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#14 魅惑のポケモン


しばらく前にCMで見かけた。
ポケモンの最新作『アルセウス』
その頃からずっと気になっていた。
でもそもそもスイッチを持っていないし、
買ってまでやりたいとも思わなかった。
でもずっと興味を惹かれていた。

ところが先日、
ひょんなことから『アルセウス』の話題になり、
貸してもらえることになった。
基本的な操作の仕方を教えてもらって、
『アルセウス』の旅が始まった。


これまでもポケモン経験を振り返っておくと、
あまりゲームに興味はなったけれど、
ポケモンはよくやっていた。
小学生になる頃にポケモン一作目が出て
途中で少し離れた時期もあったけど、
自分の成長と共にポケモンのゲームをしていた。
ポケモンゲームの経験を振り返ると…


『ポケットモンスターピカチュウ』
人生初めてのゲームソフト。
ピカチュウがずっと後ろをついてきてくれて
自分が思ったように動くのが新鮮で、
ずっとワクワクが止まらなかった。
年齢が幼すぎて、ポケモンを愛でるだけで、
育てて攻略するという視点がなかった。
ジム戦もあまりせず、見て楽しむだけだった。


『ポケットモンスター銀』
本格的なポケモンデビューになった作品。
発売前から楽しみにしていて、
買ってもらえた時には飛び上がるほど嬉しかった。
ジム戦の数が多くて、子供ながらに
「コスパがいいなぁ」と思っていた。
とにかくルギアがカッコ良かった。
初めてのカラーで新鮮だった。
隙間の時間を見つけては、
ひたすらポケモンを育てていた懐かしい記憶。


『ポケットモンスタークリスタル』
ストーリーは金・銀と同じだけど、
細かなところが変わっていた。
なんといっても突然現れる『スイクン』には魅了された。
超初期の頃に出会って、こちらから逃げ出したり、
ゲームを終わらないといけない時に出てきて怒られたり…
運よく『スイクン』を捕まえられた時は、
夢のようで、心臓がバクバクしていた。
周りの友達の評価はあまり高くなかったけど、
個人的には、思い出のあるカセットだった。


『ポケットモンスタールビー』
ポケモンのゲームをやっていると、
毎回突き当たる壁。
「最初にどのポケモンを選ぶか。」
大抵は、水タイプを選ぶのだが、
ルビーでは、ミズゴロウとアチャモで迷った。
(結局、ミズゴロウに落ち着いたが…)
新しいポケモンがたくさん出てきて、
それぞれのポケモンの特性を考えながら、
ワクワクしながら物語を進めていった。
さらに、『秘密基地』が新たに加わり、
部屋をアレンジする楽しみも増えた。


『ポケットモンスターファイヤーレッド』
初期ポケモンのリメイク版。
子供ながらに、「これはずるい!」と思った。
なんだかんだで、初期ポケモンが好きなんだなと実感した。
その頃から出始めたワイヤレスアダプタにも憧れた。
それまで有線で繋ぐしかなかったが、
ワイヤレスでできるというのが画期的だった。
アダプタを持っている友達と
通信しまくったのもいい思い出。


友達の中には、それからもポケモンを楽しんでいる人もいたが、
この作品を機に学校生活が忙しくなり
ポケモンを楽しむ時間がなくなっていった。

そして、今回。
『Pokemon Legends アルセウス』

『ファイヤーレッド』以降、
全然ゲームに触れていなかったので、
ポケモンゲームの進化にひたすら驚かされた。
たくさんあげたいポイントはあるが、主に二点。

一点目は、対戦しなくてもポケモンを捕まえられるところ。
野生のポケモンが本当に野生のように動き回っていて感動した。
それぞれのポケモンの素の姿を見るだけで楽しかった。
そして、気づかれないようにボールを投げる。
背面から投げて捕まえた時には、喜びもひとしおだった。
さらに、ポケモンを捕まえると経験値がもらえる。
戦うことなく、レベルアップしていくのは、
慣れるまで不思議だったけど、
慣れたらこれ以外考えられなくなった。
「育てる」ではなく、「集める」ことの楽しさが詰まっていると感じた。

二点目は、泳いだり、飛んだりするポケモンを呼び出せるところ。
これまでは、「なみのり」や「そらをとぶ」を覚える
ポケモンを手持ちに入れなくてはいけなかった。
それを踏まえた上でパーティを考えなくてはいけなかったが、
その必要がなくなった。
中でも個人的にお気に入りは、空を飛べること。
空の上から野生のポケモンを観れるのがたまらない。
変な動きをしているポケモンも割といて、
ずっと見ていても飽きない。


久しぶりにポケモンをして、
時間を忘れてプレイした。
ポケモンの魅力、恐るべし。

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