長岡 美幸

私塾『探究の大学』を主催。自らの問いに自ら答え、納得を育む思索探究のプロセスを細やかに…

長岡 美幸

私塾『探究の大学』を主催。自らの問いに自ら答え、納得を育む思索探究のプロセスを細やかにサポート。マニアックさには定評?あり🥸 / 趣味は「心の癖」研究、専門は教育。ライフテーマは「よく生きるって、どんなふう?」。思考の整理が得意😎

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  • 「探究大だより」

    私塾「探究の大学」通信です。私塾の取り組みやトピックス、塾長のつぶやきなど✨

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    私は一体何を、どんなふうに探究してきたのか?を整理してみるマガジン。

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    声ブログを元にしたコラムです♪

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「探究大だより」2024.4.1号 - 修了生の声特集!

4月に入りました🌸新生活の方もそうでない方も、春という季節を存分に味わえますように^ ^ さて、昨日3月末をもって、探究大の開校時よりご一緒してきた塾生メンバーさんが半年のカリキュラムを修了されました!継続して在籍される方も複数おられますが、一旦、この半年間を振り返って頂きましたので、素敵なご感想を抜粋してお届けします!(実際は皆この3~5倍くらい書いておられます^ ^) ■修了生の声■ひたすら楽しんでいたら、人生のターニングポイントになってしまった✨【アーティスト・40

    • 「探究大だより」2024.3.7号

      ■観察と、意味づくり。自分の知りたい・理解したい・達成したい「何か」を自ら見出し、誰にも求められていないはずの道のりをぼちぼちと紡いでゆく探究プロセスを歩むにおいて必要なこと。それは、探究活動そのものを「観察する目線」。探究大は、この目線を育むことを意図した実践場になっています。 なぜ観察か?というと、観察しないと、「無い」からです。 ビジネスの成果や人生設計の経過など、目に見える変化や結果だけを全てだと納得できるほど私たちはバカじゃない(笑) そして、わざわざこんな私塾

      • 「探究大だより」2024.1.27号

        ■良質な問いと、”明らめる”こと。「心から納得して、参加者さんに価値を提供できる場を作るには?」「自分の殻を破るって、具体的にどんな生き方だろう?」「今の自分にぴったりのプロフィールを作りたい!」…etc. ー こういった、自らの問いに自ら解をつくってゆく思索探究の運び方のコツの大切な1つが、「あきらめる(明らめる・明らかに見る・諦める)」という観点。仏教の諦観(たいかん)を語源とする言葉だそうですが、由来を知らずしても、直感的にはっとさせられる言葉ですよね。真理や因果を、

        • 11.整理の解体 - また1つ、最強の遊びを発見してしまった。

          ↑以前書いたこちらのコラム(高校時代のエピソード)は、認知機能の中でも「記憶」に関する探究だった。 今回も、人の認知機能、ひいては知性たるあれこれに関しての、ごくごく個人的な探究記録。 さて、人の認知機能やその特性を自身の認知機能を持って知ろうとする営みは、自分のつむじをなんとかして自分で目視しようと奮闘するような、非常に難解なことである。そもそも、「認知プロセスなるものを、自身のそれ以外をもって認識すること自体が不可能だ」という構造上の問題があるのだから、どこまで行って

        「探究大だより」2024.4.1号 - 修了生の声特集!

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          「探究大だより」2023.12.24号

          ■探究を阻むもの。探究の進行や深まりを阻むものって、人によって&時と場合によって色々とあるのですが、そのかなりのケースにおいて、本人の積み上げて来た「思い込み(ビリーフ)」が関係しています。 ビリーフとはその名称通り「信じていること」ですから、それ自体には元来良いも悪いもありません。「カラス=黒い」も信念の1つと言えますし、「クリスマス=プレゼントを貰えるはずだ🎄」も思い込みの1つ🎅笑。言語活動を伴う限り、思い込みを持たない人はいませんね。 さて、探究プロセスにおいて、思

          「探究大だより」2023.12.24号

          「探究大だより」2023.11.21号

          ■人は、願い方が10割w - 深く感じることの大切さ。探究の大学では、毎月の思考整理・個人セッションと、講義&ワークショップ形式での学び場との2本柱で個々の自己探究をサポートしています。前者(個人セッション)がどちらかというと思考を練り、まとめあげてゆく方向性であるのに対して、後者(講義&WS)は思考を拡散させたり、遊びを生むような方向性です。これら2つの異なる方向性を意図することで、より自由な探究活動を後押ししたいという思いで組んだカリキュラムです。 今月の講義は「感情

          「探究大だより」2023.11.21号

          10. 人間、一体何やってんの? - 探究という名の生命活動。

          生きづらさの原因探しと解決法探し(※前回記事参照)とをひとしきりやり切って、自分への壮大な誤解が解けたような感覚がじっくり、じんわりと馴染んで来た頃、意図せず、幼少からの様々な「問い」へのAnswerが、凄まじい勢いで転がり込んで来た。 "時が、満ちた"。 - 振り返ると、その言葉がぴったりのような気さえする。 今回は、幼少からの「生きづらさ」と「死」という、それまでの私の2大探究テーマについての、一つの終焉の物語。 ■死を見て、生を想う。 2019年12月、がん闘

