狙わなければいけない決まりなのかもしれません。

コロナ騒動が収まったら、またニワトリを尾行したいです。


(記事・イラスト:エグチ)

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