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日本を飛び出して看護実習してきたお話

オーストラリアの老人ホームで1ヶ月看護実習をしてたんですが、なんせツッコミどころ満載だったのでここに残していきます、良かったら読んでね。

実習はモーニングシフトとナイトシフトの二つがあって、自分の場合は1ヶ月全てモーニングシフト、しかも朝6:30から実習スタート+家からバスで1時間の場所にあったので毎日4:30起きで実習行ってたよ(もうおかしい)

朝4時半起きでバス停までダッシュしとる道中で目が合ってちょっと腹立ったゴミの写真

とりあえず最初に思ったのはジブリに出てきそうなおじいちゃんおばあちゃんがいっぱい、そして皆んな何着てもオシャレに見える、部屋ぐちゃぐちゃなんになんか素敵に見える、素敵マジックだ〜〜

まずは朝おじいちゃんおばあちゃんをGood morning!って起こしに行って、朝シャンするかどうかを聞いて、一緒に着る服を選ぶのがモーニングルーティンやった。結構みんなこだわり強くて「これは?」「やだ」「じゃあこれは?」「気分じゃない」みたいな感じでなかなか服が決まらんかったり(基本おばあちゃん、じいちゃん達は即決)、日本にはない光景な気がする。
で服が決まったら次は朝ごはん。
一人一人食事の形態とか栄養のバランスとかしっかりと考えられとるわけじゃないらしい、レストランのメニュー?みたいな。歯がないおばあちゃんがトーストを噛むっていうよりも口で溶かしながら長い時間かけて一生懸命食べとってびっくりだった(抱きしめたくなった)、あとお昼になかなかの厚みのラムステーキが普通に出てきたりするのも衝撃やった。他のおかずは残してもラムステーキは割と皆ちゃんと食べるやん、、凄(90歳のおばあちゃんも完食)

ランチの余りをもらった、普通に美味しかった。

そして朝食終わったらティータイム。ここが問題、どだけみんなティー飲むん。
朝ごはん終わってティー、朝ごはん前にも飲む人はティー、10時くらいにティー、お昼ごはん終わってからティー、おやつの時間にティー、((続く))
こんなみんな何回もティー飲んどるんにティー飲んでない自分の方が頻尿やったの謎やなあ、、機内サービスみたいにでっかいワゴンに紅茶とコーヒーとお菓子載せて一部屋ずつティーいかが?ってまわるのも一つの仕事らしい、わたしもやらされたよ〜

オーストラリアの老人ホームは夫婦で相部屋で入居できるシステムがあるみたくて、じじばばになっても同じ部屋で同じベットで仲良く一緒に生活しとるのを見て凄い素敵だな〜と思った。ご飯中に突然ちゅーしだして、スタッフがOh my god!って言って頭抱えとってちょっと笑ってしまったけど。日本やと絶対に有り得んけど、そういえばここ海外やから全然あるあるなんやよねきっと(あるあるなんか、、?)
あとは何だろう、施設内でも外やったら利用者の人がタバコ吸ってもいいとか、おばあちゃん達に新しいネイルを塗ってあげるとか。
あとは折り紙のことはみんな知っとって、折り紙おってあげると「Origami! Amazing! You are so clever!」とほぼ100%褒められるから試してみてくれ。

あともう一つおもしろかったのは突然館内アナウンスで中庭で餃子パーティするから集合!!って召集かけられて、勤務中にも関わらずスタッフ達で餃子パーティ始まったこと。本当さ、自由ですね。

スタッフの誕生日パーティやったみたい。図々しいくらい食べた。

日本で働いとる時は身を削って削ってって感じやったけど、日本を出てみたらみんな仕事のために生きてなくて、生きるために仕事をしとるのが本来そうであるべきやけど、初めての感覚で新鮮やった。定時ちょっと前に「じゃ!」って帰ってったり(あと10分くらい待たれま)、職員駐車場に、仕事前にサーフィンしてきたと思われるサーフボードとウェットスーツが干してあったり、本当さ〜自由ですね、、。
みんなサービス残業なんかせんから、その分提供されるケアの質は日本に比べたらかなり落ちるけど。質は高いけど労働環境が最悪か、労働環境はいいけど質が悪いか、ちょうど良い中間が欲しいなあ。

いい経験やった、以上!

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