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【社会】社会に出て自らの生涯を生き抜く力 #オープン学級通信

【企画】2022年「noteで産学連携」


# オープン学級通信


 2021年10月。社会人になってからこれまで30年以上もの間、ずっとIT業界で走り続けてきましたが、人材育成に全力を注ぎこむために教育機関の仕事に就くことにしました。

 これまで、様々なプロジェクトではリーダーや担当者を、事業組織ではマネージャーを含む社員を、育成を支援しながら本業であるシステム開発のあれこれやってきました。しかし、お客様との納期や教育環境などの制限がある中で、なかなか思うように仕事で成果を出せない方もたくさんいる中で、広く必要な教育を提供することは困難でした。そこで、思い切ってキャリアチェンジをして、効果的な教育に取り組むために、これまでの常識についても見直しながら、新しい教育を創造・開発し、より多くの方々のお役に立ちたいと考えています。

 「新たな産学連携」。私が現在推進している取組みのテーマの一つです。コロナ禍のワークスタイル変革によって、仕事の進め方も変わっています。会議も、コミュニケーションも。「DX推進」という社会的流行も後押しして、多くの人が新たな価値体験を受け入れる必要性を理解しはじめており、これは産学連携にとっても大きなチャンスで、学生のための教育を見直す絶好の機会ではないでしょうか。

 既に、学校や自治体などがnoteを活用した教育や情報提供が多く投稿されるようになってきましたので、私は産業のビジネスについての有識者として、noteを活用して会社と学校の連携を楽しく推進していきたいと思います。

【社会】社会に出て自らの生涯を生き抜く力


# 探求学習がすき

今回のnoteでは、産業側の立場から学校の教師へに向けて「冬休みの宿題」を投げかけてみたいと思います。
学校の先生も、クラスの管理、各教科、部活とお忙しいことと思いますが、ぜひお時間をつくっていただき、一緒に考えていただければと思います。実際に冬休み明けの授業として、本件を学生の皆さんと実施していただいてもかまいません。(ぜひ、実施いただいた時の状況や効果などもご連絡下さい。)

また、学生の皆さんにもぜひ自らこの検討(宿題)に参加いただけたら嬉しいです。主役は学生の皆さんですので、ぜひ様々な教育のアイデアを一緒に考えてみて下さい。

以下の各問題の設問について考え、解答はコメント欄にお願いします。

問題1


【設問】

  • 社会の授業に出てくる登場人物の中で、あなたが理想とする人物3人以上を挙げ、その理由についても述べてください。

問題2


【設問】

  • 次の文部科学省の教育方針と「N先生の考え」を考慮した教材の案について具体例を挙げ、その理由について述べてください。

読者の皆さんへ
・N先生の助手として教材の案を検討することになりました。
 次の「N先生の考え」を考慮して、各設問について答えて下さい。
・もし、「N先生の考え」と違う読者の考えがあれば、
 それをわかるように説明を加えて下さい。

教材検討の背景

日本の学校教育は、文部科学省にて未来の社会を創造して、学校や家庭などで社会に出る前の経験によって、将来一人一人が社会で活躍できることを目指しています。

その取組みの一つとして、文部科学省は指導方針を策定し、学校はその方針をそれぞれ解釈した上で、各学校は自校の特性を考慮しながら教育を開発しています。

某学校にはN先生という社会科の教員がいます。N先生は、指導方針に沿った教育で、かつ自分自身が社会の授業で大切にしていることを考慮してこれから教材を検討しようとしています。


◎『2030年の社会と子供たちの未来』(文部科学省)

URL:

  • 文部科学省の方針

※ 過去の方針から現在の社会課題を考察するために、少し古い方針資料を採用することにしました

図1 出典:『2030年の社会と子供たちの未来』(文部科学省)
図2 出典:『2030年の社会と子供たちの未来』(文部科学省)
図3 出典:『2030年の社会と子供たちの未来』(文部科学省)


◎『資料1 教育課程企画特別部会 論点整理』(文部科学省)

URL:

図4 出典:『資料1 教育課程企画特別部会 論点整理』(文部科学省)
図5 出典:『資料1 教育課程企画特別部会 論点整理』(文部科学省)
図6 出典:『資料1 教育課程企画特別部会 論点整理』(文部科学省)

N先生の考え


社会の授業で大切なこと


一人一人が何を思って、どのように考えるかが大事。その考えに至るには、対象となる時代の過去の事実が関係する。
それは、自分が社会人になってから、新人として職場に飛び込んだ時に、その職場が過去にどのような変化を遂げたことを知り、これから自分が職場の仲間とどのように職務を遂行していくか考える時に役に立つ類似経験になるだろう。

誰もが潜在的に積み上げたスキルは必ず存在する

能力は突然備わるものでは無いので、本人も周りの人も、それにきづくことができなかっただけのこと。誰もが潜在的に積み上げたスキルは必ず存在しており、自分が学生時期までに(社会人になる前に)備わっている能力は必ず存在するはずだ。
できることなら、それにいち早く気づき適切なアドバイスをしてあげたい。

一歩前に出るスキル
ちょっと場所をかえるだけでいい。見える景色も変わり、新たな出合いがあり、その結果これまで気づかなかった自分について知る機会になる可能性があるだろう。

N先生

問題3


【設問】

読者の皆さんからの解答をふまえて、自分の検討内容についてもふりかえりをお願いします。

  • 読者の皆さんからの解答をふまえて、自分の検討内容についてもふりかえりをお願いします。


いかがでしたでしょうか。

私がこの問題を作成する過程で感じたことは、文部科学省ではかなり細かい方針を掲げており、かつ実際に社会人になった多くの方がこれらの壁にぶつかっていることから、とてもよくできている文書であったと思います。
しかし、実際に学校運営にて教育の現場で運用をしようとすると、とても難しい事が多いようにも感じました。

この難しい学校運営は、学生が「社会に出て自らの生涯を生き抜く力」を充分に身につけるためにとても大切な事です。学生が社会に出る前に自分の強みを知り、それをしっかりと磨き上げるためのより良い環境を整備していくためには、実際の企業(産業界)と学校でもっと具体的な話し合いをしていく必要があるのではないかと、まさに「新たな産学連携」を創っていくことが必要ではないかと考えます。

実際にこの問題を作成するにあたりまして、現役の私立学校の先生に学校運営の考え方についてお伺いしながらまとめました。
この場をお借りて感謝を申し上げます。







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