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山田リョウの好きな音楽からプログレに入門してみよう!

こんにちは。
MM Yamadaです。

今回は僕の大好きな音楽、プログレの話をしようと思います。

プログレって何?

プログレをきちんと説明すると…。
1960年代後期から1970年代前期にかけて流行したジャンルで、長尺、テクニカルで複雑な構成、転調や変拍子などを駆使しアート性を高めたロックの一ジャンル、とでも言えましょうか。

一言で説明するとどういう感じの音楽と聞かれたら、「長い」「暗い」「めんどくさい」といつも言っています。

山田リョウとプログレ

「それは分かったから、山田リョウとプログレに何の関係が?」とお思いの方もいらっしゃると思います。

山田はいろいろな音楽ジャンルを聴いているのは周知の事実ですが(サウジアラビアのヒットチャートを追っているというのも、冗談ではなく事実だと思います)、その中でもとりわけプログレが好きなのでは…?と僕は思っています。

山田は廣井きくりのバンド、SICK HACKのファンであることも知られていますが、このバンドのジャンルであるサイケデリックロックを説明するのにわざわざイギリスのプログレバンド、ピンク・フロイドの名を挙げています(コミックスのみ。アニメでは話が端折られています)。

これがちょっと不可解です。

確かにピンク・フロイドの初期(シド・バレット在籍時、ファーストアルバムの頃)はサイケの文脈で語れるのですが、山田が挙げた「二枚目」――これがピンク・フロイドのセカンドアルバムをさすのか、他のアーティストのアルバムも含めたものなのかは今ひとつ判然としませんが、ここでは敢えてピンク・フロイドのセカンドアルバム、「神秘」のことだと解釈して話を進めます――の頃にはサイケ色はやや薄れ、アートロック、ひいてはプログレの萌芽のようなものが生まれ始めているんです。

ここで一つ考えたのは、山田はサイケの話をしながら強引にプログレの話をしたかったのではないか?と。

もうひとつの証拠

アニメ版11話のラストのほうで山田の私室が登場しますが、壁に貼ってあるポスターに注目してください。

これはアイスランドのポストロックバンド、シガー・ロスの「残響」というアルバムのジャケをパロったものであることに疑いの余地はありません。

シガー・ロスはポストロックに分類されますが、内実はプログレと言っても差し支えない長尺でドラマティックな構成の曲が多く、事実このアルバム、「残響」は、Apple Musicではプログレとして分類されています。

以上、たった二点ではありますが、山田リョウがプログレのファンである可能性はそこそこあるのではないかと思います。

実際に聴いてみよう

山田が喜多ちゃんに勧めたピンク・フロイドの「二枚目」こと、「神秘」です。

正直な話、これをロック初心者に勧める山田は、かなり変わり者です(笑)長大な表題曲「神秘」はかなり実験色が強く、喜多ちゃんが拒否反応を起こさないか心配です。

続いてシガー・ロスの「残響」です。

こちらは大変感動的な内容で、山田がこれを心の支えにしているかと思うと納得の出来です。個人的には「無音」の部分に乗っている僅かなノイズさえも音楽に組み込んでいるのは感心します。

おわりに

知っている人は「いまさらかよ」と思う内容だったかもしれませんが、今回はApple Musicの埋め込みをテストする目的もあったので、試してみました。今後は音楽の感想なども書いていきたいと思います。

それでは。

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