見出し画像

「正欲」を読んで

物語が終わったとき、え?これでおわり?ってちょっと名残惜しい感じがあったんだが、読んで良かったと思えた。
「多様性」って便利な言葉で、あまり考えずに使っていたけど、実は繊細で重い言葉だなって気付かされた。その言葉を発することで、みんなが認識する多様性に入れない人たちも実は近くにいて、心を狭くしてるかもなって。
物語にもあったけど、理解者って感じで、多様性って言葉を使ってたなって反省した。自分は周りと違って理解あるよって気持ちで多様性って使ってたけど、全然そんなことないなって。自分の世界狭すぎるなって学ばされた。自分には想像もできない世界があって、でも、それは別に理解しなくてよくて、理解できるわけがなくて、理解できる人同士で繋がっていて、それを他の誰かがあーだこーだ言う権利はないよなって思いました。
繋がりって言葉もほんと軽そうに見えるけど、命を救うくらいの力を持ってる言葉だと思いました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?