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スペイン留学準備⑤-いよいよビザ申請

 スペインの留学ビザは、出発の3か月前から東京のスペイン大使館で申請できます。
 筆者の出発は6月初め。そのため、3月初めから申請が可能ということです。ところが、3月末に退職を控えて仕事納めの佳境に入っていたので、3月の1か月はあっという間に過ぎ去り、ようやく書類が整ったのは4月1日でした。
 前回の記事に書いたとおり、健康診断書、それに無犯罪証明書は、平日動かなければ取得できない必要書類なのでした。残りの仕事を片付けつつ、お世話になった人への贈り物を用意しつつ、書類の申請と受取の度に無理やり休暇を取りしつつ・・・結局、最後に入手可能となった無犯罪証明書を、退職翌日の4月1日朝に警視庁で受け取り、その足で在東京スペイン大使館へ、ビザ申請に行きました。

 大使館で留学ビザの申請、と考えただけで、緊張感がありませんか。
 筆者の場合、仕事でなかなかビザ申請に漕ぎつけなかったことや、大使館の窓口が12時30分で閉まってしまうこと、しかも金曜日なので、今日を逃すと週明けまで申請できないということもあり、えいや!と勢いで申請に向かいましたが、内心は、不安でいっぱいでした。
 スペイン語で色々な質問が飛んでくるんじゃないかとか、申請書の書き方とか書類の不備(特に、病院が書き損じまくっていた健康診断書が不安でした)とか、厳しくチェックされるのではなかろうかとか。ところが・・・

意外とあっさりなビザ申請

 まず、スペイン人に一人も出会いませんでした(笑)。
 大使館の入り口に控える警備員さんも、申請窓口の職員も日本人。
 とても安心しつつ、ちょっと拍子抜けした気分でした。
 警備員さんに渡された番号札をもって待合ロビーに行き(私のほかに2人しかいませんでした)、ほどなくして呼ばれた窓口で、ガラス板の下に空いた受け取り口ごしに、職員の方に申請書類やパスポートを提出します。
 テキパキと書類をチェックする職員の方の手元を、固唾を飲んでガラス越しに見守ること・・・2~3分。
 ーはい、すべて揃っているのでこちらで受理いたします。
 と、伝えられます。通常、4週間ほどでビザ受け取りが可能になるが、GWを挟む関係で、今回申請のビザは5月5日に受け取り可能であること、それまでの間、ビザの許可に関する一切の問い合わせには答えられないことを、念押しされます(きっと問い合わせる人がたくさんいたんでしょう。気持ちよくわかります)。
 びっくりするほど、あっさり、でした。大使館の滞在時間、10分くらいではないでしょうか。
 あっさり、とはいえ、ただ書類を出しただけでも、大仕事を終えた気分。
 大使館を出た後の午後は晴れ晴れとした気分で、ちょうどお天気も快晴だったので、母校の大学の方までぶらぶら出かけたり、途中の喫茶店で珈琲を飲んだり。
 何より昨日、12年勤めた仕事を退職したばかり。留学という新たな道に向けた大きな一歩を踏み出し、思い切り爽やかな無職第一目を、過ごしたのでした。

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