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生きるということ・続

年末にこんな記事を書いた。

 「PERFECT DAYS」という映画を視聴して、その物語に触れて読んだ感じたこと、考えたことについて記した。書きながらそういえば人生についての物語をもう一つ読んでいたなと思ってその作品を読んで得たものについても書いておきたいなと思った。今度は映画じゃなくて小説。その名は「Midnight Library」。
 購入時にMidnight繋がりでTom's Midnight Gardenという本を連想したものの、はっきりと内容は思い出せなかった。こういう児童書ってもう一度読み返したくても、楽しめるか不安で。だから、わざわざ読み返さずに昔読んで楽しんだ記憶だけでいいのになと思ったりもする。たしかタイムトラベルする物語だった気がしなくないけど…。本作は決してジャンルをタイムトラベルとすることはできないけれど、どことなく似ているような…。まあ、朧気な記憶で適当なことを言うのはよしておこう。
 何はともあれ、その小説を通じて生きるということについて自分なりに考えていきたいと思う。「PERFECT DAYS」という映画と「Midnight Library」という小説の二つの点を自分の中で繋げて線にできたらな、と思う。難しいけれど。

Midnight Library

自殺をしたはずの主人公が目覚めると真夜中の図書館に。そこで自身の「後悔の書」と向き合い、選ばなかった選択をした人生のその先を一つ一つ生きてみるという物語。

なんせ「学ぶためには生きなければならない」らしいから。
「生きることでしか学べない/学ぶためには生きなければならない」「後悔は必ずしも事実に基づいていない」とか主要の登場人物であるエルム先生の言葉からは学ぶことが多い。

きっと人生は後悔したって仕方がなくて、やっぱり自分のした選択を信じて生きていくしかない。

本当にただ生きるしかないんだと思う。

 勉強するしないという日常の些細な選択から、挑戦するしないの大きな決断まで、その一つ一つを後悔しないように積み木のように丁寧に積み重ねていく。そうやってまっすぐに一本の木を太く高くしていくしかない。

 日常サボるを選びがちな私だから、重い腰をあげて1分1秒を大事に生きたいな。

点と点を繋いで

 「二つの点を自分の中で繋げて線にできたらな」だなんて、冒頭で言ってしまってるから少しだけ言及しておく。映画『PERFECT DAYS』では生きる目的に執着しすぎない方がいいのではないかと考えた。そうはいっても、と反論したい気持ちの自分もいる。何もできない自分がただ日々を淡々と生きることが許されるのだろうか。自分がそんな自分でいることを許容できるだろうか、と。Midnight Libraryはそれに応ずる形で「生きることでしか学べない、成長できない」と一蹴してくれた気がした。翻って言えば、生きてさえいれば日々学ぶことができる。淡々としていていいのかもな、って。

うーん。自分で理屈を考えて繋げようとするより、思索の耽る中でふと繋がっちゃった!という方が自分の中に残る気がする。
 まだ生き方について納得できない自分がいる。探求を続けたい。

生きるということ・続く

生きるということ・続のさらに続きに『君たちはどう生きるか』を見たいな~とうっすら思っている。2024はたくさん映画見たり、本を読んだりするど!


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