分かってはいたけれど
「優しさばかりが愛か 分からずにいたい」
もうすぐ22になります、春がやって来ました。名前と共に、春の訪れを嬉しく思ったり憂う日々です。
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「好きじゃない」「興味がなくなった」「冷めた」
一語一句正確ではないけれど、確かに放たれた言葉。わたしはあの日からずっと抜け出せずにいる。憧れていた存在で、ずっと近くにいるのに遠く感じて、でもやっと近付くことができて、気が付いたら隣にいて、今はまた遠くに行ってしまったような気がする。
特別なことをしてほしいなんて願ったことはない。ずっとずっと、元カノコンプだったわたしも少しずつ抜け出そうと頑張った。今までの貴方を知っているから、比べてしまうことも沢山あった。だけど、隣でスヤスヤ寝ているところを見れたら、笑っているところを見れたら、ご飯を一緒に食べることができたら、わたしはそれで良かったです。
だけど、それも 特別なこと になってしまった気がします。
上手に言葉にできません
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いつしか(怒られないように)とか、(嫌われないように)とか、自分が自分でなくなるような気がするようになった。貴方に肯定されるわたしが わたし で、貴方に否定されるわたしは わたしではない のか。
根本的な生き方がちがう。それは分かっていたこと。わたしは どんなわたし も肯定したいし、どんな あなた も肯定したい、しようとしたい。ぶつかることが多い人生なのは、それだけ 相手 を理解したいから。嫌なところを見つけて切り捨てるなんて勿体ないと思うから。それは、あなたの成長にも わたしの成長にも ならない。だけど押し付けようと思ったことはないし、あなたがそれでいいならそれも良い。
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放たれた言葉を真に受けてしまう以上、わたしに興味も好意もない あなた に 素敵なわたし を提供できなくて。それは、常に怯えてしまうから。だけど、別に貴方が悪いと言いたい訳じゃない。ただ、知ってほしいだけで。
いつも笑顔でいるわたしは、全て受け止めた上に見せることができるわたしで、無神経に生きてはいないということ。貴方に不利益があろうと、わたしは懸命に生きているということ。わたしにとっての不利益は、利益に変えようと努力していること。
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離れる決断も、居続ける決断も、決定権は互いにあります。忘れないでいて。わたしと貴方へ。
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