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インド結婚式の記録

こんにちは。2月にインド人の友達の結婚式に参加しました。その時の経験を忘れない内につらつらと残しておこうと思います。

ちなみに友達は、私が2年前にオーストラリアでワーホリをしていた時住んでいたアパートのルームメイトです。ティルパティという南インドにある大都市チェンナイから車で3時間の町出身の子で、結婚式もそこで行われました。

インドの結婚式は、日本の結婚式とは大きく違います。1週間に渡って結婚式をしたり、式にかける費用は年収の何倍もの金額だったり。式には親戚や友人限らず誰でも招待し、たくさんの人を呼んで、ご飯をたくさん食べてもらうのがインドの結婚式の理想形のようです。友達とその旦那さんはオーストラリアに長く住んでいることもあって、式は伝統的な結婚式2日と結婚パーティー1日の計3日間と、短いスケジュールで、招待客も100人くらいとインドの中ではやや小規模な式でした。


では、本題の結婚式。旅程の関係で、私は伝統的な結婚式の2日間のみ出席しました。

移動編

1日目の朝にチェンナイからティルパティへ出発。

チェンナイのホテルを用意してくれたのでそこに宿泊していたら流れで初対面の旦那さんとその両親と車で一緒に会場に向かうことに。突然のロードトリップ。そして、旦那さん家族はオーストラリアとドバイを拠点に生活しているレベルの違う金持ちと発覚。途中の休憩で入ったレストランのトイレを「汚い、紙がない」って騒いでいるのを見て、少し驚きました。一言にインド人と言っても、カーストだったり貧富の差が日本とは比べ物がならないくらいあるインドを1つのイメージでは語れないなって、改めて思いました。

そうこうしている内に会場に着きました。わくわく!!!

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食事編

みんなで会場の中にある大食堂でご飯を食べます。インドの結婚式は、参加者を美味しい食べ物でお腹いっぱいになるまでもてなさなければならないものらしく、ご飯食べた?お腹空いてない?という質問を至る所で受けました。南インドではお昼にミールスといって、ご飯と複数のベジカレーを盛り付けたセットを食べるのが基本。バナナの葉っぱの上に給仕の人がたくさん盛り付けてくれます。

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食堂にはご飯を作る人、ご飯の片付けをする人が働いています。何故かご飯を作るのは全員男性、片付けは女性。お昼のすぐ後から、速攻夕食作りに取り掛かっていました。大量の野菜と床と上裸と。ツッコミどころがありすぎて本当にインドは楽しい国です。

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結婚式編

食堂のすぐ上にある会場で結婚式を見ます。ヒンドゥー教の司祭による進行の下、新郎新婦や両親らは場面に合わせて、場所や方法を変えてお祈りをします。動作にどんな意味があるのかまでは分かりませんでしたが、日本の教会式よりも通過儀礼感があって私は好きでした。

新婦のサリー姿が美しい。首に巻いているお花は縁起がいいとされている物らしく、サリーとお花で華やかさが満点。新婦可愛すぎだなあ。

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儀式の間はずっと楽器隊の人たちが、司祭の合図に合わせて演奏しています。悠に3時間を超える式の間ずっと演奏し続けているんです。すごい。こんな小さい楽器ですが、とんでもなく大きな音が出ます。

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儀式を見て、ご飯を食べて、儀式を見てを繰り返した2日間でした。

1泊したので、宿泊先のホテルを用意してもらっていたのですが、エレベータが今にも止まりそうだったり、シャワー室に蛇口とバケツしかなかったり、結婚式の華やかさとは正反対な部屋でギャップに笑いました。

帰りは、大型バスで親戚の人たちと一緒にチェンナイへ帰りました。途中でチャイ休憩をしたり、お弁当を配ってもらったり、なんだか修学旅行みたいで楽しかったです。

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インド人だらけの結婚式に唯一の外国人として参加して、お世話してもらいまくった旅でした。インド人優しくて好きい。

番外編

ヘナタトゥー

新婦は腕から手にかけてとても細かいヘナタトゥーをしていました。結婚式前日に夜更かししてまで、何時間もかけて仕上げるらしい。

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衣装

2日目がメインの結婚式だったので、1日目は私服、2日目は用意してもらったパンジャビとサリーを着ました。

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お土産

新郎新婦の名前が入った袋の中に、ココナッツとお菓子などが入ったお土産をもらいました。式の後に、お土産を渡すのは日本と一緒。

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