フォローしませんか?
シェア
松坂夏海(なつ)
2019年8月24日 01:21
凶器にも似ていた傷つけても傷ついても何もかもを捨てて何もかもを放り投げて何もかもを手放してかけていくような最後の幼いままの、恋だと
2019年8月13日 23:41
もう戻れないと知っていたもう戻らないと決めた削除した連絡先泣き顔の裏に貼り付けた「ごめんね」自分勝手なままさよならの夜
2019年8月12日 22:26
涙を見せないことが強さだとどこかで頑なに信じていた風に揺れた憂鬱明日はとそればかりを呟いて今日が終わる今日が終わる電話も出来ないまま完全な夜などないのに
2019年8月11日 22:44
溶け始めたかき氷が指先を濡らした見上げた太陽は高くふらついた目眩蝉が命を主張するようにないてああ、夏だなとぼんやり思う同じような一日同じような朝あなたを思い出した夜後悔なんてないけれど少しもない、けれど
2019年8月9日 22:04
気付けば空は高く眩しいほど青かった綺麗な思い出ほど離れがたく美化された記憶は時としてもし、とどうして、を繰り返して現実との差に揺れ動くすれ違ったふたりぼっち分かり合えなかったひとりぼっち元気ですか、と問えば答えは返ってくるだろうか風に乗ってでも
2019年8月6日 22:02
伝えたい切なさの言葉足らずこんなにも溢れているのにこんなにも暴れているのに勝手に落ちた恋をあなたには言えずだからいつまでたっても始まらない夏のゆらめきはしゃぎたい波間陽炎をみた夢と一瞬のめまい
2019年8月5日 22:40
繰り返した強がりと何度もついた小さな嘘浮かんでは消える誰かの優しさ台風の夜はどうしてこんなに心細いのでしょうかごうごうとなる風細い三日月薄曇が夜に隠れて流れる明日まで雨、の予報をどこか他人事のように聞いてまた強がる平気よ大丈夫大丈夫
2019年8月2日 23:39
意味の無い言葉をつらつらとちらちらと並べては並べては会いたいと思った次の瞬間にはもう会わなくてもいいとさえ思う天邪鬼のどちらが本音言わない気持ちの流れ着く先夏の泡沫言わない気持ちの密やかな埋葬