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松尾芭蕉、信州へ。「更科紀行」現代語訳

松尾芭蕉「更科紀行(さらしなきこう)」の現代語訳(全文)です。

「更科紀行」は、貞享5(1688)年8月の旅を描いた紀行文です。
芭蕉が(現在の年齢の数え方で)44歳になる年の旅でした。
このとき芭蕉は、滞在していた名古屋から、木曾路を通って更科(現在の長野県千曲市西部あたり)へ向かい、そこで月見をしたのち、善光寺を訪れ、浅間山のふもとを通って江戸へ帰っています。

これまでと同じように、読みやすく、もとの雰囲気を損なわない訳(原文を重視しています)を心掛けました。
ぜひお読みください。よろしくお願いします。

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