メールに慣れると対面が怖い

【第九十三回】
こんばんは。
これは昨日の話なんですけれどね、
会社の上司と、約１ヶ月ぶりに顔を合わせたのです。と言ってもオンラインで、ですが。
メールでのやりとりは圧倒的にその人と交わすことが多く、文面からはざっくばらんで気さくで、おおらかで気前のいい、といった印象を受けているので勝手にそういう相手だと思い込んでお付き合いしているのですけど、と言うかもちろん実際にそういう人なのだろうけど、否、少なくともそういう一面は持った人なのだろうけど。
久しぶりにオンラインで顔を合わせ、私に話しかけたり、他の人に話しかけたりする様子は、何だかいつもメールをしているその人のイメージと一致しなくて。別人のよう、とまでは思わないにしろ、あれ？こんな人だったかな？と。
そもそも在宅勤務が始まる前まではそこまで密なコミュニケーションをとったことがなく、いきなりメールで距離を縮めたから、実際以上に過剰に、親しくなったつもりでいたのかもしれない。
メールだと、素っ気なく受け取られないように愛想の良さげなサービス文句のようなものを散りばめたり、私もしちゃってるもんねえ。
そんなわけで、対面した昨日を挟んでの今日は、勝手にぎくしゃくした気持ちになってしまったのでした。難しい。

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