『青野くんに〜』の熱が冷めやらないうちに書きつけるラブコール

(前アカウントでの記事の移植になります😉💫2019/03/13分)

『青野くんに触りたいから死にたい』
面白かった！！！！！！！！！！！！！！！！
4巻まで出てるから読んで！！！！！！！！！！！

ただの一ファンが、友達に『青野くんに〜』を全力で推すためのnoteです。
ぜひ読んでほしい…おねがい…

刈谷優里、高校２年生。彼氏は幽霊の青野くん。
この恋は、絶対に結ばれることはない。
しかも、彼はときおり態度が豹変し、優里に憑依してくることがある……。
君はモンスターなの？　それでもいい、君と一緒にいたい。
わたしはどうなってもいい。ほかには何もいらないから――。
この恋は純愛か、狂信か。 
幽霊の彼×女子高生、異色のホラーラブストーリー
https://comic.pixiv.net/works/4080

青野くんに触りたいから死にたい（１） (アフタヌーンコミックス)

ね〜〜〜表紙がおしゃれよね！！
ね〜〜〜タイトルも流行にノッてる感じよね〜〜〜！！！

最初、わたしは
「ほ〜ん、これが今流行ってる『《〇〇（名字）》さんは+《〇〇（動詞）》』的な、『とりあえずこのタイトルつけておけば、一定層には読んでもらえるから、このタイトルつけました〜』ですかハイハイ、いっちょ流行にのっておくか〜〜〜ʅ(´՞ਊ ՞ )ʃ」という、
アホほど穿った見方をしてたんですが、

思ってたのと違いました。
まんまとドハマりしました。
なので、勝手に推すポイント上げます!

■顔が………好き……………………………

「喜怒哀楽+α」の感情の顔が、めっっっっっっっっっっっっっちゃイイ。

感情って、「たのしい！」「かなしい…」って割り切れるものばかりじゃなくて、感情ってグラデーションがあるじゃないですか。

「たのしいけど、なんだか悲しい」とか「本当に殺したいと思っているけど笑ってしまう」とか、2個以上の引き裂かれた感情がごった煮になった顔が出てきた途端、感情をグワングワン揺さぶってきて、ヤバイ。

「これをどうしても言わなくてはいけないが、これを言うと関係が崩壊する、でも言わなくては…」の顔や
「私は本当に幸せだと思っているのに、どうしてこんなに悲しいんだろう…」の顔とか

ハァ！！！！！！やめて！！！！！
感情がブレる！！！！（めっちゃ読みながら）

■エロ………………………………い………

怖い…！面白い…！そしてちょいちょい出てくるエロ……エロ大事……

エロいねん…この絵柄でエロいねん…
一見すれば、進研○ミの漫画でもいけそうな絵柄で、ちょっとえっちなのずるくない…？

ブラのところからはみ出た肉とか「うわ〜〜〜！！！わかって書いてはるやん〜〜〜！！！」ってなってました。大好きです。

ホラーとエロって親和性高いですよね…ドキドキ感がなんか一緒なんかな…吊り橋効果的な…？

■絵が好き…

ごまかさない絵だなと思って読んでいました。誠実さを感じる…。

あと、その話の表紙？のアイデアというか、ドキッとさせらせて『何これ何これどうなるの…？！』が気持ちいい…

■話がちゃんと怖い（これが一番重要）

ガチで怖い。ちゃんと怖い。

霊感なくてよかった〜〜〜！！！って本気で思った。（わたしがビビりなだけ。）

『ホラーラブストーリー』とあらすじにあるけど、
『ドタバタ恋愛コメディー☆ちょっとホラーもあるよ！』的なうっすいヤツやろ〜と思ったら、全然ちゃうかった…。

この話は彼岸の存在が出てきて、連綿と続く伝承やホラーの要素も出てくるので、個人的なツボを抑えられています…好き…

結構、青野くんが幽霊である以外の要素でも怖い箇所がちらほら出てくるので、人間も怖ぇ〜な！！！って思う。

特に女のお友達になる子（ホラー映画好き）が、すごく好きで、
仕事場の女の子に激似で「ぜひ読んで！」と言ってたんだけど、職場を離れてしまった…別の意味で悲しい…

■緊張と弛緩のバランスが絶っ妙

ホラーのときはちゃんとホラーしてて、
かと思えば、ちょいちょい笑わせて、コチラの気持ちを緩ませてくるんですよね…
シーンが適切〜！棲み分けがちゃんと出来てて好き〜〜〜！！…ってなります。

伊藤潤二のように、ガチのホラーは、全部が全部ホラーすぎて、３周くらい回って全てがギャグに見えてくる感じですが（それも好き）、
『青野くん〜』は、全部の要素が入り交ざって、ずっとお化け屋敷にいる感覚！

■『自力でこんなサイコーの作品を見つけた！』感

やっぱり自分で見つけて面白かったものって一生残りますね。

元も子もない話なんですが、私がこれを自力で手繰り寄せてメチャメチャ面白かった！！！ということが、この本を特別にするスパイスになってます。

夜行バスに乗る前の、休憩がてらの漫画喫茶でたまたま手にとった漫画が、こんなに面白かったんやな！？！？ってなれてよかったですね
（他に読んだのは『課長 島耕作 1』『闇金ウシジマくん 6 7 8』『頭文字D 1』『続きはオレを好きって言ったらな 1』趣味…）

■おわりに

続きを想像すると涙が止まらないんですよね。
だって、もうあらすじに

この恋は、絶対に結ばれることはない

って書かれてるんですよ！？！？！？

もう辛い！！！！！！！！！
辛い！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

ちゃんと話の中では、「デート」したり「キス」したり、「ムフフ」したりもあるんですけど、それがもう！！！
ただの執行猶予なんて！！！
え…つらすぎる…
そうやって、彼が成仏するのを引き伸ばすことによって生じる問題や、たぶん後々覆される前提とかがあって、それが〜〜〜〜楽しみでもあり〜〜〜
つらい〜〜〜〜〜読み返すたびに泣いてる。

あと、この話は「犠牲」とか「贄」とか「契約」とか、私の中ではピンとくるテーマだったのも大きいと思う。
でも、そればっかりをテーマにされるとシラケちゃってこんなにハマってないから、物語のさじ加減が、私に感受性と合うタイミングでよかったな〜って思った。
わたしは、この物語を一文で表すとすると
「幽霊みたいに生きていた私を、生きているようにさせてくれた幽霊」っていう話になると思うんですが、

まだ続いてます！
４巻まで出てる！
みんな読んでね！！
続きは6月頃でるみたい！！！
楽しみ！！！！！！！！！！！！！！

タイトル未設定

p.s. その時にあった熱情が、なかったことになるのは寂しすぎる！と思ったので書き記す所存。ずっと前からラブコールを書きつけることをしたかったんだけど、圧倒的な"日々の流れ"に押し流されて、いつも書けないままでいたんで、今回からはしっかり書き付けていきたい。です。