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未来志向の功罪

キャリア自律ワークショップや、個人の方のキャリア相談では、将来の生き方や働き方について考えてもらうことが良くあります。
特に、希望して参加されている方は「中長期的な視点で人生や仕事を考えたい」と前向きです。

けれども、未来志向で考える時には注意点も必要です。
未来の計画を立てることに熱が入り、計画を立てただけで行動が進まないことはないでしょうか?
また、「現実」と向き合うことから逃げる手段として、「未来を考える」ことばかりに時間を使っていないでしょうか。

私達は普段、所属する組織の中長期経営戦略やビジョン等を見て、「理想的で現実とギャップが大きすぎる!」「現場の声も聴かずに、将来のことばかりで意味がない」等と感じることがあります。
それを、自分自身のキャリアに当てはめると、考えやすいですね。「現実」「自分が今置かれている現場」のことにも向き合うことが大切ですね。

さて、未来の自分の姿を考えた後は、バックキャスト思考で、逆算して今何をすればよいのだろう、とかみ砕いて考えていくと、キャリアデザインが進んでいきます。
また、現実の課題も一つずつ向き合ってみるといいですね。
未来と現実を行き来しながら少しずつ行動を進めていきましょう。

専門家として支援しています。