          10. 人間、一体何やってんの? - 探究という名の生命活動。

          「探究大だより」2023.10.29号

          ■探究の大学、OPEN!10月より、私塾「探究の大学 - 人生や日常に”納得”を育むためのレッスン」が始まりました!9月の相談会や1dayセミナーを経て集まったメンバー達。 など、それぞれがそれぞれの探究テーマを掲げ、早速ディープな、そして笑いの絶えない学び合いの時間を過ごしています^ ^ 公教育に目をやると、小中学校・高等学校でも「探究学習」が導入されています(ご存知でしたでしょうか)。 探究的な姿勢を育む,学び。これって、我々”大人”達こそ切実に必要なことだったり

          「探究大だより」2023.10.29号

          9.原因探しじゃなく、どうしたいかだった。 - 解決方法探訪録

          死ぬのに生きている、この日常そのものの恐怖たる生きづらさ。ここまで綴ってきた20代後半から30代中旬の探究生活を振り返ると、その根底にはいつも「生きづらさの原因を特定し、解消せねばならない。」という強い強い信念があった。「物事には必ず原因があり、それを特定できるはずで、そしてそれらを直したり変えたりすることで”良い”状態にすべきだ。」という、当然のように従っていた思い。この信念に裏打ちされた私にとっての心や体の探究とはすなわち、「人と人とは何が同じで、どんなふうに違うのか?」

          9.原因探しじゃなく、どうしたいかだった。 - 解決方法探訪録

          8.この感覚と認識を全て引き受けるということ。

          前々回・前回からの続き。 今回は、体癖論を軸にした「心と体」探究録の最終章。 2013年から始まった心のことの探究生活は、総じて充実していた。恩師・名越康文先生の元で多くの学びや出会いを得ていたし、年齢やバックグラウンドも様々な”学び仲間”の存在はとにかく有難かった。 仕事は相変わらず多忙を極めていたが、趣味の音楽活動も含めこの頃はとても活動的に動き回っており、周囲にも「今が一番楽しい!」と口にするほどすっかり快活さを取り戻し慌ただしく日々を送っていた。 が、私は1つの

          8.この感覚と認識を全て引き受けるということ。

          7.怖いのは、自分がまっすぐ見ていなかったから。

          今回は、前回記事で触れた「体癖論」の学びを通じて得た気付きのダイジェスト。掴めそうで掴めないことを把握したがる自分とか、対人恐怖の正体とか。 -- 幼少からの「生きづらさ問題」や「死の取り扱いについて」(※)は、本格的な探究期以降、「この世界があまりに不可解なままでは、恐ろしすぎて生きて行けない。」という叫びに変換された。恐怖由来のこの探究テーマは、底尽きぬ学びのガソリンとして湧き出で、我が拙い探究心を燃やし続けた。 生きるにはあまりに大変に思える、この世界。 どうせ死

          7.怖いのは、自分がまっすぐ見ていなかったから。

          6.「人間・じぶん」発見 - 体癖論との出会い。

          今回は、心の1年生の学びはじめ、私の探究プロセスの起点でありコアでもある体癖論との出会いのお話。体の再発見とか、自己受容とか。 ■出会いと、「予感」。 「心って何?性格って何だろう?」 - このあたりの興味関心はもちろん早くから持っていたので、学校の図書館でそれらしき本を手に取ったりもしていたし、大学も、発達心理をベースに教育心理や学習心理といった分野が学べる学部であったことに魅かれて進学している。 ただ、そんなに、面白くなかったのだ(笑) 振り返って言えることだが、

          6.「人間・じぶん」発見 - 体癖論との出会い。

          5.心の1年生,旅に出る。- 自分はどこか変なんじゃないか?

          今回は、心や体,意識のこと,人間について、本気で勉強しよう!と思うに至った転機のお話。 ※このコラムは過去記事を元に再構成しています。 ■ 怖がりは、鎧を着込んだ。 大学では教育学を専攻し、教授にも仲間にも恵まれ研究室ライフを堪能した私。先生方からは院進学を勧められたりもしたけれど、とりあえず社会なるものに出ようと民間就職の道へ。「就職するならベネッセが良い!」と猛烈な恋心からスタートさせた就活にもがき苦しみ、本命ベネッセさんはあえなく面接落ち。幸い、グループ会社の教育

          5.心の1年生,旅に出る。- 自分はどこか変なんじゃないか?

          4.不器用さを、あきらめる。

          ■どんなふうに、見ている? 私は昔から、「この世界との接続の仕方」のようなもの、自分の「認知特性」とでも言えるそれに、とてつもなく興味津々なところがある。 "どうやら、人と自分とは、全く同じようには物事を認識していなようだ。" 言葉にするとあまりに当然すぎることだけれど、「じゃあ、自分と人とは、一体どんなふうに、違っている??」。このことを思うと、私はとにかく、異様に、めっちゃくちゃ!、探究モードに火がついてしまう。違い、を認識するには、同じ、を理解する必要があるし、違

          4.不器用さを、あきらめる。

          3.生きづらいのですが?あと、死ってやつ。

          さて、これまでで最も長~い期間をかけて扱った探究テーマ、ベスト2の発表です!3位は無し、上位2つ!だらららららら・・・・・だん!! ■1位✨:「生きづらいのですが?」 ■2位✨:「死ってやつの、取り扱いについて。」 おお。でっかい。 思えば2つは密接に結びついていた。死生観とは”生きている”という日常風景の紡ぎ方そのもののことだから。当然と言えば、当然。とはいえ、死については、折に触れて思い出したり考えたりしつつも日常では忘れている時間が長い。となると、最も脳内を占めて

          3.生きづらいのですが?あと、死ってやつ。

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