ミドルが再会する、働く楽しさ
数年ぶりに再就職した方々からよく聞く言葉に「働けることが楽しい」というものがあります。役に立っている実感、チームで協業できる面白さ、成長できている実感、報酬を得られる喜び等、忘れていた喜びや楽しさを再確認できるということなのです。
そうして、そのような人材を受け入れる企業の方からも「働く楽しさを想い出させてくれた」「貪欲に仕事に向かう姿に、従業員も刺激を受けている」等と言われることがあります。
働く中で楽しさを感じる時は、少し難しい仕事に挑戦して結果が出た時や、新しいことへ挑戦したことで新たな能力発揮ができたとき、それらの経験を振り返って成長を実感できるとき、等ではないでしょうか。
人間関係が良い、働く時間の融通が利くなどの環境も大切ですが、それだけでもないことを、キャリアコンサルティングの現場では実感します。
「居心地が良すぎて不安」「任せてもらえず成長できない」「機会がなく次につながらない」等の理由で転職は、よくあることだからです。ミドルエイジになると、マネジメントや若手への権限委譲が求められたり、経験が長い職種の人だと認識されて、挑戦がしにくくなるという事情もありますね。
モヤモヤしてきたら、キャリアストレッチを行うタイミングだということですね。周囲に相談することから始めてもよいかもしれません。
企業としては、個人が相談できる場や、若手だけでなくミドルエイジもキャリアストレッチできる場を設定する仕組みづくりが大切ですね。
専門家として、組織開発やキャリアコンサルティングと通してアドバイスをしています。