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「探究大だより」2024.1.27号

■良質な問いと、”明らめる”こと。

「心から納得して、参加者さんに価値を提供できる場を作るには?」「自分の殻を破るって、具体的にどんな生き方だろう?」「今の自分にぴったりのプロフィールを作りたい!」…etc.

ー こういった、自らの問いに自ら解をつくってゆく思索探究の運び方のコツの大切な1つが、「あきらめる(明らめる・明らかに見る・諦める)」という観点。仏教の諦観(たいかん)を語源とする言葉だそうですが、由来を知らずしても、直感的にはっとさせられる言葉ですよね。真理や因果を、あえて粗雑に言い換えれば「何がどうなっているのか」を、あきらかに捉えましょう、ということですね。

探究活動を推し進めて行きたいはずなのに、なんだかストップしているなぁ、という時は、即ち「(どこかを)明らめられていない」とも言い換えられますし、また、その問いやテーマ自体をすっかり明らめられた時、その探究が1つ終わるとも言えてしまうのです。

思考プロセスのほとんどが無意識化されているわけですから(※前号参照)、意志を持って思索探究を行う際には、自身の奥底に眠る想いや信念,思い込みなどを取り出しながら扱って行くことが必要になりますが、それらは良質な問いに応答し、自然と取り出されます。

「私の本音からの望みは、何だろう?」「この違和感はどこから来ている?」「じゃあ、選択肢は具体的に何がありそう?」
ー 問い上手は、探究上手。自分の問いの質を高めることはもちろん、良い問いを提示してくれる他者と関わっていくことを意識してみると良いかもしれませんね。

本来、私たちは皆等しく「何をどう思ってもいい」。正解も不正解も無いのだから、自分で考えて、決めて、とりあえずやってみて、ダメならまた一から丁寧に考えてみればいい。そのぐるぐる繰り返される営みの連鎖が、探究。

今月も、全塾生メンバーさん達が、 自分や自分達だけの「答え」「価値」を作って行こうと、個人セッションやワークショップ等真剣な眼差しで参加され、ご自身と向き合っておられました!(大笑いしながら!)

その変化や成果を見聞きしては(※最近みんな凄いんですほんと)、誰より大喜びしている塾長です^ ^ いい。

■人気コンテンツ「お茶会」のこと。

さて、今月からグループ受講生さんと個人受講生さん合同での質問会(通称「合同お茶会」☕)も始まりました!私の主催する学び場で、長年ダンドツかつ不動の人気コンテンツが、この”お茶会”。

一般的な「お茶会」の言葉からイメージされるような、ゆるやかでまろやかな時間空間とはかけ離れてしまっていて、皆、時に手元のお茶を飲むことすら忘れるほど人の話に集中し(てしまい)、笑ったり泣いたり驚いたりと大忙しなのですが^ ^

今の形を取るようになったきっかけは、遡ること早4年近く前、探究大の前身ライフデザイン講座の第1期開校中に到来したコロナ禍で予期せぬ外出自粛に心が塞がったあの時、「繋がり大事だし、暇だしw、週末ちょっと皆でZoomに集まらない?」と皆に声をかけたことでした。

これが想像以上の学び効果をもたらしたんですよね。もちろん、教育理論を紐解くまでもなく、そういった場がどんな効果をもたらすものか理解も意図もしていましたし、それ以前の体癖講座の時代も、勉強会後に10数人でぞろぞろとカフェに移動してはあーだーこーだ喋り続けていたので、かねてからその萌芽はあったのですが🌱。

コロナ禍で部屋にこもりながらも、私の本当に作りたいと思っていた学び場のパズルのピースがカチッとはまってきた喜びの感覚を、今もよく覚えています。

※イメージ画像です(いつも喋るのに夢中でこういう写真撮れない。笑)

今も、4年前からあまり形式は変わらず、メンバーさんから直近の出来事報告や質問を発してもらう所から、塾長による渾身の理論と日常との結び付け解説等を経て、探究プロセスを共有し合うことにより場にいる全員の間で質の高い学びがランダムに創発されるという流れ。これがもう、超カオスで、超おもしろい。

このカリキュラム外のインタラクティブな学び合いの場を一番楽しめるために、最低限皆が持っておくと良い心構えは何だろう?共通認識は?講義やWSはどうあると良い?と逆算しながら探究大の全体構成を設計していたりもします。よいもの(コト)づくりって、本当に面白い!そんな設計方面の話も、また。

探究大へ関心のある方は、ぜひ塾長長岡の公式LINE へ登録して、案内をお待ちくださいね!楽しいですよー。(※一斉配信でのお知らせは月に1,2回程度です。)

■塾長の雑記 - なわとび買った話。

年末年始に風邪をひいて、1ヶ月近くずるずる引きずりすっきりしない日々でした。ますます日頃の引きこもり生活が加速。ついでについ食べ過ぎたお正月明けの体は、重たい。

このままではいかん!動かねば!と思っていた矢先、SNSで元上司センパイの「太ったから縄跳びを始めたら足をくじいてすぐやめた、おれはもうブタで良い!」などとってもチャーミングな投稿が目に入ります(先輩さいこー)。わたくしこれにピンと来た!急に「縄跳びしたい!部屋で。跳んだらあったかくなりそうだし、瘦せそうだしー。」など、だらしない効率主義者的発想がよぎったわけです。にやり。

が、こういうことは本人の「快」の感覚と紐づいていないことには、続きません(※ここ大事。テストに出ます!笑)。何を隠そうわたくし、幼稚園の頃にお隣のおばあちゃんを呼んでは道路でずっと縄跳びの回数を数えてもらい優しいおばあちゃんに褒めてもらうことを生きがいにしていたなどなどなど、縄跳びには良い思い出が沢山あるんです!…というか、単になわとびが、好き(笑) ということで、快の感覚との紐づけも大丈夫そうですね。

ってなことで、検索してみました、エア縄跳び的なもの。知りませんでしたわたくし、とってもお手軽なものがあるんですね!

すごいぞタニタさん。回数と消費カロリーが表示され、人間の認知能力に訴えかける分かりやすい設計。しかも安い。

即購入し、部屋でぴょんぴょん跳んでいるとすぐ体もあたたまる。これは良い!毎日ちょこちょこ跳んでると1週間で体重も1kg落ちました。いえい!楽しいのでもうちょっと続けます。

いつまで続くかって?いいのいいの、飽きたらやめれば(笑)うふふ。ではでは皆さま、引き続きよい冬を♪


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