見出し画像

薄っすらとしたもやもや

ここ1ヶ月ほど、心のもやもやが取れなくて、いろんなことをしてみるけれど晴れたと思ったらまたもやもやしての繰り返し。
季節もそろそろ夏に差し掛かってきて、外と室内の気温差でバテてしまったのか、心も体も結構ギリギリのところです。

でもおおよその原因はわかっていて、今の仕事に満足していないことです。私は就職のタイミングで上京してきて、そこからずっとグラフィックデザイナーを続けてきて今年で5年目です。この仕事はすごく好きで、一生デザイナーやっていたいと思うほどです。占いとか性格診断をしても、ほぼ毎回向いてる職業でデザイナーと言われるほどには天職だと思っています。

だからこそなのか、今の職場でのデザイナーの仕事が楽しくなく感じてしまうのです。今の職場は化粧品を作っているメーカーで、いわゆるインハウスデザイナーです。前職が制作会社だったこともあり、毎日定時で帰れて残業なんてほぼない今の働き方はすごくいいんです。

でも、たのしくない。

だれもデザイン力なんて求めてなくて、フォトショとかイラレを使えるオペレーターみたいな感じ。どんなデザインだしても「OKです」で通る。他のデザイナーの作ったクリエイティブを見ても、「本当にこれでいいと思って出してるの?」と思ってしまう。かといって私が一番後輩なのでそんなことも言えないし。

自分はここでずっと働いてていいの?という気持ちがずーーっとうっすら心の中にあって、それがここ最近の体調不良のせいとか、暇な時間が多いせいでぶわっと出てきてしまったのかなと思います。

転職したいなと思って転職サイトを見るんですが、制作会社の忙しさもインハウスデザイナーのつまんなさも経験した私は、この先どんな会社でどんな形で働くのが心地いいのか、もはやわからなくなってしまって。色々な求人を見ては「うーん」と唸る日々を悶々と過ごしています。

ただ、どうやらこんなことを考えているだけじゃ何も変わらなくて、結局行動を起こさないとこの薄っすらとしたもやもやが晴れることはないらしいです。

将来のこととか、数年後のこととか、考えてもわからないことは一旦置いておいて、「今」の私がどうしたいのか、ゆっくり考える時間を作ってみようかな。

大学の頃に映像を勉強していたのですが、その時の学長に言われた言葉がいまだに忘れられなくて。それが、「感動という言葉は、感じて動くと書く。自分が作った作品を見た人が何かを感じて行動するまでが感動だ。」と。

私この言葉大好きなんです。ちゃんと人を感動させられるものを作りたいなとずっと思ってるんです。だからこそ、今のこの環境にもやもやしてるのかもしれません。何のために、誰を動かすためにやってるんだろうって。誰のためにもならない仕事、自分の会社のためだけでしかない仕事、そりゃつまんないよね。

ちょっと話は逸れちゃったかもですが、こういう感情を吐き出すのって大事ですね。別にだれの参考にもならないけど。ちょっとだけスッキリした気がします。

まだもやもやの中にいるけど、これを晴らせるのは自分だけだから。
これを同じ気持ちで読んでくれている方がもしいたら、一緒にちょっとだけがんばりますか。他の誰でもなく、自分のために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?