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どうなりたいか宣言できる人

先日受講したセミナーでお聞きした、自律した人の定義とは、“キャリア教育をしなくても、今の職場で成果をあげることもでき、かつ自分がどうなりたいかを宣言して、それに向かって行動を起こしている人たち”でした。

NTTコミュニケーションズでキャリアコンサルティングを担当する浅井公一さんの言葉です。そのような人ばかりだと、仕事を楽しみつつ自己実現を起こし、組織は活性化し、魅力的な職場になるのではないでしょうか。

ログミーの記事より

けれども、突然、そのような人材が生まれるわけではないですね。ありたい姿を言語化し、そのために何をすべきかという戦略に沿って動くためには、自分自身が気づく機会を得るべく仕事に邁進する場、ありたい姿を発信できる安全な場、行動を起こせる場が必要です。何より気づきを得るためには、一人で内省するばかりではなく、周囲との交流やディスカッションパートナーも必要となるでしょう。

今の職場で成果をあげることもでき、かつ自分がどうなりたいかを宣言して、それに向かって行動を起こしている人が増えるには、個人の力だけでなく、そのカルチャーを醸成する場や関わる人たちの存在の大切さが胆ともいえるのではないでしょうか。

組織としてその場を創ることも大切ですが、個人としてその場に移る努力も大切。付き合う人や、属するコミュニティを選ぶことは、できるはずです。他部署との関りや、社外の勉強会や趣味のコミュニティを変えるだけでもグッと変わってきます。

私自身も、個人の方のキャリア相談や企業内キャリアコンサルティングではディスカッションパートナーとして、ありたい姿、行動の起こし方を一緒に考えています。