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第35回社会福祉士国家試験を終えて

2023年2月5日に第35回社会福祉士国家試験を受験しました。

社会福祉士国家試験は第34回が合格点が70%の105点で波乱を巻き起こしました。
(公式の基準では60%基準で補整される)

合格率の30%前後の方を結局維持していたわけである。

特に104〜90点だった方はとても悔しい思いをされたことであろう。

そして今回の合格点はまさかの90点

去年の合格発表の後に各所から合格点の批判が相次いだため、今年は少し合格率が上がり、100点は越えないだろうとは思っていたが、90点はさすがに私もびっくりした。

去年後一歩のところで悔しい思いをした方は何とも言えない気持ちになったであろう。
合格率は過去最多の44%

中には

『合格率が上がったことで、資格の質が下がらないか心配』


という声も見かけられた。

ふと私は疑問に思う。

まず、社会福祉士の受験資格を取ること自体がまず困難

社会福祉振興・試験センターより引用


ちなみに第3号ルートで取得した。
四年制大学卒からの通信教育を受けた。

社会福祉士って誰でも受けれる訳ではない。
他職種から入るにしても最低四年制大は卒業していないといけない。

そして合格点90点で合格率44%

去年の合格点が高かったので、受験生は徹底して今回の試験に備えていた人が多いはず。

私も120点を目標に勉強をしていた。最低でも100点以上は取りたいと。

その結果基本基準の90点でも44%という高さを叩き出したのだと思う。

それでも、合格基準の90点でも半分以上の受験生は落ちているのだから簡単な試験ではないと思ってる。

ただ私が1番言いたいのは

高い点数取れてるからって良いソーシャルワーカーになれるわけではない。

勿論基本的な知識や学力は必要。
だが、勉強ができることが社会福祉士に求められてる事なのだろうか?

30%という難関資格に取得できた自分に酔って、
目の前のクライエントに向き合うことを怠っていないだろうか?

私の母は看護師なのだが、同じ病気で働くMSWは真摯に患者さんやその他の地域の問題に向き合っていて尊敬できる存在らしい。合格率が上がったからって資格の価値が下がるとか気にされてないし、そもそも気にする暇もない。

これが事実ではないだろうか。

資格の価値は取得した後の姿勢によって形成されていくものだと思う。

確かに、社会福祉士合格を周囲に知らせた時
四年前に受けた介護福祉士合格の時と反応は違った。

今まで社会福祉士国家試験に合格した方達は
皆人一倍努力されてきたのだと思う 

前述したような言葉が出てくる人は

難関資格をとれた自分に酔いその資格の合格率が高くなったことで"合格率の低い"社会福祉士である自分の価値が低くなることを危ぶんでいるのでは無いか。

正直、そんな人が良いソーシャルワークをしているとは私は思えない。

何度も言うけど確かに基本的な知識や学力は必要は資格ではある。

でも私が尊敬できる社会福祉士は資格の価値を一々気にしているような人ではなく母の職場にいるようなMSWの方である。


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