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#01 医療従事者の皆さまへ

今、医療現場でお仕事をされている皆さまへ、改めてありがとうを伝えさせてください。

昨年、2度の入院と手術を経験しました。
人生ではじめての入院生活を送り、皆さまの存在や普段のお仕事が、私たちをどれほど勇気づけ、生きる希望を与えてくださったか。



乳がんの宣告を受けた時、泣いている私を誰もいない部屋に通してくださって、ティッシュとお水をくださいました。
そして「いつまで居ても大丈夫ですからね」と時間と場所と優しさをくださいました。ありがとうございました。おかげで、予定のずらせなかった仕事へ行くことができました。


検査が続く中、採血のために腕を伸ばすと「冷たいね。大丈夫?」と、私の腕を優しく摩ってくださいました。涙をこらえることが大変でしたよ。ありがとうございました。


入院のために髪をショートにした私に、いち早く気が付いて「似合ってるね」と声を掛けてくださいましたね。患者をみているのではなく、私を見てもらっているんだなと安心をすることができました。ありがとうございました。


毎日、お部屋をきれいに掃除をしてくださいましたね。おかげで自分の部屋のように時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
私の状況にあわせてくださっているお心遣い、大変助かりました。


毎日、美味しい食事を作ってくださいました。入院生活の中で、食事を楽しめるなんて思ってもいませんでした。美味しくて嬉しくて、ご飯を作ってくださった方にお手紙を書いてしまうほど笑
本当にありがとうございました。


初めての手術前夜。「私もいるからね」と、笑顔をくれましたね。おかげでしっかりと眠ることができましたよ。しかも泣きませんでした。ありがとうございました。


自分で歩いて向かう手術室までの道。淡々と準備が進んで、不安を思う余裕もなかったけど、手術台に上がると涙が溢れちゃって・・・何も言わずに涙を拭いてくれましたね。感謝しかありません。ありがとうございました。


麻酔から目覚めて激痛。一分一秒が長く感じられて仕方なかったあの時。でもひとりじゃない心強さのおかげで、乗り越えることができました。ありがとうございました。


はじめて見る術後の自分の姿。泣けた。ただ泣けた。
きっと、病院じゃなかったらひとりでは向き合えなかった。一緒に居てくださって、ありがとうございました。


病理検査の結果が再検査になった時。一番の壁だと思っていた手術の後にやってきた思いがけない衝撃・・・
心構えなく、先生が言った「再検査」の一言に不安しかなかった私。日中は不安を抑え込んだけど、夜の巡回の時に「何か不安はありませんか?」と聞いてくださいましたよね。おかげで涙も不安も全部全部出せました。
そして、私にもわかるようにこれからのことを説明してくださいましたね。本当にありがとうございました。


再検査の結果が出るまでの数日間。ごはんが食べられなくなって、熱が出て嘔吐して・・・精神的なものってこんなに体に影響を与えるんだという経験をしたあの時。夜、時間を作って私と一緒にベットに腰を下ろし同じ目線で、同じ女性として話しをしてくれましたね。あの時、私の一番の支えでした。ありがとうございました。


お風呂に入れない間、髪を洗ってくださいましたね。まるで美容師さんのように。「上手じゃなくてごめんね」と言っていましたが、タオルに隠れて泣いていたことはきっとバレていましたね。ありがとうございました。とても心地よかったですよ。美容師さんにもなれそうですが、看護師さんでいて欲しいです。


お薬を飲み間違えてしまった私を叱りましたよね。やさしい看護師さんが多い中に「こわいな」と思っていました。次間違えないようにと、お薬の準備の仕方を変えてくださいましたね。そして、誰よりも私の体調の変化をみてくださいましたよね。ありがとうございました。あれ以来、飲み間違えていませんよ。褒めてくださいますか?笑


退院をする日、とても仲良くなった看護師さん。「もう会えなくなるね。でも、その方がいいんだよね。」と笑顔をくれましたね。入院病棟で働くと、仲良くなれた患者さんともう会えなくなると言っていましたが、きっと一生忘れられない存在になりましたよ。ありがとうございました。


定期健診に向かうと、そっと待合室の私の隣に寄ってきて「会いに来ちゃった」とお茶目に接してくれてありがとうございます。あなたの結婚報告がとても嬉しかったです。どうか幸せになってくださいね。


ここには、書ききれないくらいのありがとうがあります。

今、コロナ禍で医療従事者の皆さんの大変な姿をメディアを通して目にし、声を耳にします。何にもお役に立てなくて、歯痒い思いもしますが、皆さんに支えられ今を生きている人間がたくさんいます。

届かない声かもしれませんが、ただただありがとうを伝えさせてください。
今、こうして元気でいられるのはあなたのおかげです。


本当にありがとうございます。



サポートいただき、本当にありがとうございます。これから、食事と考え方(心)の大切さを知っていただける活動に役立てさせていただきます。