越境学習のジレンマ
所属組織外で働いたり、ボランティアや学び直し等をすることは、越境学習と呼ばれています。
副業や大人向けインターンも広がり、他社で働く体験をする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
書籍によると、越境学習の最初の壁のひとつが、多様な価値観のメンバーとのコミュニケーションです。
普段の職場では通じることが通じない。コミュニケーションスタイルが違いすぎて仕事が進まない。これは、大企業からベンチャー企業や中小企業へ転職した場合にもよくみられます。
だからこそ、越境学習の意義があるのではないでしょうか。
似たバックグラウンドの人達と、決まった仕事のやり方に沿ってスムーズに業務を行う。それだけでは新たな気づきも生まれにくいものです。越境学習によって、多様な人達と対話しながら業務を進めることは、新たな価値創造につながるかもしれません。何より自分自身の傾聴力や提案力など、様々な能力が磨かれていきますね。
また、越境することで、本業の魅力を再確認できたという声も聞かれます。
先日イベントでお話をお聞きした、仕事旅行社の田中さんもおっしゃっていました。外からみると、自身が所属する企業の魅力を再確認できるのだそうです。
海外へ行くと日本の魅力が再確認できるという体験はよくありますものね。
壁を乗り越えると、様々な楽しさにも出会えるということかもしれません。
さて、どこで越境学習を実践しましょうか。
参考図書:「越境学習入門」石山恒貴、伊達洋駆(著)
参考サービス:多様な経験学習「仕事旅行社」