今で住むべき場所はどこだろう?

どもども1ヶ月の半分を滋賀県で暮らして、もう半分を東京で暮らすデュアルライフをしながらPASELLYを開発している西尾です。

東京では山手線の内側の都心のマンションで便利なところに住んでて、滋賀では最寄り駅まで徒歩40分で車がないと不便な郊外に住んでいます。

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家の近所の田んぼ↑

でも、地方は車さえあればめちゃくちゃ便利で、買い物はイオンモールさえあれば大抵のことは事足りるし、国道には飲食店いっぱいあるし、庭でバーベキューしたりプールしたりできるし、ちょっと歩けば山とか川とか池とか琵琶湖とかあるので景観も良いし。夜も静かなのでストレスがめちゃくちゃ少なく幸福度が高いんす。それでいて家賃が1/4くらいだったりするのでコスパも良いす。

地方は人間農場

住むだけならとても便利な地方なのですが、便利ですべてが揃った地方の生活は、誰かが用意した箱の中で暮らす感じです。

・衣食住から保険まで生活に必要なものはすべて提供してくれているショッピングモール
・国道沿いの大手のチェーン店
・働き口も大手の工場、ゼネコン、建設など

地方に住むということは大企業が用意した働き口でお金を稼いで、大企業が用意したショッピングモールで買い物して、大手チェーンで飲食するというレールが基本となり、そこから新しいものを生みだすというカルチャーやエネルギーや手法などはあんまりありません。

地方は都会で作られたものが昇華されて、横展開できるものが配置されているので、新しいものを作ろうしたり、新しいものを作ろうとしている人がいる場所としてはとても退屈な場所に感じるんす。

もちろん、例外的に地方で尖ったものを発信してる人もいますが、例外です。おまけに一軒家買うなら35年ローンなので一生そこに住むことがほぼ確定しちゃいます。

東京の魅力

東京には新しいものを作ったり新しいビジネスを作ったり、カオスなお店があったり、色んなものを受け入れる柔軟さがあったりします。こういうのって地方だと受け入れられにくくてやっぱり日本を作る人が集まる街だなーって感じがあります。

今はネットだけで何でもできるので、極端な話家でずっと引きこもってても仕事はできるのですが、なんとなくその土地にはその土地なりの空気感みたいなのがあり、そこにあるお店や施設にいかなくても、そこにいる人と話さなくても、歩いてる人の服装だったり、景観などから影響受けたりするんです。

もちろん東京都内でも渋谷近辺と北千住らへんとかでは雰囲気が違ったりしますが、東京は全体的に先進的な空気があります。家賃が高くて、住みづらいコンクリートジャングルだったとしても、新しいものを作り出したり、最新のビジネスとかをやるならやっぱり東京の空気が刺激になるし、新しい考え方に出会えたりするし、地方だと見えないものが見えたりします。

・・・というのが、数年前までの話なんですが、ここ最近はコロナでリモートが主流になったこともあり、新しいものを作ったりする人がいる場所が徐々に東京じゃなくなっていってる気がしてたりします。

コロナ以降の動き

リモートが社会的に認められるようになり、出社の必要もない優秀な人は地方で仕事ができてしまい、みんな東京から離れて行ってます。知り合いも既に何人か地方に移住していて、みんな好きな場所で暮らしてます。

東京集中でなくなることはいい事なのですが、かといって地方は相変わらず人間農場のままで、新しいものを生み出していく空気は相変わらず感じられなかったりします。移住した優秀な人も活動の場所はオンラインなので地域で何かを作っていくわけではないんす。

特にすっきりしたまとめがないのですが、東京が最先端の人が集まるカオスな場所ではなくなり、でも、その代わりとなるエキサイティングな場所が今の所ないってのが2021年なのかなーって気がしてる昨今です。

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