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とにかくバッハに運命を感じてしまった人間。 平均律クラヴィーア曲集、全曲弾くことを目標…

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とにかくバッハに運命を感じてしまった人間。 平均律クラヴィーア曲集、全曲弾くことを目標にしながら、その中で気づいたことを書き留めておきます。 だいぶ主観的。 音大を卒業後にピアノ講師の道へ。ただいま14年目?くらい。

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平均律クラヴィーア曲集第一巻 第1番ハ長調 BWV 846

 プレリュードは平均律クラヴィーア曲集(以下、平均律)の中でも特に有名ですね。 グノーによる“アヴェ・マリア”は、このプレリュードを伴奏として用いた作品です。 曲について プレリュード、フーガともに四分の四拍子。 ハ長調で始まるのは平均律の2巻も、インヴェンションもシンフォニアも同じです。 どの曲も各曲集の幕開けに相応しい、朗らかで明るい曲になっています。 1巻の1番といえばこのプレリュード。ギターで爪弾くような、シンプルにハーモニーを響かせる曲です。 逆に、1番のフー

    • 調性への気づき

       NHKのクラシックTVという番組で、バッハを特集していた回がありまして。私は、この番組がとても大好きで録画して観ているのですが、ピアニストの清塚さんがサラサラっと平均律の数曲を奏でながら、「バッハは調性の色をはっきり決めた気がしますね(うろ覚え)」と言っていて、テレビに向かって「そうなんですよおおおおおお」って絶叫しましたね。(もちろん部屋には私一人しかいませんでした)  それな。ほんとそれ。  私の大学時代の師匠N先生は、平均律1巻1番ハ長調のフーガを「これは人の日常

      • こんな人が書いています

         「バッハといえば●●先生」と職場では言われているとかいないとか。  嬉しいですね。何か滲み出る何かがあるのでしょう。  関東でピアノの講師をしており、バッハが好き過ぎて節目節目にバッハばかり弾いております。  職業柄、ステージに立つことがあるのですが、「え?また平均律なの、あのおばさん」って言われてそう。  門下の発表会、学生さんたちはみんな受験曲や試験曲の難しい大曲を披露する中、「平均律を3曲」ってのをやって、「マジですか笑」って言われたこともあります。  ちなみに門下、

      平均律クラヴィーア曲集第一巻 第1番ハ長調 BWV 846