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オーガニックコスメの話。

こんにちは。

プロフィールで書かせていただきましたが、オーガニックコスメを扱うショップで6年間販売員をしていました。その内店長職を3年間経験しています。

今日書くことは独自の考えなので、専門的なことだったり間違っていることがあってもお手柔らかに見ていただきたいです。まだまだ勉強中なのでもっと色々なことを知っていきたいです。


オーガニックコスメに携わって知ったことは、日本における化粧品の規制に曖昧なところがある、ということでした。

「オーガニック成分配合」「100%ナチュラル」「パラベンフリー」など。よく分からないけど肌に優しそうなことを謳っているコスメが手に届きやすいお店にたくさん売られています。

【オーガニック】とは、農薬を使わずに栽培する有機農法のことを指すので、オーガニックという言葉が優しいというのは少しだけ違います。

食品の話になりますが、「有機野菜」ってよく聞いたことがあると思います。日本だと「有機JAS」と記されたマークが有機野菜の証で、スーパーの中では少し高値のイメージがあるもの。農薬を使って栽培することのメリットや、野菜にとって農薬を使わない良さは、なんとなく理解できるかと思います。「私たちは農薬を使わずに大切に育てました」という背景がわかるし、生産者の顔が見えるのがオーガニックの特徴とも言えます。野菜には、有機かどうかを精査したという証があるのです。

有機=オーガニックのことです。化粧品にも有機認証マークがあるのですが、日本が作った化粧品の有機認証マークはありません。あるのは主にヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど。機関と国によって認証する基準は様々で、添加物の配合率なども様々ですが、日本にはオーガニック化粧品のそういった機関がないので、日本生まれのオーガニックコスメは外国のオーガニック認証をわざわざ取得しているブランドもあります。

なので、日本の化粧品は「無添加」といっても、その商品を作ったメーカーの基準の中での無添加でしかない。そんな現状の中、化粧品が溢れています。


昔の、高度経済成長ぐらいの頃に比べたら、品質に申し分ない商品しか世の中に出せないようになっていると思いますが、よく分かっていない人に対して根拠のない宣伝文言で儲けようとしている商品を見ると残念に思います。

私の想像の中ではありますが、国と企業と放送局が繋がっていて、例えば、テレビでCMを放映出来る大企業は、有名人に商品を持たせた上、製作費や人件費や広告費、細かいことは無知ではありますが、、その商品価格の内訳はどこからどのように流れていて、そんな内訳の商品の品質は、本当に(体や肌の)健康に繋がるんだろうか。

私の化粧品の見極め方は、値段と生産量です。安すぎる商品はそんな疑いから、まず買わないことが多いです。そして売り切れることがまったくないということは、それだけ大量に生産していて、大量生産しても腐らないような品質のはず。そんな風に私は想像します。

「100%ナチュラル」って成分から見て何をもって言えるんだろう。前職の経験で、裏面の成分を見て、ある程度中身の栄養量を把握することが出来るので、前職には本当にありがたいと思っています。

売られているもの全てを疑っている訳ではありません。本当に様々な商品があるので、どれを買えばいいか分からない、何がいいか分からない、と思いやすくなるのは当然だろうな、と思ったことを書きたいと思いました。


たくさん商品が溢れている中でも、特に背景が明確で、正直なオーガニックコスメが好きだなぁと、私は思います。手間暇かけられたものを出来るだけ身体に取り入れたいです。

商品を作った会社はなんのために、どんな考えで売っているのか、立ち止まって自分にとって利益のあるモノを自分で選別する。SDGsやサステナブルな考え方が尊重され出していますし、時代もそんな風になってきているのだと思います。そして、もしそんな風に見極めることが分からない人がいたら、お手伝いできるような人になりたいです。

もしここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございます。

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