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『友人の本棚~1分で読める感想文~』Vol.94「無意識がわかれば人生が変わる」

「命が求めていること」に興味があって、手に取ってみた。これまで色んな切り口で書かれた「無意識」についての本を読んできたけれど、この本に書かれている「メンタルモデル」という概念はシンプルかつ奥が深くて、もっと深く知りたいと思った。

慶応義塾大学の教授であられる前野隆司さんと、由佐塾塾長の由佐美加子さんの共著。メンタルモデルには4タイプがあり、自分がどのタイプなのだろうかと自問自答をする機会を得るだけで、大きな一歩になるのだという。

※ちなみにタイプ別診断はこのサイトの下の方できるそうです。

本文引用します(対談形式)。

由佐 死への恐怖は「なくなる」ことに対する怖れの一つといってもいいと思うんです。自分の命がなくなる、家族をなくす、生きるのに必要なお金をなくす、といったこと。

前野 ああ。現代人にとって、それは大きな怖れかもしれません。

由佐 わたしはこの「なくなる」という現象を、目に見える世界から目に見えない世界に移行した、と認知しているつもりです。死ぬのは、精神や肉体が死滅して、見えない世界に行っただけ。人によっては、それを「なくなる」と捉えるという感じですね。お金の場合は、保有している人が変わるだけなのに、なぜかみなさんは「なくなる」という。

なくなるのではなく、移行したと捉える。ここはまさにと思った。逆に、目に見えない世界のものを認知出来た瞬間、目に見える世界に移行してきたと捉えることも出来るのだと思った。

たとえば新しい体験をしたり、本を読んだり、人と出会ったりすることによって、世界観が広がるという言い方をしたりする。これは「今まで目に見えていなかった世界が目に見える世界に移行した」だけだとすると、「すべては繋がっている」ということに対する理解が進む気がする。ただこれを感覚的に理解するには、まだまだ自分の中で統合すべきことがあるけれど、今回のこの本をきっかけに自分のメンタルモデルについて知ることが出来たのは大きい。

ちなみに僕は価値なしモデルだった。そうではないと思いたいものが一番自分の根底にあったのは、なんだか悔しい。でも気づいたところから始まるのだから、ここから自己統合していこうと思った。

良かったら診断、やってみて下さい。⇒ココからできます。

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