日本らしいアイドルとは
最近、グローバルシーンで活躍している日本のアイドルに「me_i」と「XG」が挙げられる。
その二つのアイドルの共通点として、KPOPの二番煎じにならないための「日本らしい個性」をものすごくうまく取り入れてるという私の考えがある。
まずは最近、日本で目まぐるしい躍進を遂げている「me_i」から。
まず、オーディション番組から追っていた身としては、デビューへの期待感は薄かった。
今までの日本メインのオーディション番組はKPOPの二番煎じ感が強かった。どうしてもKPOPという枠の中に収まってしまい、行っていること全てがKPOPよりクオリティが低くなり、下位互換になってしまう。me_iもオーディション番組最中は同じ感想を抱いていた。が、、、、、
デビュー組結果発表でそのイメージは覆された。
「なんじゃあこの統一感のないメンツは、、、、」
KPOPは全体の統一感がとても重視される。コンセプトで表現したい世界観とメンバーが醸し出す雰囲気が近い方が、グラフィック側面をとても大事にするアイドル文化と親和性がいいからだ。
しかし、me_iの選ばれたメンバーは、顔の系統や体型に全く統一感がない。メンバー全体が醸し出す雰囲気から生まれるコンセプトが全くもって想像できなかった。ここでの期待感は-10%。運営が何を考えているのか全く持って検討がつかなかった。
しかし、ティザーが公開された瞬間、期待感は80%まで高まった。
それぞれの個性が生かされたコンセプトであり、あえて言葉にするなら「日本のプリ機」。
高校生に撮りまくってたあのプリ機の次世代のテクノロジーと可愛いPOPな感じが融合したどこかでみた懐かしさを感じた。
そして、MVが公開され、いろんな音楽番組でme_iのステージが公開された。一人一人に個性があって、寄りで見たときに、動画の二次元上でも本当に楽しんで見ることができる。
「AKBの神7」「モー娘。の恋愛レボリューション」のアイドルたちのように、一人一人の個性が強い分、まとまってパフォーマンスしている際、クラスの全員が体育祭に向けて団結したような「あの頃の青春」を想起させるのではないか。これは日本が2000年代に培ってきたアイドル文化が築いてきた、心が動かされるポイントの一つだと思う。
次に、「XG」の日本らしい魅力は、「ジャパニーズkawaiiの進化のための圧倒的なクラフトマンシップ」である。
XGは、原宿のスナップ雑誌のフルーツの世界観にとっても似ていると思う。細部まで個人のこだわりが見えるファッション起点のアーティストはなかなか見られない。
ファッションと音楽のカルチャーの調和へのこだわり。そして、日本のkawaiiに対するリスペクトと職人気質を感じる細部までこだわり抜かれたクリエイティブ。
XGは現代のサムライと表現できるような強さを感じることができる。
二つのアイドルグループから感じる日本のエンタメの明るい未来に、、バンザイ🙌
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