横着のススメ
横着🟰(手抜き)効率化のススメ
長過ぎた夏の余韻がようやく終わりを告げニットの季節到来、ということで今回は編み物のハナシ
毎月カルチャースクールで開講している
「素材を楽しむかぎ針編みの小物」
と、出張レッスン「能勢マユミのYARN TO GO」鳴門NOMAyadoレッスン「YARN AND SEA」では私がセレクトしたいろんな素材で季節に応じていろんなオリジナル小物を編んで頂いています。
春夏は綿、麻、シルク、和紙、プラスチックなどで編むサコッシュ、ポーチ、ボトルカバー
秋冬はウール、アルパカなどで編む巻物、ハンドウォーマー、靴下など
初心者さんでもなるべく短時間で仕上げられるものを作ります。
レッスンには、お仕事のお休みの日や子育て、介護の合間、病気療養中など日常の貴重な自分時間を割いてきて下さる方がほとんど、みんな忙しい〜
「作りたい」と思って頂ける
デザインにするのはもちろんですが
いかに「横着🟰手抜き」して効率よく
仕上げられるかを常に考えています。
私自身が極度の面倒くさがりや、というのが最大の理由なのですが、簡単に見えない仕上がりをとっても喜んでくださいます。
そんな私の横着な性格が生み出した
レッスン作品をいくつかご紹介します
編んだバッグやポーチには内布や
最後にファスナーつけて仕上げる作品が多いですが、私も含めて「編むのは好きだけど縫うのは苦手」という方はたくさんいらっしゃいます
「がんばって編み終えたのにまだ縫わなあかんの〜」とか、「ここで失敗したら台無し〜どうしよう」ともう縫う前から心が折れそう
そこで考えたのが
先にインナーを用意し編んだ本体に入れ込んで、手芸用強力両面テープで貼ってしまうポーチ
トップダウンのファスナーペンケースは
編む前にファスナーにひと手間加えて
入れ口から目を拾い底に向かって編んだら最後に底を編みながら綴じます
最近のヒットはMMMBAG/モフモフメッシュバッグと
レースモチーフに金属のような糸を編みつけるお花ブローチ
MMMBAGに至ってはもはやバッグは市販品を堂々と使っちやうという荒技でありながら発色の美しいファーヤーンのおかげでインパクト大で失敗なしの人気作品です
簡単な手順こそ、何にどんな糸をどう編みつけてバランスを取るのかは経験値の成せる技、試作を重ねて誰にでも作りやすいようなレシピにしていきますが
自分が好きな素材の力を信じているので
そのパワーを最大限に引き出す方法を考えるのがとっても楽しいです。
もちろんちゃんと縫うのが得意な方は好きな布で綺麗に裏地やファスナーを縫い付ければ更に完成度がアップするわけだし
バッグ本体から編みたい方は編んだ方が絶対いい
だけど簡単でも難しくても自分が手を動かして作品が完成した時の達成感や、誰かに褒められた時のうれしさは何ものにもかえられないものです
邪道でも選択肢はたくさんある方が楽しくないですか
達成感を味わえたら次は何作る?
ひとつできたらまたひとつ作りたくなってそのまま編み物の沼におぼれてもらえたらもうこっちのものなのです