J1第2節　柏レイソルvsFC東京

健太東京の真骨頂が闘将ネルシーニョに勝った試合だったのではないでしょう。

2020年7月4日（土）19:00　KICK OFF （三協フロンテア柏スタジアム）

柏レイソル　０－１　FC東京

ヒシャルジソンを引っ張り続けたネルシーニョの采配が結果的に勝敗を分けたかと思います。

柏はクリスティアーノと三原、東京は橋本がベンチ外。これがどのような影響があったかは何とも言えませんが、サヴィオと大谷それから安部が本当にまったく問題なくゲームに入っていたと思います。特に安部は初めてプレーを見ましたが、大谷との１対１はほぼ勝っていたのではないでしょうか。

ゲームの内容、中断明けの梅雨、いろいろな要因が重なったのもあり、正直睨み合いになるかと思っていましたが、やっぱりだったと思います。どちらもボールを保持する時間帯よりもボールを奪ってからの時間帯のほうが得意にしているだけに妥当だったと思います。

前半はどちらかというと東京ペースだったと思います。ただピッチコンディションと選手たちの試合勘の無さがひとつひとつの止める蹴るが合わない４５分だったと思います。やらせてないがやりきれない東京。ボールも持たされ回させられていて深いところまで突破できない柏。柏はオルンガが抜けだした１回だけだったと思います。また、ジャッジの面で熱くなるシーンが多いなと印象でしょうか。解説の岩政さんもおっしゃっていましたが、ひとつずつのプレーをみると本当に冷静にジャッジをしていたのかと思います。

後半になり前半ボールを受けるためにサヴィオが下りてきてしまうところを修正させ、前に張らせて我慢させることで高萩と阿部の中盤スペースを空けて江坂が自由にボールを前向きに受けることができ惜しいシーンを何度も作ることができたと思います。ただここがやっぱりJ1、すごいな健太東京と思ったのが、結局後半立ち上がりから得点まで我慢ができるんです。だいたい昨年J2だったらそこで圧力をかけ続けて得点もしくは得点できないまでも疲弊させ試合終了まで持ち込み流れが多かったと思いますが、前線の３人が本当に強烈で１度スペースを与えてしまうとどうしてもあのシーンに持ち込まれてしまうなと思いました。

まずあのFKが生まれたファウルのシーンですが、正直、えっ！？と思ったのが印象でした。現場で見ていたら違うのかもしれませんが、ヒシャルジソンがアダイウトンを追いかけながらボールを突っつきうまく対応したシーンだと思いました。これでファウルか？と思いましたが、主審の位置からすると先に軸足に突っついた足が当たっているいった判断だったのかなと思います。

ただこれがファウルであったならば、カードの対象であり、見事に退場。当然ですね。

一番の原因はあのファウルがヒシャルジソンだったこと。何度もきわどいシーンを防いできた、かつ音沙汰なく済んでいた。あれがもし前半終了時に大谷を１つ下げるか戸嶋を変えて投入していたらあのゲームは０－０だったのではないのかなと思います。そのままFKの後のCKで見事にスンギュがかぶってしまい森重の折り返しに渡辺がプッシュし、後半１発で仕留めました。

結局後半はあのCK１本しかチャンスらしいチャンスが東京はなかったと思います。ただあそこでとれるのが強いチーム・勝つチームなんだと思います。昨年J2の特に夏以降の柏のサッカーをしてやられてしまったいったところでしょうか。

試合には柏は負けてしまいましたが、戸嶋・仲間はもっとみたかったです。１０人になっても戸嶋がひとりで中盤アンカースペースをほぼカバーしてかつボールをさばきふたり分仕事していたのであまり感じなかったです。またJ1初挑戦の仲間も惜しいシュートシーンもあり、雰囲気を感じました。縦への突破、切り込み、岡山でけん引して頃のわくわくをみたいなと思いました。

ヒシャルジソンはまたしても母親でしたっけ？に鬼電で怒られるんだろうな笑　

五分フィフティなら突っ込め！のクリスティアーノとつぶせるバランサー三原がいなかった柏が影響が大きかったかなと思いました。

ただ試合はまたすぐに来るので楽しみにしたいと思います！（選手は大変でしょうけど）

東京は２連勝、今日のこの試合のMVPは安部選手だったと思います。ファイトできる、良い所に顔をだせる、橋本券人の不在を感じさせませんでしたね。次は多摩川クラシコ。できれば観客が入るなかでみたかった試合ですね。仕方ないですので、リモートマッチ楽しみましょう！

最高の週末がやっときた！

次節（7月8日）

横浜FC　vs    柏レイソル　　

FC東京　vs    川崎フロンターレ