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ロシアのウクライナ侵攻のニュースから考えて考えて溢れた思いをぶちまける

はじめに

1年半ぶりくらいにnoteに戻ってこようと思うくらいには、ロシアのウクライナ侵攻のニュースは私に色んな考えを巡らせてくれました。

🇺🇦

ロシアのウクライナ侵攻が始まって数日。
7年もの間連絡を取らずにいたのに突然連絡する事に少々ためらいつつも、連日の報道を見て居ても立ってもいられずキエフで働く友人にメッセージを送ってみました。
ニュースを見ていて心配になったことを伝え、彼女やその周辺の人の安否をを簡単に尋ねて、

2日ほどして返事が。
Everything is awful here in Ukraine, my country is attacked by Russia.

タイムラインにはこんな投稿もしていました。
We don't need Russia's help, we're happy without you.

連絡がついて安堵はしたものの、こんなフレーズが飛び出す現実が痛々しい。
幸いにも彼女と家族の一部はすでに移動して安全が確保できていること。家族、友人でキエフの街にまだ残っている人も少なからずいてずっと緊張している、とも。

"全員"ではなく”一部”という表現が辛い。男性は軍に登録する人もいるし、仕事柄その地を離れられない人もいるのだから致し方ないけれど・・
東西ヨーロッパの秩序は私たち大陸の外の人間が思うよりはるかに複雑でしょう。とは言え、自分の国の方針はウクライナとして自由に決める権利があって、ロシアの”力”なんて必要としていなかったはずです。

街を壊して市民の生活を奪っても何の解決にもならないのにどうしてこうなってしまったんだろう?モヤモヤせずにはいられませんでした。

🇷🇺

時を同じくして、ロシアの友人たちのSNSが更新されていました。
戦争なんて望んでいない!と武力に反対し、声を上げている人がいて、
一方で、とある投稿が目に留まりました。
"近年の武力闘争のうち8割はアメリカが開始した、この事実を忘れてはならない。"
という主旨の在ロシア中国大使のツイートに共感を示すものでした。

社会主義体制である中国とロシアが対米感情を理由にこうして共鳴することに驚きはないし、ツイートの内容も事実に基づいています。
友人はあくまでも歴史や政治について教育を受けた上で自国のリーダーを支持しているだけ。結果として侵攻を容認しているのだから褒められたものではないけれど、一思想として否定はできないと思いました。

ただ、人が悪事を働いたから自分も同じことをしてもいいというこの主張を以てプーチンの一連の行動を正当化するのは違う。一方的で、無残で、何の罪もない人たちを犠牲にしてしまっているんです。

🇯🇵


ここで私は自分自身にショックを受けました。
これまで、国同士の関係が微妙であったり、言語や宗教、思想の違いがあったりしても壁は超えられると思ってきました。皆が皆と仲良くできるわけではないのを承知で、双方が "違い" を 理解しようとする姿勢があれば良い。勉強できる、と。 
留学等を通して世界各国に友人ができ、この考え方に自信を持っていました。先のロシアの友人の投稿を受け止めきれない自分に気が付き、信念がひっくり返されたような気持ちになりました。
今回のような有事の際に人がどんな立場をとるかは、歩み寄りができるという次元ではないのかもしれません。
結果、悲しくも各地の紛争はなくならないし、こんな風に力ずくで相手を説き伏せようとすることもある。
平和ボケした世の中に生きる私はどこまでもぬるかったんです。

おわりに

大前提、様々な国や地域同士の衝突がないことが1番。ただ、今それぞれの場所で起きている問題を解決していくにはもっと多角的にモノを見て判断できる人にならなくてはならないし、なりたいと心の底から思いました。
ひとまず、ウクライナの人々の平穏な日々が戻ることと、ウクライナとロシア両国の兵士が必要以上に傷ついたり亡くなったりする事がないよう祈って。
駄文失礼しました。


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