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実の母親から信じられないと言われた話。

つい先日、母親から『信じられない』と言われた。

事の発端は、22時ごろまで残業をしていた事だった。

その日はちょうど週に一度の実家に帰る日だった。

今の季節、私の職場はとても忙しい。普段は19時までしか残業はできないが、
それじゃ追いつかないほど、我々のチームは追い込まれていた。

母親に、『残業になった。何時に帰れるかわからない』と連絡を入れる。

21時ごろ。
母から『まだ帰れないの?』というLINEがはいる。

『まだ難しい』
という文とともに、仕事風景の写真を送る。

22時ごろ。
『もう22時だよ。平日は無理だ。リズムが合わなすぎる。』

母も次の日仕事である。
私は、純粋に、なんで待つんだろう。先に寝とけばいいのにと思った。

私の帰りが遅くなる日は、先に食べて寝ていてほしい。
自分のペースで生活したいから、相手にも自分のペースで生活していてほしいのだ。

合わせた結果私のせいにされるのが本当に嫌だ。
ex:愛娘ちゃんの帰りが遅いせいで晩御飯遅くなったじゃん
じゃあ先に食べとけば!??!?!?!となるわけである。

母親とは、いつもこの点で半年に一度喧嘩をする。
時間が解決してくれるが、根本は何も解決しないのだ。
だから私は、今年の5月に母から逃げるようにして、一人暮らしを始めたのだ。
この時の詳しい話は後ほど記していこう。



母から無理だ、と言われたため仕方なく一人暮らしをしている家の方に帰る。
しばらくすると、飛び込んでくる
『嘘はやめてね』
というLINE。

はてなんのことやら。

『普通に残業してた職場にいたよ』と返すも
『信じられんのよ』

と言われてしまった。

『じゃあもういいよ』
やけくそである。
静かに、LINEのトーク画面を左にスワイプしブロックをした。
ついでに着信拒否もした。


私はかつて、確かに母親は言えないようなことをしてきた。
だいたいバレたけど。

疑われるのも無理はないが。
しかしそれは何年前の話だよ。と思ってしまった。解決したのでは。と。
まあ母親も昔諸々してきたから、母に対する嫌悪感は一生消えることはない。
あなたに言われたくないよ。と真っ先に思うのである。


しかし、母親の気持ちもわからなくはない。
私は確かにフルタイム勤務であるが身分は非常勤の職員である。
本来なら残業なんかする必要がない。
せざるを得なかったからしただけだ。

それに週に1度の娘が帰ってくる日だ。
おそらく普段はしない料理をして待っていてくれたのだろう。
そこは申し訳ないと思いつつ、残業だったもん。仕方ない。


『無理』『信じられない』このキーワードがなければ、私はきっと曜日をずらして、笑顔で実家に帰っていただろう。

自分の城を手に入れた今、なぜ週に一度の実家に帰る日に合わせて、
母に嘘をつかなければならないようなことをする必要があるのか。

25歳にもなる娘の動向を逐一チェックしないと気が済まないのだろうか。


私が母の過去に嫌悪感を抱くのと同じように、母からの信用は復活することはないのだろう。

じゃあもういいよ。家族ごっこなんて今更ごめんだよ。




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