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コミュニケーションコストと自律の関係

採用やリスキリング後の配属の場面でよく聞かれる言葉に「コミュニケーションコスト」があります。「意思疎通にかかる時間と、それに伴うコスト」のことです。

同じ情報を伝えても、理解に時間がかかりすぎたり、自己流に判断してしまうと、頻繁に質問や相談が発生する場合があるのです。

そうすると、対応する側はその人材のために時間を割くこととなり、他の仕事が進まなかったり、不快な思いをすることとなります。それらのことから、「コミュニケーションコストがかかりすぎる」と言う理由で、採用されなかったり、希望の部署へ配属されない場合もあるのです。入社後も、職場のメンバーの時間や労力を必要以上に奪ってしまうのであれば、業務推進にも影響があるからです。

それらのケースでよくみられるのは、「相手から情報を得る場面で、話を集中して聴いてない」「理解しようとしていない」事象です。また、心配性なあまり起こっていないことまで想定してしなう事象もあります。その結果、「よくわからなかった」「この場合はどうなるのか」と言う質問を寄せてしまうとことになるのです。

これらを防ぎ、チャンスを得るためにはどうしたらよいのでしょうか?

まずは、情報を正確に聴きとるように努めること。そして自分で考えてみることです。その上で、今回得た情報の中では把握できず、どうしても知りたいことのみを質問するようにしましょう。過去に聞いた内容を再度聴いてしまうと、理解力不足だと認識されますので注意したいものです。

まずは、過去の資料やこれまでの情報をまとめることから始めていきましょう。知り得た情報をどのように整理してすぐに引き出せるようにしておくかも、ビジネススキルの一つですね。

大人世代になればなるほど、傾聴力や考える力への期待は上がっています。
コミュニケーションコストがかかりすぎる人材だと敬遠されないように、さらに磨いていきたいですね。

キャリアコンサルティングやワークショップでもお伝えしています。