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不安を分解して手放す。リカレント講座より

久しぶりの復職や再就職を目指す方から「不安」との付き合い方への相談は良くあります。「仕事を獲得する」だけでなく、「体調や家庭環境を整備する」「時代の変化に自分をアダプトする」等も同時並行で行うため、不安が拡大することがあります。

そのような時は、考える範囲を狭めることや、無駄な不安は手放すことが効果的です。

大海原に小さなボートで漕ぎ出しても誰にも見つけてもらえない。「〇〇湾」「〇〇湖」と、自分が勝負する場を決めて、スタートします。

家族や自分の体調不良や家族の事情等、起こるかもしれないが今すぐではないことは考えすぎないこととします。

そうして、「不安」の範囲を狭めて不要なものを手放してから、残った不安を解消していけばよいのです。

リカレント講座や、個人の方向けキャリア相談では、いつまでに再挑戦するのかゴールを設定し、逆算して何を蓄積していくのかを決めていくのかを一緒に考えていきます。最新のキャリア理論であるプロティアン・キャリア論では、ビジネス資本・社会関係資本・経済資本を蓄積することを伝えています。例えば、人脈やコミュニティである社会関係資本は、復職・再就職を目指す方は既に持っているという場合がよくあるのです。そうなれば他の資本をどのように蓄積するか考えていくとよいですよね。その際に、家族のライフイベントも具体的に想定して、準備を進めます。


そうはいっても、一人で考えるのは大変です。私もそうでした。仲間と一緒に、あるいは専門家の伴走を利用して、具体化していきたいですね。

年齢や世代を超えて、誰もが何度でも転機を迎え、キャリアチェンジや復職・再就職を行っていく時代になりつつあります。これからも皆さんの転機に寄り添って私自身も成長していきたいと考えています。

Warisワークアゲインより「プレゼンテーション&私のアクション]