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女性はリスク・ネットワークが苦手?

女性が不足がちなスキルの一つとして、リスク・ネットワークが紹介されています。

参考書籍:『女性が管理職になったら読む本』ギンカ・トーゲル著

女性は、情報交換や交流を深めることは得意ではあるものの、「新たなプロジェクトを始めるとしたら誰と組むか」 というリスク・ネットワークになると、男性よりも弱いという調査結果が示されているのです。つまり、キーパーソンとつながろうとすることや、人と人とをつなぐことになると、女性は消極的になってしまうということなのです。

キャリア相談や企業内キャリアコンサルティングを通して感じることは、女性のほうが、仕事につながる積極的なネットワーク構築に対してネガティブな印象をもっている傾向があるということです。例えば、“自分からつながろうとするなんて図々しいのではないか”“自分はまだ提案できるほどの人材ではないのではないか”等の言葉を聞いたことがあります。仕事が絡まない交流であれば、積極的に関わっている方であってもです。

その背景には、それまでに目立ちすぎて嫌な思いをしたことがあったり、女性は控えめな方が好ましいという環境だった、ということがあるかもしれませんね。また、共感力が高い方ほど、相手の迷惑になるのではと考えすぎるのかもしれません。

けれども、仕事だからこそ、積極的につながろうとして良い、とも考えられるのではないでしょうか。

相手と自分がつながると、お互いに仕事上でメリットがあるとわかっている、シナジー効果が発揮されて成果を出せる、等の仮説が設定できるのであれば、相手にとっても嬉しいことですよね。

そもそも、プライベートで長時間一緒に居なくてもよい仕事の関係です。

周囲の人は自分のことで忙しく、思ったほど誰か一人のことだけを注目して見続けることはできません。それが上司や同じ職場の人であってもです。あまりに謙虚な姿勢でいると、かえって【相手からアクションを起こしてくれることを待っている受身の人】と認識されているかもしれません。

積極的に仕事上のキーパーソンとつながる方、人と人とのつながりを進めていく方など、モデルとなる方の行動を参考にしつつ、スマートに、積極的に、つながりを進めていきたいものですね。

ビジネスインサイダーの記事より